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チャンめぐみのちょこっと中国NEWS

中国ちょこっとニュース Vol.178

■中国通信機器大手の華為、エリクソン上回り設備売上高で世界最高

サーチナ、 4月1日

 中国通信機器大手の華為技術が3月31日発表した2013年の売上高は前年比8.5%増の2390億元(約4兆円)、純利益は同34.4%増の210億元だった。売上高はスウェーデンのエリクソンを上回り、通信会社向け設備を主力とするメーカーとして世界最高となった。


■中国のEC事業、取引規模が160兆円を突破

人民日報海外版、3月21日

 中国電子商務研究センターは19日、杭州市で「2013年中国電子商取引市場データモニタリング報告書」を発表した。
 中国の電子商取引市場の取引規模は2013年に10兆2000億元(約166兆2600億円)に達し、2012年の8億5000万元(約138兆5500億円)から29.9%増となった。


■中国のIT企業は世界を覆すか、世界に覆されるか?

人民網、3月25日

 テンセントの現在の時価総額が1500億ドルを上回り、すでにインテル、シスコ、HPなど米国の伝統あるIT大手を上回った。中国という巨大な市場において、テンセントやアリババなどのIT大手は入念に事業に取り組み、勢いに乗って前進し、世界も羨む成果を獲得した。しかしその輝きの裏に潜むリスクには注意が必要だ。中国のOSや重要チップなどの基礎技術面の開拓能力に限りがあるため、中国のインターネット発展には「転覆」の危険性があるのだ。
 例えばスマホ用OSは、アップルとグーグルの2社に独占されている。この構造の中、中国のモバイルネットワークの発展の命脈は、海外企業にコントロールされている。
 グーグルのアンドロイドは開放的なプラットフォームだが、OSのアップグレードの中に「怠慢」があれば、中国IT企業の製品の機能と使用感が大幅に割り引かれる。
 陰謀論の面から見ると、米国政府はハイテク企業を「戦略的資産」として挙げることを忌避していない。これは米国が各国のハイテク企業の発展に対して、「レッドライン」を引いたことを意味するのだろうか?制限を受けない強者に自ら支配権を放棄させることは、おそらく天に登るよりも難しいだろう。
 中国のIT企業が世界に進出し、世界での競争の中でシェアを切り開くためには、基礎を固め、革新の研究を重視する必要がある。1500億ドルという金額は、莫大な規模の事業を示しているが、同時に警戒を引き起こしている。世界を覆すか、世界に覆されるか、これは一つの問題だ。


■習近平主席がドイツ訪問で手に入れたい5つのものとは?―ドイツ紙

参考消息(電子版)、3月30日

 3月28日、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは、中国の習近平国家主席がドイツを訪問し、ガウク大統領やメルケル首相と会談したことに関連し、中国がドイツに求めているものを指摘した。
 中国との交流で、ドイツ経済界が求めるものは新たなマーケットであり、ドイツ政界が求めるものは北朝鮮やシリア、イラン、ロシアなど"不安定な行動"を起こす国とのコミュニケーションや地球温暖化問題など大国としての国際的な責任だ。一方、中国は何を求めているのか?それは次の5つである。
1.技術
 中国はドイツの先進的なテクノロジーに興味を示しており、その見返りとして巨大なマーケットを提供しようとしている。
2.高付加価値を生みだす機器・設備
 中国は自国製品をより優れたものにしようとしており、そのための機器・設備を必要としている。中国は世界最大の
 機器・設備生産国ではあるものの、品質という観点から見ればドイツとは比べ物にならず、中国がドイツから輸入
 する専門機器・設備はますます増加している。
3.超一流のブランド
 中国はドイツ自動車産業にとって最も重要な市場だ。フォルクスワーゲンが販売する自動車は4台のうち1台は
 中国市場で売れている。中国人はドイツの品質や技術、特にドイツのブランドイメージに大金を使う意向を持っている。
4.クリーンな環境
 中国人は悪化する環境汚染に大きな不満を抱いており、中国はドイツの経験と技術を必要としている。
5.尊重
 習主席は「友好は尊重、信頼、寛容の基礎の上に成立するが、国家の交流もまたしかりだ」と語っている。


■世界で躍動する「中国のおばさん」、冷静さを呼び掛ける声も

レコードチャイナ、 4月1日

 金相場が昨年4-6月にかけて下落し、中国の中年女性が競うように金を買い占めたため、米ウォール・ストリート・ジャーナルが中国語で「おばさん」を指す「dama(大媽)」という言葉を使い、「世界の金市場に影響を与える新鋭軍」と同現象を報道した。そして、「dama」という言葉が世界で広く知られるようになった。
 家庭の財布のひもを握っているだけでなく、時間があり、投資の意欲もある「dama」達は、金市場だけでなく、その他の財テク市場でも活躍するなど、さまざまな分野で台頭している。「dama」は今や、ウォール街で金を底値買いする力を持つだけでなく、宝石に関する知識も豊富で、パリで最も美しいと言われるシャンゼリゼ大通りで風を切って歩く。
 家庭を切り盛りするだけでなく、大金を出して不動産を売買する。株式からぜいたく品、金からビットコイン、中国国内から国外、さらに、現実の世界からバーチャルの世界にいたるまで、いち早く狙いを定めて登場し、一掃していく「dama」の姿をいたるところで見ることができる。次々に奇跡を起こし続ける「dama」に、世界の商人が注目している。
 複数の経済学専門家が、「dama」は投資する前にいろいろな事を深く考える姿勢が必要で、「期待」と「無情な金融科学」、「冷静」の間には、大きな距離が存在していると警告する。そのため、投資者は投資の前に、経済の動向を正確に把握し、資産の合理的な運用という理念を築き、投資能力と判断力を向上させると同時に、心を落ち着かせなければならない。


■Wifiルーターにパスポート 奇妙な供え物が並ぶ中国の墓参り事情

東北網、3月30日

 間もなく日本の彼岸にあたる清明節を迎える中国で、Wifiルーターやパスポートなどをかたどった供え物用品が店頭に登場し、人気を集めている。
 湖北省武漢市にある供え物店に、紙で作られたWifiルーターが販売され、多くの市民が注目したと伝えた。そして「祖母はパソコンをいじったことはなかったが、ルーターを買えばネットにつないで暇つぶしになるのでは」と肯定的に捉える市民の感想を紹介した。店主によるとWifiルーターは今年初めて売り出したとのことで、用意した30個が2時間足らずで売り切れたという。
 奇抜なお供え物はこれだけにとどまらない。不動産証書、あの世用ICカード、パスポートなどの証書類が14種類入った「あの世証書セット」が今年新たに売り出され、「これさえあれば、生活に困らない」という売り込み文句のもとでよく売れていると別の店主がいう。
 中国人は、あの世とこの世は隣近所のごとくつながっており、この世と同じような生活が営まれていると考える。この世でインターネットが開通すれば、あの世でも開通しているのだ。そしてこの世の住人は、あの世の住人であるご先祖様の生活を支援しなければならず、墓参りの際に紙銭などの財物をかたどった供え物を燃やすことでその「義務」を全うするのである。
 ご先祖様のためとはいえ、それでも「俗っぽさ」は否めない。中国国内の民俗学専門家が「先祖祭りには神聖な雰囲気が必要であり、誤った『拝金主義』の価値観を持ち込んで葬祭文化の荘厳さを破壊してはならない」と苦言を呈したという。


■バスターミナルが不吉な「アレ」に似ていると話題に=ネットではデザイナーのセンスを疑う声も

騰訊新聞、3月31日

 中国湖北省宜昌市の長距離バスターミナルの奇抜なデザインがネットで話題となっている。
 市のランドマークとなっているこのバスターミナル。棺桶を思わせるそのデザインに、ネットでは「バスターミナルを3つの棺桶にしちゃうなんて、このセンスはどこから来るのか」と疑問の声が上がっている。
 同ターミナルは2012年7月1日にオープンしたもの。鉄道の宜昌東駅とともに同市の交通ターミナルとなっている。


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プロフィール

安藤チャンめぐみ

安藤チャンめぐみさん
中国上海出身。上海で大学を卒業後に来日。東京大学大学院で農学生命科学研究科の修士課程を経て、ドイツ系企業バイエルのグループ企業に就職してマーケティングや貿易業務に従事。日中間の架け橋的なビジネスに注力したいと退職し独立した。現在、日中間のビジネスを開拓しながら、某テレビ局で中国全般に関するニュースなどの通訳・翻訳の仕事、取材同行などに携わっており、5年以上の実績がある。最近は日本と中国の起業家精神や女性の自立心の違いにも注目している。