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知ってトクするシゴトの韓国語

ハイ・キャリアの韓国語コラム。アイケーブリッジ外語学院の幡野さんがお届けする、日常生活やビジネスシーンの活き活きとした韓国語表現集。 旬の話題や、日本語と比較したときの興味深さなど、多彩な内容です。

第33回 「カマイソバ~」

ちょうど10日くらい前になるでしょうか。韓国の水原とソウルを訪れてきました。長いお付き合いになる韓国の雄弁協会さんにお声をかけて頂き、水原で開かれた韓国語スピーチの祭典でスピーチをしてきました。(※大会報告ブログ

趣味活動のオーケストラの本番を控えており、夜の練習を終えた後、羽田から2時発の大韓航空深夜便に乗りソウルへ。深夜便に乗るのは初めてだったのですが、こんな時間でも機内食が提供されることに驚きました。しかし、離陸と同時に貴重な睡眠を取るために眠るよう努めたので、それを何となく断ったことしか覚えていません。

羽田発でしたが、到着は仁川。明け方4時半に到着。ゆっくりと韓国料理の定食を食べ、始発の水原行きのバスを待ちました。

行くたびに、バスが乗りやすく、チケットも買いやすくなっている韓国。空港出口のバス停に立っていると、おじさんたちが乗客の世話を焼いてくれます。

「こっちに並んで」
「ここは通路だから荷物を置かないで」
「どこに行きたいの?それなら○番だよ」
というように。

その中で聞こえてきたある韓国語のフレーズ。わたし、この響きが大好きなのです。
「カマイソバ~」

もともとは、

가만히 있어 봐요.
(カマニ イッソ バヨ/[直訳]じっとしていてください)」

から来ていて、「ちょっと待っててくださいね」という意味に発展するのですが、なんと言いますか、ただ「待っていて」ということを言いたいのではなく、「わたしに任せなさい。○○してあげるから。」というような、韓国人ならではの「世話焼き好き」感が出てくる言葉なんです。

使命感を持って乗客をさばくおじさんたちのプロ意識を感じた一幕でした。

ブログにも書きましたが、ソウルの秋は最高でした。 韓国はこれから厳しい冬がやってきますね。韓国在住の皆さん、温かくしてお過ごしください!!


第32回 「山梨の富士急ハイランドで乗り物に乗ります」

初級のグループレッスンを担当しました。

~에서 ...을/를 -ㅂ/습니다 : ~で ...を -ます

を学び、

놀이공원에서 놀이기구를 탑니다.

(ノリゴンウォネソ ノリギクルr タmニダ/遊園地で乗り物に乗ります)

という練習用の例文が出てきました。

メンバーの皆さんが地方出身の方々だったため、遊園地のお国自慢?をサッとしたあと、私が意気揚々と(←ポイント)、

제 고향은 야마나시 현입니다.
후지큐에서 놀이기구를 탑니다.

(チェ コヒャンウン ヤマナシヒョニmニダ フジキュエソ ノリギグルr タmニダ/私の故郷は山梨県です。富士急(ハイランド)で乗り物に乗ります)

と話したところ、

「えっ、富士急って、静岡県じゃないんですか?」
「あ、僕もそう思ってました」

ちょ、ちょっと待ってください。富士急ハイランドは山梨県(しかも富士吉田市←心の中の叫び)ですよ!

「富士山は、静岡県か山梨県か(→実際は両方にまたがっている)」なんてことは今更いいのですが、小さい頃から夏はプールに入り、冬はスケートに興じ、乗り物の音が家まで聞こえてくる富士急ハイランドは間違われたくないのです!

まぁ、仕方がありません。「富士」という名の付く限り、東海道五十三次、新幹線からの富士山、という印象が強いので、全国的な視点から見ると、静岡県を連想するのでしょう。

でも、このメルマガをお読みの皆さんは是非ご承知おきください。 (^_-)-☆

저는 야마나시 현의 후지큐에서 놀이기구를 탑니다.
(チョヌン ヤマナシヒョネ フジキュエソ ノリギグルr タmニダ
/私は山梨県の富士急(ハイランド)で乗り物に乗ります


第31回 「SNS用語は'短く!'」

当校自慢のSALONシリーズが盛り上がっております。昨日は、「知りたい、使いたい!韓国語のSNS用語と言い回し」講座を開催しました(当校ブログ)。

カカオトークやインスタグラムなどSNSで使われる韓国語の俗語や流行語を学び、自身で文章を書いてみる、という内容です。

韓国語は日本語に比べ音のバラエティーが広いので、このようなネット用語も多様で楽しいですね。どんなものがあるでしょう。講座の一部からご紹介しましょう。

・꿀 -(クr)

こちらの元の意味は「はちみつ」ですね。当メルマガでも取り上げたことがありますが、「꿀맛(クrマッ/蜜の味)」のように、比喩的に良い意味でつかわれます。ネット用語としての「꿀 -」は、「とても-」という意味になります。

そこで、

「꿀잼(クルジェム)」

こちらの意味、分かりますか?잼が「?」となりますでしょうか。

もともとSNS用語というのはツイッターのように字数制限があったり、カカオトークやLINEのようにテンポの早い会話を成り立たせるために「短く」なる傾向があります。というと、わかる方もいらっしゃるかもしれません。

꿀→아주
잼→재미있어요

そう、「아주 재미있어요(アジュ チェミイッソヨ)」のネット用語になるわけですね。

講座で取り上げたネット用語は他にもとてもたくさんありますが、例えば、「안알랴줌(アナrリャジュm)」なんかは答え?を聞くまでわたしも分かりませんでしたね~。正しくは「안 알려줌(アナrリョジュm/教えな~い)」。

分かち書きしてくれれば分かるのにー!なんて叫びたくなりますが、そう、ネット用語は「短く」が鉄則ですから、分かち書きは少なくなる傾向があります。

なんてことを学ぶ120分。同じ講座を今週の土曜日に開催します。バラエティーに富んだ韓国語を知りたい方、普段の学習に刺激を与えたい方、お気軽にご参加ください。まだ参加お申込は間に合います!お待ちしています!
(→講座詳細、申込方法は、こちら。)


第30回 「ここが困るよ。日本語の'~かもしれません'」

久しぶりに「All About 韓国語」に新記事をアップしました!記事名は、「ここが困るよ日本人~ 韓国人ビジネスマンの本音」。(記事はこちらから

株式会社COCOAの宋基東社長へのインタビュー記事です。題名はやや刺激的ですが、日本への愛情や、日韓を良くしていきたいという宋社長の想い溢れる記事になりました。是非ご覧ください。

記事の中で、「日韓ビジネスの現場で困る日本語」を挙げています。それは、「~かもしれない」。

記事中の文章を抜粋すると、

========

「(韓国)これ、いかがですか?」-「(日本)できるかもしれませんね」
「(韓国)今度ソウルに来てください」-「(日本)それ、いいかもしれないですね」

それぞれ直訳すると
「△ 할 수 있을지도 모르겠네요.(ハルス イッスルチド モルゲンネヨ)」
「△ 그거, 좋을지도 모르겠네요.(クゴ チョウルチド モルゲンネヨ)」

となりますが、どちらも韓国語として回りくどく、違和感があります。

こんなとき、韓国人は
「좋네요.(チョンネヨ/良いですね)」
「어려울 것 같아요.(オリョウル コッ カタヨ/難しそうです)」
など、最初からはっきりと印象や意志を伝えます。

========

なるほど~。私も言っているかもしれなーい!(あ、言っちゃった!)

というわけで、結構言っていました(笑)。「そうかも~」、「できるかもしれな~い」と、口癖のように言っている自分に気づきました。それぞれ、「そうね~」、「できそうだね~」でも良さそうですよね。

さらには、日本人が「~かもしれない」と言っていたら、それを韓国語に通訳翻訳する人は、

「-ㄹ/을지도 모르겠다(ウルチド モルゲッタ)」を使わずに
せめて「-ㄹ/을 것 같다(ウル コッ カッタ/~のようだ) 」で訳すと良いかもしれません、いやいや、良さそうです。

今回、私も日本のビジネス文化や日本語を振り返る良い機会になりました。これからも自分の発する言葉をチェックしていきたいと思います!


第29回 「女神様とおもてなし」

もう雨はいいです~、と思うほど、都心は雨が続く毎日でした。

このまま秋の爽やかさを感じることなくハロウィンが終わり、そのままクリスマスの飾りつけで街がいっぱいになってしまうのでは!?と危機を(笑)感じていましたが、今日はなかなかの秋晴れとなりました。

さて、当校ではいよいよ、秋から冬に向けての特別講座シーズンが始まるため、益々教室が活気づいています。

まずは今週土曜日の『みんなの接客韓国語』出版記念~「おもてなし韓国語」講座ですが、進行を担当する、書籍翻訳者の崔先生から小道具の指示がありました。

洋服に化粧品......これらを使ったロールプレイなんかも行います。

「미백 효과가 있어요.」
(ミベッ ヒョグァガ イッソヨ/美白効果があります)

「이 상품은 재고가 얼마 안 남았어요.」
(イサンプムン チェゴガ アンナマッソヨ/こちらの商品は品薄です)

(以上、『みんなの接客韓国語』より)

このようなお客さんの立場でない韓国語も、学習し甲斐がありそうですよね。いまからとても楽しみです。

(※参加申込み締め切り:10/27(金)正午。こちらから)

そして! 1年ぶりにミュージカルから韓国語を学ぶ講座を開講することになりました。ファンにはたまらないあの作品、『女神様が見ている(原題:여신님이 보고 계셔)』です。

講座を担当する日下先生が、韓国の劇団から許可を得、開講することになりました。
(※講座詳細はこちら

日下先生からの作品解説によると、「ストーリーは朝鮮戦争を舞台に、敵味方である南北兵士が無人島に漂着し、もに暮らすことになることで生まれる物語で、出演が女神様のひとり以外はすべて若い兵士役のため、日本でも女性ファンが多くついている作品です」

私はこの作品を観たことがありませんでしたが、この韓半島ならではの題材、そしてそのストーリー設定に興味津々。いくつかの動画を観てみましたが、その躍動感に「韓国でミュージカル観たい熱」が沸き上がってきました。

原題の「여신님이 보고 계셔(ヨシンニミ ポゴ ゲショ)」ですが、「여신님이 보고 계셔(ヨシンニm)」はお分かりですね。そのまま「女神様」です。

「보고 계셔」は、まず、「보고 있어요.(ポゴ イッソヨ/見ています)」と考えると分かりやすいでしょうか。

これに、女神様に対し尊敬語が使われ、「보고 계세요.」(ポゴ ゲセヨ/見ていらっしゃいます)となり、

丁寧語「요体」が無くなって、
「보고 계셔.」(ポゴ ゲショ/見ていらっしゃるよ)となります。

というわけで、当校では秋から来年に向けて、いろんなワクワクする講座を企画中。韓国語学習のモチベーションアップに! 知識の蓄えに!是非ぜひ、お出で下さいね。



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プロフィール

幡野泉

幡野泉さん
アイケーブリッジ外語学院」代表および「All About 韓国語」ガイド。 1998年、韓国・延世大学校韓国語学堂修了。同年コリア・ヘラルド新聞社主催「第33回外国人韓国語雄弁大会」にて最優秀賞・文化観光部長官賞受賞。 2004年に「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開設。 同年、延世大学校韓国語教師研修所 第20期研修過程修了。 2016年 韓国雄弁人協会主催「第21回世界韓国語雄弁大会」にて国務総理賞受賞。 著書に『明日から使えるシゴトの韓国語』(アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編応用編』(三修社)、『リアルな表現が話せる!韓国語フレーズブック』(新星出版社)などがある。 2010年の中国語講座開講をきっかけに中国語の学習を開始し、2014年にHSK(新漢語水平考試験)最上級6級で181点獲得(合否なし)。 2015年 第32回全日本中国語スピーチコンテストにて第2位入賞。 2016年NHK World Chinese主催 第3回中国語ラジオパーソナリティコンテストにて会場賞を受賞。

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