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知ってトクするシゴトの韓国語

ハイ・キャリアの韓国語コラム。アイケーブリッジ外語学院の幡野さんがお届けする、日常生活やビジネスシーンの活き活きとした韓国語表現集。 旬の話題や、日本語と比較したときの興味深さなど、多彩な内容です。

第45回 「既読スルー」

先日当校で、ひょんなことから「韓国語の'既読スルー'ってなんて言うのかな?」という話になりました。

既読スルーとは、LINEなどのSNSでメッセージを送り、相手がそのメッセージを開いた(読んだ)ことを表す「既読」の表示が送り手側に出ても、その後返信がないことを言いますね。

韓国人の先生によると、韓国にもそういう意味のネット用語がある、と。それは、

읽씹(イkシp)

と言い、

읽고 씹기(イrコ シpキ/読んで、無視すること)

から来ているそうです。읽다(イkタ/読む)は良しとして、씹다(シpタ)ですが、これは元々「噛む」という意味です。しかし、韓国人の間では以前より「無視する」という意味でも俗語的に用いられていたとのこと。

(例)
왜 내 카톡 읽씹했어?
(ウェ ネ カトk イkシッペッソ?/なんでカカオトーク(のメッセージを)、既読スルーしたの?)

この例文を韓国人講師が言ったとき、日本人スタッフが「怖~い(笑)」と。なるほど。こんなとき、どちらかというと韓国人は比較的、ハッキリと例文のように聞ける人が多いのかもしれません。「既読スルー」に悶々とし、何も言えずに気をもむのは日本人に多い傾向なのでしょうか。

メールが出てきたころ、「'メール送ったけど、届いた?'と結局、電話をする」なんて小話がありましたが、なんだか良い時代だったなぁ、と思います。「읽씹」、「既読スルー」......このような概念から解放されて自由な精神で生きていきたいものですね。

小ネタですが、少し前にNHKで放映された「となりのシムラ」の「既読」というショートドラマ、SNSに翻弄されるおじさんの役を志村けんさんがユニークに演じていて、とても面白かったです!


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プロフィール

幡野泉

幡野泉さん
アイケーブリッジ外語学院」代表および「All About 韓国語」ガイド。 1998年、韓国・延世大学校韓国語学堂修了。同年コリア・ヘラルド新聞社主催「第33回外国人韓国語雄弁大会」にて最優秀賞・文化観光部長官賞受賞。 2004年に「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開設。 同年、延世大学校韓国語教師研修所 第20期研修過程修了。 2016年 韓国雄弁人協会主催「第21回世界韓国語雄弁大会」にて国務総理賞受賞。 著書に『明日から使えるシゴトの韓国語』(アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編応用編』(三修社)、『リアルな表現が話せる!韓国語フレーズブック』(新星出版社)などがある。 2010年の中国語講座開講をきっかけに中国語の学習を開始し、2014年にHSK(新漢語水平考試験)最上級6級で181点獲得(合否なし)。 2015年 第32回全日本中国語スピーチコンテストにて第2位入賞。 2016年NHK World Chinese主催 第3回中国語ラジオパーソナリティコンテストにて会場賞を受賞。

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