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放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現

第139回 「包括的な」

overarching (包括的な)

In order to solve the issue, we need to have an overarching plan.

(その問題の解決には包括的な計画が必要ですね。)

overarchingは「包括的な、何よりも大切な」という意味で、overarching planは「包括的な計画」のことです。overarchingは堅い表現で、通常単数形で用いられます。ほかにも文字通り、「上部でアーチ状になっている」という様子を表すこともあります。

私がこの表現に初めて出会ったのは米軍放送のAFNにおいてでした。AFNではニュースのほか、軍関係者がインタビューに応じることなどもあり、そこでは句動詞もあれば堅い表現も出てきます。まさに「生きた英語」の宝庫なのですよね。

ところで上記例文に出てくるissueですが、私の愛用する紙版辞書「ジーニアス英和辞典第5版」(大修館書店)にはproblemとの違いを記しています。issueは「議論・討論するべき社会的・政治的な問題」とある一方、problemは「対処・理解することが難しい問題を指し、否定的なニュアンスが強い」と説明があります。

類語を増やすことで、アウトプットの際にも微妙な使い分けができるようになります。ぜひおなじみの単語でもその類語まで調べて語彙力・表現力の増強を図っていきましょう!


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プロフィール

柴原早苗

柴原 早苗さん
放送通訳者、獨協大学非常勤講師。上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 アルク「English Journal」でBBC Newsを監修した後、現在はNHK「ニュースで英会話」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当中。 現在は通訳学校でも後進の指導にあたる。ESAC英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)。「放送通訳者・柴原早苗のブログ」を更新中。