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知ってトクするシゴトの韓国語

ハイ・キャリアの韓国語コラム。アイケーブリッジ外語学院の幡野さんがお届けする、日常生活やビジネスシーンの活き活きとした韓国語表現集。 旬の話題や、日本語と比較したときの興味深さなど、多彩な内容です。

第27回 「ト マンナヨ!」

当校に嬉しい知らせが飛び込んできました!

ハングル能力検定協会 創立25周年企画「ハングル」検定ポスターキャッチコピー募集コンテストに、当校受講生の中野浩道さんが佳作入賞されました!コンテスト結果のページより、作品を抜粋させていただきます。

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佳作受賞作品:

「トマンナヨ!初めて聞いたとき、日本語かと思った。その言葉は、再会の約束だった。」

応募コメント:

「또 만나요.(ト マンナヨ)」。

日本語の「止まんなよ!」とほぼ同じ発音。初めは「この人、日本語できるんだ。これから帰るんだから止まりませんよ」と思っていた。

しかし、その意味は「また会いましょう」だった。自分を友人として認めてくれて、また会おうという再会の約束だ。だから、僕は止まらずに韓国語を勉強する。

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中野さん受賞の速報を私から講師とスタッフにLINEで送ったのですが、韓国人の先生方が、

「눈물이 날 것 같네요. 감동이에요.」

(ヌンムリナルコッカンネヨ。カムドンイエヨ/涙が出そうですね。感動します)

「그러게요. 감동!」

(クロゲヨ。カムドン!/ほんとうに。感動!)

とコメントされていたのも印象的でした。

私の感想。改めて、「또 만나요.」は良い響きだな、と思いました。この言葉を発し、発せられ、そしてまた会える人は、私は、皆さんは、この世にどれくらいいるのでしょう。

もしかしたら会えないかもしれないけれど、この言葉を発するときは「きっと会える」と思って発しているのですよね。

なんだかそれを思うだけで、ジーンときてしまいます。中野さんはこの方に、また会えたのでしょうか。

また会うために別れる......人と人の縁、繋がりはなんともいえないものです。

さて、以上のご紹介については、中野様からの許可を頂いて掲載しています。中野さん、この度は受賞、本当におめでとうございます!

そして中野さんのみならず、みなさんも、韓国語の学習を「トマンナヨ!」。


第26回 「冷麺の注文、ふたたび」

先週、「冷麺の裏メニュー用語より」という知っトクをお届けしましたが、韓国在住の心の友、Mさんより久しぶりにお便りを頂戴しました。ちなみにMさんは日本人女性、文中に出てくるご主人は韓国人です。

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本日のメルマガで冷麺の注文の仕方について気になったので、主人に聞いてみました。すると、거냉(コネン)や민자(ミンチャ)、엎어말이(オポマリ)という言葉は普通の韓国人では分からないみたいです。

たぶん、冷麺マニアの間や우래옥(ウレオッ)など冷麺専門店だけで使われているのではないか?と言うことでした。

거냉(コネン)
→얼음 빼 주세요~ (オルム ペジュセヨ~/氷を抜いてください)

민자(ミンチャ)
→고명 빼고 면 더 주세요~ (コミョン ペゴ ミョン ト ジュセヨ/飾りを取って麺をもっとください)

엎어말이
→곱배기 주세요~ (コッペギ ジュセヨ/麺を追加してください)

あえて当てはめるならこんな感じとの事でした。

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ありがとうございます!そうですね。きっとこれらの用語はかなりマニアックなのでしょうし、一部の地域やお店で通じるものなのかもしれません。

でも、そんなカスタマイズもできるんだ!ということを知っていただけたのではないでしょうか。皆さんだったらどんな冷麺のカスタマイズを望みますか?

ちなみに......、台湾旅行で日本料理でなく韓国料理が恋しくなるほど韓国料理が好きな私ですが、実は、冷麺だけは「うまく食べられない」のです。

この「うまく食べられない」という言い方が私としてはしっくりくるのですが、
人々が「あの噛み心地が良い」という冷麺の麺を、私はうまく噛めず、呑み込めないんです。
というわけで、ミンチャやオポマリは、想像しただけで冷麺に溺れてしまうような感覚に襲われます。ビビンミョンなら割といけるんですけどね。朝鮮半島名物、北の冷麺だったらどうでしょうか!?


第25回 「冷麺の裏メニュー用語より。去冷に去氷。」

先日、食事会で韓国冷麺の話題が上り、発展して「冷麺の裏メニュー」 の話になりました。韓国フードコラムニスト八田靖史さん手がける「韓食ペディア」に、以下のように掲載されています。

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(「韓食ペディア」の「冷麺」、'裏メニュー'より)

老舗冷麺店では好みに応じて注文のカスタマイズができる。

例えば、コネン(거냉)はスープをぬるめに(または氷抜き)。
ヤンマニ(양많이, 양마니)は麺を少し多め。
ミンチャ(민자)は具の肉を除いてそのぶん麺を多めに。
オポマリ(엎어말이)は麺を2玉にといった具合である。

冷麺店におけるいわば隠語であり、すべての冷麺店で注文できるとは限らない。

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この韓国語部分を見ていると、ワクワクしてきます。

まず、「거냉(コネン)」は、「거(去)」+「냉(冷)」ではないか、と。

夏に台湾に行き、タピオカドリンクを注文するとき、常に発したフレーズが、
「去氷!(チュービン!)」。そう、「氷抜きで!」という意味です。

「양많이(ヤンマニ)」は、「양(量)」を、「많이(マニ)」
→「많히(たくさん/マニ)」のような気がします。

「민자」に関しては、韓国人の先生に聞いてみたところ、'何もない'ことを表す固有語の接頭詞「민(ミン)」からくるのか、と。
(例:민소매(ミンソメ/袖なし、ノースリーブ))

では、「자(チャ)」は何だろう?という疑問も生まれます。

もしくは、とのお話によると、先生のお母さんの方言的なボキャブラリーの中に
「민자」があり、例えばこんな時に使っていたと。

(地味な洋服を着ている先生に対して)
「너무 민자지 않니?」(ノム ミンチャジ アンニ?/ちょっとシンプルすぎない?)

お母さんのボキャブラリーの「민자?」は、シンプル、単純、何もない、というような意味だそうです。

「엎어말이(オポマリ)」は、「엎다(オpタ/ひっくり返す)」という意味を考えると、上にポンと載せるような動作がイメージでき、分からなくもない。

「말이(マリ)」も、계란말이(ケランマリ/卵焼き)など、料理名においては巻きもの類によく登場しますね。語源は「말다(マrダ/巻く)」でしょう。

麺が二玉ごろごろとある感じが巻物に見える?......などなど、こじつけのような部分も無きにしも非ずですが、こういったあれこれに考えを巡らせるのはとても楽しいものです。

最後に、「氷抜きで!」の韓国語のフレーズは、

「얼음 빼 주세요!」(オrム ペ ジュセヨ/氷を抜いてください)

ですね。「(×)거빙!(去氷)」ではありません(^_-)-☆


第24回 「ケナダ? ケノド?」

当校スタッフたばたが休暇を使用してカナダ旅行に行ってきました。
美しい湖の写真などを旅先から当校インスタグラムにあげてくれています。
是非ご覧ください。

そんな中、当校でカナダに関する話題になりました。ちなみに、カナダの韓国語は?

캐나다(ケナダ)

ですね。ある先生がおっしゃっていたのですが、日本語話者の方で、

「캐너더(ケノド)」と発音されていた方がいた、惜(お)しい、と。

それを聞いて、韓国語としては違うかもしれないけれど、その日本語話者の方は韓国語の外来語の発音の知識があって、普段外来語の発音に気を付け、意識しながら話されてるんだな、と思いました。というのは......

日本語の外来語で「あ」の母音で終わる文字(アカサタナハマヤラワ)は、韓国語の母音では、「ㅏ」をはじめとし、「ㅓ」になったり「ㅐ」になったりします。

これはもとの言語(英語のことが多い)の発音記号に準拠しているためで、例えば「コンピューター」、「プレーヤー」など、原語が「er」で終わるものは、韓国語だと「컴퓨터」「플레이어」というように「ㅓ」で終わります。

Canada(カナダ)の(ナダ)部分の母音の発音記号も実はこの群に属するので、発音記号だけで考えると「캐너더(ケノド)」となるのでは、と思わなくないのですが、カナダの韓国語は、「캐나다(ケナダ)」なんですよね。

とある先生は、最初の発音が陽母音だからその影響かな......とつぶやいていました。もしくは一言で「以前からの習慣」と片付けてよいものか......、など、改めて調べてみたいと思います。いくら理論を勉強しても、例外も少なくないので面食らうこともありますね。

캐나다는 가 본 적이 없는데 사진을 보고 한번 가 보고 싶은 마음이 생겼어요.

(ケナダヌン カボンチョギ オムヌンデ サジヌルポゴ ハンボン カボゴシップン マウミ センギョッソヨ/カナダは行ったことがありませんが、写真を見て、いちど行ってみたいという気持ちになりました)

それにしても、旅行写真のカナダの湖の美しいこと。この世にはきれいな場所がいっぱいあって、いつまでも元気で、長生きして、お金をためて(!)、いろんなところに行きたいなと思う日々です。


第23回 皆さんの『麻薬』は?

先週末、韓国語による特別講演会「日韓通訳の醍醐味と難しさ(한일통역의 묘미와 어려움)※同時通訳付き」が無事終了いたしました。ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございます。

当日のレポートは、幡野ブログスタッフブログよりご覧ください。

講演者のぺ先生が、「醍醐味」のお話しをされる中で、通訳が上手くいったときの快感を「麻薬」と例えられていました。

韓国語でも、

「마약(マヤk)」ですね。

ですね。

この「麻薬」を味わうと、それが忘れられなくなる、と。

本来通じ合わない人たちを通じさせることができたときの喜び、これは私もわかる気がします。以前当メルマガでもご紹介しましたが、ユ〇クロのレジで、中国人のお客さんと店員さんを通じさせることができたときは飛び上がらんばかりの気持ちになりました。

しかし、私にとってもっと「麻薬」的なものを感じる瞬間があります。それは、このような講演会を企画し、参加者の皆さんに喜んでもらえたとき、また、受講生の皆さんに「同時通訳の経験ができて良かった」と思ってもらえたとき、そう、「橋渡し」の役割を果たせたときです。

저에게 있어서는 누군가의 가교가 되었을 때 그런 기분이 됩니다.

(チョエゲ イッソソヌン ヌグンガエ カギョガ テオッスルテ クロン キブニ テムニダ/私にとって、誰かの橋渡しに慣れたとき、そのような気分になります)

皆さんにもそういう対象がきっとあるのではないかと思います。
皆さんの「麻薬」は?そんな談義をしてみたいものです。



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プロフィール

幡野泉

幡野泉さん
アイケーブリッジ外語学院」代表および「All About 韓国語」ガイド。 1998年、韓国・延世大学校韓国語学堂修了。同年コリア・ヘラルド新聞社主催「第33回外国人韓国語雄弁大会」にて最優秀賞・文化観光部長官賞受賞。 2004年に「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開設。 同年、延世大学校韓国語教師研修所 第20期研修過程修了。 2016年 韓国雄弁人協会主催「第21回世界韓国語雄弁大会」にて国務総理賞受賞。 著書に『明日から使えるシゴトの韓国語』(アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編応用編』(三修社)、『リアルな表現が話せる!韓国語フレーズブック』(新星出版社)などがある。 2010年の中国語講座開講をきっかけに中国語の学習を開始し、2014年にHSK(新漢語水平考試験)最上級6級で181点獲得(合否なし)。 2015年 第32回全日本中国語スピーチコンテストにて第2位入賞。 2016年NHK World Chinese主催 第3回中国語ラジオパーソナリティコンテストにて会場賞を受賞。

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