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あなたの英語は大丈夫?必ず伝わるビジネス表現

第4回「tend to...」と「be prone to...」の使い分け

今回は、「~する傾向がある」という意味を持つ2つのフレーズ「tend to...」と「be prone to...」の使い分けについてご紹介します。

早速ですが、問題です。「コンサルティング企業は、事業活動において透明性が高い傾向にある」を英文にする場合、「tend to...」と「be prone to...」のどちらを使う方が適切でしょうか。

正解は「tend to」です。
Consulting firms tend to be transparent in their business activities.


【解説】
「tend to...」も「be prone to...」も「~する傾向がある」という意味ですが、そのあとに続く内容やニュアンスに応じて、適切に使い分ける必要があります。

「tend to...」は、何かが頻繁に起こる傾向がある場合に使われます。ネガティブな場合でもポジティブな場合でも使用することができ、ニュートラルな意味です。

一方、「be prone to...」は、ネガティブな結果に対してしか使用できません。そのため、「ビジネスが透明性が高い」というのはポジティブなことに対しては、「be prone to」を使うことはできません。例えば「ミスが起こりやすい」や「けがをしやすい」といったネガティブな内容について話す場合には「be prone to (making) errors/mistakes」「be prone to injury」と言うことができます。


日本語では同じ「~する傾向がある」という意味で訳されますが、英語では書き手の意図や強調したい内容によって、「tend to...」と「be prone to...」を使い分けるということを覚えておくと良いですね。


第3回 As you know(ご存じの通り)

今回は、相手がすでに知っている内容について話す時に使う、「ご存じの通り」という表現について
解説します。

△ As you know, consumers are becoming more environment-conscious and to develop eco products is a must.
(ご存じの通り、消費者の環境への関心が高まっており、エコ製品の開発が必須です。)

◯ As you might know, consumers are becoming more environment-conscious and to    
  develop eco products is a must. 
(ご存じかもしれませんが、消費者の環境への関心が高まっており、エコ製品の開発が必須です。)

◯ As you may know better than I do, consumers are becoming more environment-conscious and to develop eco products is a must. 
(私よりも十分に把握されているかもしれませんが、消費者の環境への関心が高まっており、エコ製品の開発が必須です。)

【解説】
「ご存知の通り」という意味のas you knowは使いやすい表現ですが、実は少し注意が必要です。

「知っているのが当然」だというニュアンスを言外ににおわせてしまうため、もし相手がその事実を知らない場合は気分を害してしまうかもしれません。

そのような事態を避けるためには、「相手がその事実を知らないかもしれない」という前提で、as you might knowを使うのがおすすめです。mightを付け加えることにより「ご存じかもしれないですが」というニュアンスになり、より柔らかい表現になります。

反対に「相手がその事実を十分に知っている」ということであれば、as you may know very wellやas you know better than I doといった謙遜表現を使うことで、相手が知っていても繰り返し言うべき内容を円滑に伝えることができます。

ぜひ相手の状況を考慮した使い分けをマスターして下さい。


第2回 You might/may want to(したほうが良いですよ)

今回は、「~したほうが良いですよ」と相手にアドバイスや提案をする時のフレーズをご紹介します。

△ You should amend the wording of the contract so that we can ensure the quality.
(品質を担保するために、契約書の文言を修正すべきです)

○ You might want to amend the wording of the contract so that we can ensure the quality.
(品質を担保するために、契約書の文言を修正したほうがいいですよ)

○ You may want to amend the wording of the contract so that we can ensure the quality.
(品質を担保するために、契約書の文言を修正したほうがいいですよ)

【解説】
学校でshouldを単純に「~すべきである」と習った人は多いと思いますが、shouldには「正当性」を強く訴えるニュアンスがあるため、You shouldと相手に使うと、「自分の主張が正しい」=「やや上から目線」ととらえられてしまう場合があります。

それに対してYou might/may want toは直訳すると「あなたは~したいかもしれません」となり、婉曲的な表現ですので、相手の立場や気持ちを尊重しながらアドバイスをする場合にはピッタリの表現です。

その他の丁寧なアドバイス表現としては、How about if you...やIt might be helpful if you...などもあります。

上記の例文を言い換えると、
How about if you amend the wording of the contract so that we can ensure the quality?
It might be helpful if you amend the wording of the contract so that we can ensure the quality.  
となります。

英語では、丁寧になるほど英文がまわりくどく長くなるという特徴があります。
今日ご紹介した表現も、mayやmightを使って「~かもしれない」と婉曲的にしたり、ifを使って仮定法にしたりと、直接的なアドバイス表現よりも、まわりくどく長くなることで、丁寧な言い回しになります。

もちろん直接的にshouldを使った方がよい場面もあるかと思いますが、特にビジネスではshouldは気をつけるべき単語という認識を持った方がよいでしょう。


第1回「discuss」と「address」の使い分け

みなさん、はじめまして。
テンナイン・コミュニケーションの英語教育事業部です。
私たち英語教育事業部では、英会話講師がクライアント様の社内に常駐し、オフィス内を英語環境にすることで社員の英語力向上を目指す「オフィス内英語学校」を運営しています。
通訳者の英語学習法「シャドーイング」を取り入れたレッスンもご提供しています。

このコラムでは、辞書やネット検索ではなかなかわからない英語の微妙なニュアンスの違いや言い回しなどを、ネイティブ英語講師と通訳者が解説いたします。
特にビジネスで英語を必要とされる方々にお役に立つ内容を発信していきますので、ぜひ楽しみにしてください! 

第1回目は、ビジネスシーンでよくある「~について話し合う・議論する」という状況を伝える、「discuss」と「address」のニュアンスの違いについてご紹介します。

△ We need to discuss the drop in sales in the North American region.
(北米地域での売上減少について話し合わなければいけません。)

◯ We need to address the drop in sales in the North American region.
(北米地域での売上減少について話し合わなければいけません。)


【解説】
どちらも「~について話し合う」という意味では同じですが、「address」は「discuss」に比べて「何らかの対応を前提とした議論」であることを伝えることができます。「address the issue(問題に対応する)」という使い方からもわかる通り、「address」には「対応する」という意味があるためです。

「話し合いで対応策を見つけ、それに取り組む」という意思表示をする場合には、「address」を意識して使うとよいかもしれません。

一方、discussの定義は、「誰かとある物事について議論し、考えや意見を交換する」です。何かに対処する、取り組むというニュアンスは含まれず、議論をすることに焦点が当てられます。そのため目的語には、話のテーマとしてあらゆるものが当てはまりますが、addressには、problemやissueといった対処が必要な問題や懸念事項がくることが通常です。



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