ENGLISH LEARNING

第40回 変わる人になるきっかけのつかみ方

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

皆様、こんにちは。

前回お知らせした「TOEIC これならスコアも英語実践力もすぐ、ドーンとアップ、でも楽しい!」も来週末の開催となりました。

参加者の方がこの日をきっかけにスイッチが入ってしっかり翌日からTOEICの勉強が楽しくて止まらなくなるようなセミナーを準備中ですので、参加予定の方はどうぞ楽しみにしていてください。

来週の予定があけられる方で、「そろそろ本気で英語やらないとなぁ」、と考えている方、「もう今年も後3ヶ月、去年と何も変わってないや」と考えている方、「TOEICの点数をあげないと将来に影響があるよ」と考えている方、「英語ぐらいできないとなぁ」と思ってるけどまだできてない方、「頑張ってるはずなんだけど全然結果がでない」という方、是非、「きっかけ」をつかみにいらしてください。

ということで、今回はしっかり翌日から実践するための「きっかけ」をつかむというところに注目して書いていきたいと思います。

私のセミナーや英語セッションを受けたからからうれしい報告はたくさんいただきとってもうれしいのですが、もっともっと多くの方に人生が思ったとおりに変わることを楽しんでほしいからです。

ではなぜうれしい報告ができる方と何も変わらずもとの生活に戻ってしまう人がいるのか?

その二つのグループの違いはいつものcomfort zoneという安全地帯から抜け出して、risk zoneに挑戦できるかどうかの違いだと思います。ここが翌日から実践するかどうかにかかっているのです。

どういうことか?

○○ができるようになるとうたわれたセミナーに参加し、本を読んでも自分がその約束通りになっているという方は参加者や読者のうちの何パーセントだと思いますか?

わずか2%だそうです。

私自身も変えられなかった体験と変えられた体験の両方があります。

変えられなかった体験がジョギングです。ジョギングをすると脳が活性化されてよりひらめきがたくさん出てくるというあるセミナーを受講した後、結局翌朝もいつもどおり仕事ぎりぎりまで寝てしまったのです。

その他方で変えられ、成功した経験はアドベンチャーレースです。アドベンチャーレースをやると決めて自転車で二子玉川からみなとみらいまでマウンテンバイクで通勤するといいと良いレースのために準備になると聞いた時には3日後には通勤を始めていました。

そのおかげで7年後には日本で一番困難と言われていた伊豆アドベンチャーレースにも参戦することができました。

前者の敗因と後者の勝因の差がまさにこの実行する際に必要な要素なんだと思うのです。

ということで、この差を理解すれば、誰もが実行できないという問題を解決でき、人生を思ったとおりにかえられる、はずですよね。

前回もシャドーイングの極意は、なりきりの物まねでシャドーイングし、間違え探しのように正解と自分のパフォーマンスを比較することと伝えました。

同じように失敗したケースと成功したケースを間違え探しのように比較してみてください。

違いはなんでしょうか?

前者の場合はジョギングするメリットである脳の活性化が欲しいと思いながら、何も行動をとっていなかった。メリットを理解するだけでは行動を変えるだけの変革の力を生み出せなかったのです。

後者の場合はすぐにMTBを購入し、10万円自腹をきっていました。代償の先払いと言いますが、人は投資をすると、見返りを期待する傾向になります。

もちろんこれはお金だけでもなく、時間でも熱意でも努力でも投資になります。

私のところに朗報を報告してきた方の共通項は、すぐに第一歩の投資をしている方です。

「実践ビジネス英語を暗唱するといいよ」というアドバイスから、ヴァイタルジャパンで勉強会を立ち上げる。

「去年行った出張者にアポをとってやり方を聞くといいよ」とうアドバイスから、すぐにアポをとって聞き出した。

「通訳学校の体験クラスを受けるといいよ」というアドバイスから、すぐに通訳学校に電話し予約した。

私自身も振り返ってみて、違いを作れた時とそうでない時には、違いがあります。

違いが出る時は、セミナーや本を読んでいる時からこうしようという行動が案をして具体的に思い浮かび、変更に向かう第一歩を熱がさめないうちにとっています。

ということは皆さんも意図的にこの手順を踏んでいけば、必ず違いを作れるようになるはずです、よね?

ではこの9月30日に開催予定のTOEICのセミナーにいらっしゃる方だったら具体的にどういう風にこの手順を実行していけば良いのかを考えてみましょう。

受講しながら、どうしたら自分の毎日が今のままにならないかを考えます。

例えば、TOEICの点数をあげたいとしましょう。

しかし、いつも仕事が忙しいからという理由で残業してしまい、勉強する時間が作れない。

朝の時間だったら作れるかも。であれば、早朝TOEICコースに申し込む。

仕事が終わった後だったら、時間が作れるかも。であれば、夜にTOEICを勉強したい仲間を作って、勉強会を主催する。

週末だったら時間が作れるかも。であれば、図書館にいって必ず2時間勉強してから、遊びにいくようにする。必ず始めるように、週末に解くTOEIC問題集を帰り道に買ってかえる。

ランチの時間だったら時間を作れるのであれば、ランチ時間が有効に使えるようにお弁当を作っていく、ランチを朝コンビニで買っていく、配達してくれるお弁当を発注していくなど。

このように具体的な行動を思い浮かべ、第一歩を感情が高まっている間に踏み出せば、後はやるだけですから、必ず違いが生み出せるようになるのです。

なんとなく自分を変えるきっかけのつかみ方がわかりましたでしょうか?

これを読んでたくさんの方からきっかけをつかみ、さらに大きな成果を手にした成功物語が聞けるのを楽しみにしております。

今回は自分を思ったように変えるきっかけのつかみ方、実行の仕方を具体的にお伝えしてきました。

次回もお楽しみに。

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記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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