ENGLISH LEARNING

第1回 誰でも高得点を達成できる秘訣とは判断力?!

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

 2011年より世界衝撃TOEIC攻略法コーナーを担当させていただくことになりました。

私自身、TOEICを最初に受けた時は300点以下でした。英会話を少しかじっていたにも関わらず、全く事前準備もせずに受けた時の結果です。短大を卒業して英語を使った仕事をしたいと思いつつそんな結果だったのでとても落胆したことを今でも覚えています。

 英会話とは全く違う発想で勉強しなければならないんだと気付いたのですが、どこからスタートしたらいいのかも分からず、しかも学校に通う元手も無いという状態でした。

それが半年後に再度TOEICを受けた時には805点だったのですから私自身びっくりしました。その後、半年かけて900点をクリアし、その一年後に950点を達成しました。

 いままでも何百人もの方になぜ500点も半年で上げられたのかという質問を多く受けました。

 今回、ハイキャリアの中でこのコーナーを設けていただきましたので、できるだけ詳しく、私の失敗談も含めながら、私のTOEIC攻略法をお伝えすることで少しでも皆様の英語の上達の一助になれば幸いです。

 TOEICを最初に受けた時、リスニングは気が付いたら問題が流れ、回答を眺めながらどれだろうと悩んでいる間に、次の問題が流れ始め、後手に回っていました。文法問題は一語一語読んで、下線問題は何が間違っているのかも見当もつかず、なんとなくこれかなと選んで回答していました。穴埋めも同様に何が質問の意図なのかとは全く考えられず、ただただ合ってるような気がするものを選んでいました。当然、長文問題は頭から意味を理解しようとして質問に答えていました。結果、時間切れ。そして回答率も悪く、結果300点さえ行かないという悲惨な結果になったのです。

挫折感にさいなまれる中で、私が次にしたことは、貯金でした。

英語の勉強方法は沢山あります。英会話学校、留学、TOEIC専門学校、留学準備学校、TOEFL専門学校、通訳学校、翻訳学校などの通学形式もあれば、今ではYouTubeやsmart.fmなど、無料でインターネットを使って勉強する手段も豊富にあります。

どれを使ったらよいのかを迷うことも多いのではないでしょうか?そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

まず始めに英語で何をしたいのかを明確にしましょう。

英語を学ぶ目的は英会話、TOEIC、英検、ビジネス英語等多岐にわたります。目標も「ただ旅行でもっと不自由なくコミュニケーションをとりたい」、「TOEICのスコアを上げて外資系に就職したい」など様々です。

私はTOEICのスコアではなくて、実はTOEFLのスコアを留学のために上げたいと思っていました。しかしTOEFLの勉強を一人でしても元々が怠け者の私にはとても無理だと思ったのです。

そこでまず貯金をして、TOEFLの専門学校に通ったのです。

もちろんその専門学校に通ってくださいというわけではありません。

同じ英語でもそれぞれの目的に合った勉強法があるということをお伝えしたいのです。

残念ながらその学校でも同じ授業料を払い、同じ授業を同じ時間だけ費やしたにも関わらず上達した人もいれば、そうでない人もいらっしゃいました。

何が違いなのでしょうか?

そこに焦点を当てながら、このコーナーではお話していきたいと思います。

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記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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