HOME > 中国語・多言語 > 知ってトクするシゴトの韓国語

知ってトクするシゴトの韓国語

ハイ・キャリアの韓国語コラム。アイケーブリッジ外語学院の幡野さんがお届けする、日常生活やビジネスシーンの活き活きとした韓国語表現集。 旬の話題や、日本語と比較したときの興味深さなど、多彩な内容です。

第17回 「醍醐味」

後ほどご紹介しますが、韓国語通訳に関する当校講師の講演と、受講生による同時通訳、そして「パナガイド」という無線機を使ったワクワクする特別講演会の企画がまとまりました。この瞬間は、私がもっとも仕事の醍醐味(だいごみ)を感じる瞬間です。

講演テーマも「日韓通訳の醍醐味と難しさ」というテーマとなり、今日の「知っトク」テーマは、この「醍醐味」。韓国語ではどうなるのかな......、と思い調べてみたところ、

1.제호처럼 매우 좋은 맛.(○○のようにとても良い味)
2.사물에 대한 깊은 맛; 묘미; (事物に対する深い味、妙味)
(以下省略)

とありました。さらに、この「제호(チェホ)」が、ナンダ??と思い、調べてみたところ......、

「제호[醍醐]」

と書かれているではありませんか。

「醍醐のようにとても良い味」って、醍醐の味なんて、知らないんですけど!と思い、今度は日本の辞書で「醍醐」を調べてみたところ、

「牛乳を精製した中で最も美味しい味とされている。(中略)すでに製法は失われており~」

とのことでした。へぇ~。妙味、と言われるゆえんですね。醍醐......、味わってみたいです!

ということで、講演テーマは韓国語で、

「한일 통역의 묘미와 어려움」(ハニルトンヨゲ ミョミワ オリョウム)

です。仕事とは、この醍醐味を味わえるからこそ様々な困難も乗り越えられる気がします。講師の先生が通訳という仕事に感じる醍醐味はどのようなものなのか、今からとても楽しみです!


第16回 「韓国語の、どこが難しいか?」

当校が実施する中上級者向けのレベルチェックを兼ねたインタビューの中に以下のような質問があります。

한국어를 공부하시면서 어떤 점이 어려웠습니까?
(ハングゴルr コンブハシミョンソ オットンン ジョミ オリョウォッスmニカ?
/韓国語を勉強されていて、どんな点が難しかったですか?)

これまで何人、何十人もの方のインタビューをさせていただき、圧倒的に多いのは以下の答え。

발음이 어려웠습니다.
(パルミ オリョウォッスmニダ/発音が難しかったです)

次に来るのは、

한국어와 일본어의 미묘한 차이가 어렵습니다.
(ハングゴワ イrボノエ ミミョハン チャイガ オリョpスmニダ
/韓国語と日本語の微妙な違いが難しいです)

です。うーむ、どちらも同感です。

韓国語らしい発音や抑揚を手に入れたかったころ、ラジオのパーソナリティの声をシャドーイング(影のように後について言うこと)したりしました。
また、「(ネイティブと私は)なにが、どこが違うのか」を、感覚でなく、客観的に、具体的に分かるように分析する癖をつけました。

ある程度、韓国語らしい発音ができるようになったかなと思っても、
2番目の「韓国語と日本語の微妙な違い」に苦しめられ続けます。

「あ、外国語話者だ」と瞬時に判別がつくのは発音や抑揚もさることながら、
この「日本語っぽい韓国語を話してしまう」ところかな、と思います。
(たまに、韓国語っぽい日本語を話してしまったりも...(笑))

ネイティブらしい韓国語は永遠の憧れですね。近づきたいですし、
近づきたい皆さんを応援したいと思っています。

これまで、多くのお問い合わせを頂戴してきましたが、当校で1年ぶりの
中上級者向け「発音・抑揚'矯正'プログラム」を開講することになりました。
2回完結。平日班と土曜班があります。(※講座詳細

「'(ネイティブと自身は)なにが、どこが違うのか'を、感覚でなく、
客観的に、具体的に分かるように分析する」

ここです。それが分かったら、それを無意識のうちに実践できるよう
朗読練習をすることになっています。
是非、「ネイティブらしい韓国語」に近づこうではありませんか!


第15回 「日韓'国民的飲料水'談義」

出勤した韓国人N先生が、「わたしこれ、だめでした~(飲めませんでした)」と、
机の上に置いたのは、「カルピス」のペットボトル。

「ええーっ!」という、私や日本人スタッフ、韓国人R先生。R先生は韓国人ですが、
カルピスを愛飲しています。

「カルピスは美味しいですよ~。駄目だなんて、理解できない(笑)」、なんて話をしながら、私たち日本人は子供のころからカルピスが身近にあったな、と。そう、カルピスは
日本の国民的飲料水と言っても過言ではないでしょう。

私 「韓国人にとっての'カルピス'(国民的飲料水)って、なんでしょうね。
   ええと、ええと、 あのお米の入ったジュース、なんだっけ......」

スタッフ 「식혜(シッケ)ですね」

私 「そうそう、シッケ!」

韓国人先生二人 「그것과는 다른 것 같아요. 식혜나 수정과는 한국 사람 중에도 싫어하는 사람이 있거든요.」
(クゴックァヌン タルン ゴッ カタヨ。シッケナ スジョングァヌン ハングッ サラム チュンエソド シロハヌン サラミ イッコドゥンニョ
/それとは違う気がします。シッケやスジョングァは韓国人の中でも嫌いな人がいますから)

スタッフ 「바나나우유(バナナウユ/バナナ牛乳)ですかね」

韓国人先生二人と私 「あー、バナナウユ~!(その通り!)」

私「저는 바나나우유를 안 좋아하는데 이해가 안 가요?」
(チョヌン バナナウユルr アンジョアハヌンデ イヘガ アンガヨ
/私はバナナ牛乳が好きではないんですけど、理解できませんか?)

R先生「 어머! 이해가 안 가요-!」(オモ!イヘガ アンガヨ~/なんと!理解できません~!)

と、楽しいおしゃべりを繰り広げました。私たちが子供のころからカルピスを飲むように、韓国人はバナナウユを飲んでいるんですよね。

일본 사람에게 있어서 칼피스, 한국 사람에게 있어서 바나나우유는
국민적인 음료수라고 할 수 있겠습니다.
(イルボンサラメゲイソソ カrピス ハングッサラメゲ イソソ バナナウユヌン 
クンミンチョギン ウmニョスラゴ ハrス イッケッスムニダ
/日本人にとってカルピス、韓国人にとってバナナ牛乳は、国民的飲料水と言うことができるでしょう)

大人になってからは甘いジュースは飲まないようにしているのでカルピスは
飲まなくなりましたが、カルピスというと中学校の夏休みの部活動を思い出します。
ほぼ毎日あり、汗を流しながら夕方帰って来て、冷蔵庫からカルピスを出し(濃縮液を水で割ったもの)、一気飲みする。あの美味しさは今でも忘れられません。


第14回 「雨男に雨女」

先週、インバウンド事業の一環で栃木県の日光市に行ってまいりました。
一連の研修の日は本当に雨が多く、傘を持って行かない日は一度とないほど。

事業の主要メンバーの一人であるI氏は自称「強烈な雨男(あめおとこ)」。
「今日も雨ですね!」、「いやぁ、僕がいるからねぇ(笑)」という会話を毎回しています。

やはり日光行きの日も(梅雨時なので確率は高いとしても)雨でした。同じやり取りをし、
私が「Iさんがいらっしゃる限り、晴れ間は見られないようですね」と。

こう話した瞬間、「語学学校の例文」脳に切り替わり、脳内で韓国語で言い換えていました。
韓国語にすると、

○○씨가 계시는 한 맑은 하늘을 기대하기 힘들겠네요.
(○○シガ ケシヌン ハン マルグン ハヌルr キデハギ ヒmドゥルゲンネヨ
/○○さんがいらっしゃる限り、晴れた空を期待するのは難しそうですね)

ですね。「-는 한(-ヌン ハン/~する限り)」がポイントです。少し強い言い方になりますが、
「やっぱり今日も!」「○○さんはある意味、すごい!」という気持ちを表したく、
このような表現となりました。

雨男に雨女。科学的にはまったく根拠はないのでしょうけれど、雨で憂鬱に
なりがちなところを、この話題で少し明るくできるような気がします。


第13回 「誰か(いませんか)~?」

第13回より、当コラムが再スタートします。
日常生活からビジネスシーンまで、「知ってトクする」活き活きした韓国語表現をお届けします。

*************************************

先日、どんな流れだったかは覚えていないのですが、スタッフや先生たちと
事務スペースで仕事をしながら、「誰か~。(これできる人いませんか?助けてください~)」
という一言を発しました。
ふと、「誰か~(←できる人を探している)」の韓国語は、どうなるのかな、と思い、
「누가 ~」(ヌガ~/誰が~)
うーん、違うなぁ。
「누군가 ~」(ヌグンガ~/誰かが~)
うーん、これも違う。
......とつぶやいていたら、先生が教えてくれました!それは、
「누구 없어요-?」
(ヌグ オプソヨ~/誰かいませんか~?)
なるほど!誰かを探しているときは、「누구?(ヌグ/誰?)」だけではだめで、
述語が付かないと、意味をなしてくれないのですね。
なんてことない表現なのに、あ、そうだったんだ!と思われた方も少なくないのでは?
頻度が高いようで低いフレーズのような気もしますが(^^;
日本語と韓国語の特性が現れている気もします。是非チェックしてみてください。



《 前 1 2 3 4 5 6 次 》


↑Page Top

プロフィール

幡野泉

幡野泉さん
アイケーブリッジ外語学院」代表および「All About 韓国語」ガイド。 1998年、韓国・延世大学校韓国語学堂修了。同年コリア・ヘラルド新聞社主催「第33回外国人韓国語雄弁大会」にて最優秀賞・文化観光部長官賞受賞。 2004年に「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開設。 同年、延世大学校韓国語教師研修所 第20期研修過程修了。 2016年 韓国雄弁人協会主催「第21回世界韓国語雄弁大会」にて国務総理賞受賞。 著書に『明日から使えるシゴトの韓国語』(アルク)、『シゴトの韓国語 基礎編応用編』(三修社)、『リアルな表現が話せる!韓国語フレーズブック』(新星出版社)などがある。 2010年の中国語講座開講をきっかけに中国語の学習を開始し、2014年にHSK(新漢語水平考試験)最上級6級で181点獲得(合否なし)。 2015年 第32回全日本中国語スピーチコンテストにて第2位入賞。 2016年NHK World Chinese主催 第3回中国語ラジオパーソナリティコンテストにて会場賞を受賞。

Usefulお役立ちコンテンツ


お仕事情報
お仕事情報
通訳・翻訳お仕事Q&A
通訳・翻訳お仕事Q&A