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Bazinga!

第31回 Gut

 Gutとは内臓のこと。しかし動詞では「内臓を取り除く」という意味でも使われます。例えば魚釣りをして、魚をさばくときの様子を想像するとわかるでしょう。腹部を切り開いて、思いっきり中にある内臓を取り除きます。それと同じイメージで、家のリフォームをする時などにもGutを動詞で使えます。例えば、トイレやお風呂場をリフォームしたいとします。壁紙を変えたり、シャワーヘッドを変えたりするだけではなく、場合によっては洗面台と交換するかもしれません。もしくは居間と客間の間にある壁を取り払って、より広い居住空間を作るかもしれません。そんな時には、思いっきり洗面台や壁を取り壊します。そんな様子が、Gutです。You need to gut it, if you want new sink and cupboards.「新しいシンクや収納が欲しければ、思いっきり取り壊さないといけないよ」という風に使えます。

 もちろんGutは名詞として、内臓の意味で使われることも良くあります。またGut feelingと言えば、頭で考えるのではなく、なんとなくの直感(Intuition)として感じることです。My gut feeling tells me that it is wrong.と言えば、なんとなくそれは違うと思う、という意味です。言葉や論理では説明しにくいけれど、「なんとなく」を意味します。「なんとなく怪しい」「なんとなく心配」「なんとなくうさんくさい」など、使う局面は色々あります。


第30回 Sack

 Sackとは面白い単語です。日本語ではナップサックや指サックといった表現でも使われるように、袋状の入れ物を指します。しかしその「入れ物」の雰囲気から転じて、ベッドや寝床のことも意味するのはあまり知られていないのではないでしょうか? She already hit the sack.と言えば、She already went to bed.のこと。I'm so tired. I'm going to hit the sack.なら、「疲れたからもう寝るよ。」となります。
 
 しかしそれだけではありません。He got sacked.と言えば、「首になった」「職を失った」ということです。スラングですから、ビジネスの席などで使うのは不適切ですが、友達と話をする時には出てくる表現です。特に、スポーツバーで仲間と話をしている時に、「あの野球チームの監督がたった1年でクビになったらしいね」といった雰囲気の時に使われます。
 
 もちろん、もっとフォーマルな言い方をするなら、He got fired.になります。Fireは火ですが、学校英語でも出てくる通り、解雇する、という意味にもなります。また、He was let go.というと、少し湾曲的な表現となります。


第29回 borderline

 日本語でもボーダーラインという言葉を使います。「枠」の意味もありますし、国境という意味にもなります。何らかの境界を指す言葉ですが、これを他の名詞や形容詞と組み合わせる用法もあります。This is a borderline illegal case.と言えば、違法すれすれということ。I was borderline diabetic.ならば、糖尿病になりかけていたということ。Almostという単語は学校で学びますが、Borderlineをこの意味で使うことは、あまり学校では学びませんね。
 言い換えるとすれば、Almostだけではなく、Close toやNearlyも使えます。Borderlineより形式ばった表現です。I was close to being diabetic.が言い換え文です。教務部会のは、Borderlineは頻繁に健康に関する表現で使われること。Diabeticのほかにも、AnemicやInsomniacなどの形容詞と一緒に使われることが良くあります。


第28回 Sleep on

 ちょっと考えてから決定をしたいということがあるでしょう。例えば仕事で決断を迫られたのだけれど、明日までちょっと時間をもらって考えてから答をしたいとか、個人的な生活の中でも、例えば内装を替えるときにどの色を基本にするか、など。そんな時、「一晩考えさせて欲しい」という意味で使えるのが、Sleep onです。Let me sleep on it.と言えばいいのです。イメージとしては、何かの考えを枕の下に置いて1晩寝てみる、という感じでしょうか。
 
 ところで、Onという単語は非常に便利なものです。「上に」という意味で学校では学びますが、Tell on you とすれば、「告げ口をする」。Did you tell on me?と冗談半分で友達の間でも言います。It rained on me.だと、別に自分の頭上だけで雨が降ったわけではありません。せっかく晴天を期待していたのに、「雨に降られた」という意味。「雨が降りました」と「雨に降られました」では意味が違いますね。


第27回 On a roll

 少し前に、Go to townという表現を紹介しました。焼いたクッキーをダイニングテーブルの上に置いておいたら、いつの間にかなくなっていたという場合You really went to town!と言うことができます。それに少し似た表現に、On a rollというものがあります。同義の表現ではありませんが、イメージは似ています。
 
 On a rollとは、「次々に何かをやり遂げる」という意味。例えば休暇中に百通を超えるメールがたまってしまったとします。そんな時、30分間集中してすべてのメールに返事をした場合、You were on a roll with those email messages!と言えます。もしくは、営業活動の中でここ数日、うまく契約が次々に取れている場合、I'm on a roll!です。スポーツでも、The Red Diamonds have been on a roll.と言えば、勝利が続いていて調子がよいということ。この表現を頻繁に使えるような、成功に満ちた日々が続くといいですね。



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プロフィール

木内裕也

木内 裕也さん
フリーランス会議・放送通訳者。 長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。 大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。 上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。