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放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現

第138回「収拾を図る」

pick up the pieces (収拾を図る)

After that terrible incident, I had to have some time to pick up the pieces and carry on with my life.

(あのひどい事件の後、私には事態の収拾を図り、人生を歩んでいくための時間が必要でした。)

pieceは「破片、部品、1点、1つ」などいくつかの意味があります。辞書を調べてみるとpieceを用いた句動詞や熟語も多く、今回ご紹介するpick up the pieces(収拾を図る)もその一つです。

pick up the piecesは「破片を一つ一つ取り上げる」という文字通りの意味もあります。よって、I picked up the pieces of the broken plate.(お皿の破片を拾った)という用法も可能です。ちなみに「チョーク1本」はa piece of chalk、「紙1枚」はa piece of paperです。日本語の「数え方」は多岐に渡りますが、英語の場合、pieceやsheet、sliceなど日本語に比べれば少ないと言えるでしょう。

pieceを用いた他のイディオムではsay one's piece(言いたいことを率直に言う)、take a piece out of ...(~をひどく叱責する)、by the piece(出来高によって)などがあり、「出来高払いの仕事をする人」はpieceworkerです。なお、日本語の「女性向けワンピース」は英語でone-piece dressまたは単にdressと言います。そういえば最近日本では女性のファッションで「スカンツ」「スカーチョ」などの新語が出ていますよね。


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プロフィール

柴原早苗

柴原 早苗さん
放送通訳者、獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 アルク「English Journal」でBBC Newsを監修した後、現在はNHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当中。 現在は通訳学校でも後進の指導にあたる。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)。「放送通訳者・柴原早苗のブログ」を更新中。