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Bazinga!

第36回 Pick your brain

 Apple pickingと言えば、この時期に行うりんご狩りのこと。私の住むミシガンは、りんごの産地としても有名で、あちらこちらでりんご狩りを行うことができます。他にもブルーベリー狩りなどもあります。Pickはそんな風に「拾う」とか「選ぶ」という意味があります。A picky personとは、a choosy personのことで、「これが良い」とか「これは嫌だ」と食べ物に限らず、好き嫌いの多い人のこと。しかしBrainをPickするという表現の意味はわかりますか? 会社の同僚がLet me pick your brain.と言って、あなたの前に座ったら、どうしますか? 脳みそを取られてしまうと不安になることは無いでしょうが、その意味を理解するのに悩むかもしれません。Pick someone's brainは、誰かの脳みそを借りて、新しいことを学ぶということ。何か悩みがあって、打開策を探っていたり、手詰まりの状況を打破する案を求めていたりする時に使えます。Can we meet for a coffee so I can pick your brain?と言えば、相談があるから、コーヒーでもどう?という誘い文句です。


第35回 You wish

 「○○だったらいいのに」と思うことがあるでしょう。もしくは、友達と話をしていて、「本当にそうだったら良いのにねえ」と相槌を打つことがあるかもしれません。「明日のテストがなくなれば良いのに」という友達に、そんなことはありえないことは充分承知で、「そうだね、そうなれば良いのにね」という状況です。そんな表現がYou wish.です。You can only hope.とも言えます。実際に何をWishするか、Hopeするかを言う必要はありません。ただYou wish.と言えば、その気持ちが相手に伝わります。You can only hope.は、「願うだけなら可能」という意味ですから、実際に実現する可能性はゼロという意味が含まれています。


第34回 Stitch

 Stitchと聞くと、裁縫を思い浮かべる人が多いと思いますが、それ以外の意味があるのをご存知ですか? ここ数年、日本ではジョギングブームのようですが、あまりトレーニングをせずにいきなり走ったりすると、横っ腹が痛くなったことがありませんか? これがStitchです。I got a stich. I need to slow down.(横っ腹が痛くなったから、少しゆっくり走る)という風に使えます。

 痛みを外国語で説明するのは難しいもの。Painというと、鋭い(Sharp)な場合が多いですが、Acheといえば、鈍い(Dull)なものが多いです。病院にいくと、On the scale from one to ten, how much does it hurt?と聞かれることも。痛みの程度を、1から10の数字で表してくれ、というものです。日本では腹痛=Stomachacheと学びがちですが、Stomachは「胃」ですから、正式には胃痛です。下腹部が痛いのであれば、それはAbdominal painです。子供たちはTummy acheといったりもします。


第33回 You tried

 難しい表現ではないのに、いざ英語で表現しようとすると、どういったらよいかわからないということは珍しくありません。「ちょっと背中を掻いてくれる?(Can you scratch my back?)」「後で返事するね(I will get back to you later.)」などはそんな類の例かもしれません。何かに挑戦して、うまくいかなかったとき、「がんばったんだけどね」と慰めの言葉をかけるとき英語ではWell, you tried.と言えます。You did your best.ともいえますね。これには、「挑戦して失敗するほうが、挑戦せずに失敗もしないよりよい」という考えが根底にあるのでしょう。It is better to have loved and lost than never to have loved at all.という表現も英語にありますが、それと似ています。


第32回 Cash in

 簡単な動詞と前置詞の組み合わせで、色々な意味になることは以前にも説明をしました。今週の表現もそんな例の1つです。

 It's time to cash in on my work from last year. という風に使います。Cash inはそもそも、カジノなどで賭け事をして、買った分のチップを現金に買える(Cash)という意味。それが転じて、苦労が報われるという意味でも使うことができます。例えば、下積み生活の時に育んだ能力であったり、作家を希望する人であれば、色々な小説を試しに書いて、それがやっと出版されることになったりすると、それは全てCash inです。Take advantage ofに似た意味でも使われます。They cashed in on the tax-free weekend.と言えば、地元の経済促進のために商店街が消費税ゼロセールを行ったりすると、それを利用して買い物をする様子です、

 Cash outであれば、レストランや居酒屋でお勘定をお願いすること。Bill, please.が英会話の教科書にある表現かもしれませんが、Can I cash out, please?やI'm ready to cash out.と言えば、もっと自然な表現になります。



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プロフィール

木内裕也

木内 裕也さん
フリーランス会議・放送通訳者。 長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。 大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。 上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。