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通訳・翻訳のお仕事Q&A
★ 通訳になるには、専門の学校に通った方がいいですか?
通訳の勉強は個人でもできますが、通訳養成学校ではより実践的な学習ができます。メモの取り方、サイト・トランスレーションという通訳技術を習得できるだけでなく、同じ目標を持った仲間に出会えたり、学校から仕事を紹介されるというメリットもあります。通訳を目指す人は、学校で訓練を受けることをお勧めします。
★ 通訳者に求められる条件とは何ですか?
まずは基本的な英語力は必須です。それから好奇心旺盛で、ポジティブな人。通訳の勉強は目に見えてすぐに結果が出る訳ではありませんので、常にモティベーションを維持できる粘り強い性格の人、例え一つの仕事がうまく行かずに落ち込んだとしても、すぐに立ち直って次に進めるバイタリティーのある人が向いています。
★ 留学(海外)経験は必須ですか?
必ずしもそうではありません。誤解されがちですが、語学が出来れば誰でも通訳になれる訳ではなく、『話す』ことと『通訳する』ことは全く別の能力です。語学が出来ることは大前提ですが、通訳には技術、約束事があります。また日本語能力や通訳する分野に対する深い知識などが必要となってきます。現に海外経験がないのに、トップクラスの通訳者として活躍している先輩もたくさんいらっしゃいます。
★ 通訳は、他の仕事と兼業できますか?
通訳の仕事は平日のオフィスアワーがほとんどですので、正社員をしながら、通訳の仕事を受けるのは難しいです。ただ通訳をしながら語学学校の教師をしたり、演劇をされている方もいます。
★ 企業内通訳とはどんな仕事ですか?
企業に常駐し、通訳のスペシャリストとして働くのが企業内通訳です。正社員または、契約、派遣など業務形態は様々です。フリーランスの通訳者に比べて収入は安定しています。企業内通訳は、通訳業務だけではなく翻訳を兼務したり、また秘書業務などを並行して行う場合もあります。通訳スキルと組織人としての適性が求められます。
★ ボランティア通訳とはどういう仕事ですか?
大きな国際事業や地域の国際交流などのイベントで、報酬を受けずに通訳することを言います。最近の例で言えば、ワールドカップではボランティア通訳者が大活躍しましたね。
★ フリーランス通訳者になりたいのですが仕事が安定するのかどうか心配です
フリーランスの通訳者は、組織的なしがらみに縛られることなく自由に仕事が出来る立場ですが、それだけに自分の実力をシビアに評価されます。幅広い分野で、高いパフォーマンスを発揮できるだけの通訳技術が必要です。それとは別に専門分野、自分の得意分野を持つことで、仕事のチャンスを増やして行くことが必要です。
★ 同時通訳と逐次通訳の違いとは何ですか?
同時通訳とは一般的に「同通」と呼ばれています。スピーカーの発言を2、3秒遅れて通訳します。参加人数の多い会議や長時間に渡る会議は同時通訳の形態をとるケースが多いです。通訳者は通訳ブースの中で、ヘッドフォンを通して発言者の声を聞きながらマイクに向かって通訳します。 逐次通訳は、スピーカーがある程度まとめて発言し、それを随時通訳していく手法です。少人数の会議や社内会議、プレゼンテーション、記者会見等で多く用いられます。
★ ウィスパリングとは何ですか?
ウィスパリングは、会議の中で、1・2名の参加者が通訳を必要とする場合によく用いられます。発言者の生の声を聞きながら同時に通訳をするので、自分の声で発言者の次の声が聞こえなくなるのを防ぐため、ささやく(ウィスパー)のような小さな声で通訳をします。
★ シャドウイングとは何ですか?
"通訳の訓練技法の一つですが、テープなどの音声の少し後について、聞こえたとおりそのまま影のように追いかけていくことを言います。他にも、メモ取り・リテンション・サイトトランスレーションなどのように、様々な訓練技法があります。"

★ インハウスでどの程度経験を積めば、フリーランスになれますか?
基本的に、インハウスにて通訳経験を数年積んでからフリーランスに移行される方が多いのですが、具体的に何年というのは、その方のスキルによるので一概には申し上げられません。目安として、大体どの分野でも資料がなくてもウィスパリングが出来ると思う時期が来たらフリーになってもいいのではないでしょうか。
フリーの仕事は、資料が事前に出なかったり、毎回新しい分野の仕事を受けることになるので、どんなことにも対応できるスキルが必要になります。

★ 実務経験がなくても、通訳になれますか?
学生時代から語学を勉強していて、そのまま通訳になった方もたくさんいらっしゃいます。ただ、語学だけでは通用しないのが通訳の世界ですから、会社組織のしくみ、各業界の知識など、実務経験があるからこそプラスになることも多いはずです。語学プラスアルファを磨いていく必要がありますね。
★ 駆け出しの通訳者です。どのようにすれば、もっとお仕事を頂けるようになりますか。
通訳・翻訳者にとって必要なスキルは、通訳力、語学力はもちろんですが、それと同時にコミュニケーション能力、サポート能力が必要になってきます。特に最初は、仕事を選ぶというよりも、来た仕事はどんどん受けていくべきです。そうするうちに、クライアントからのリピート率も増え、スキルも上がり、だんだんと依頼も増えてくると思います。
★ 通訳者になるのに、年齢は関係ありますか?
スタートは、早ければ早いにこしたことはないに違いませんが、現在活躍されている現役通訳者の中には30歳を過ぎてから通訳の勉強を始めた方も沢山いらっしゃいます。実務経験があり、何か専門を持っていれば、現場に出たときに生かせますし、どんなことであっても「遅すぎる」ということはないと思います。通訳・翻訳者になりたいと思ったら、今すぐ勉強をスタートしてみてはいかがでしょうか?
★ 秘密保持とは何ですか?
派遣先企業では部署によって、経営、新規事業など企業秘密に関わる業務につくことがあります。仕事上で知り得た情報は、その情報如何に関わらず、絶対に第三者に口外してはいけません。これを秘密保持と言います。秘密保持は通訳・翻訳の仕事の基本ですので必ず厳守してください。
★ 英語を生かした仕事に就きたければ、やはりTOEICなどは受けた方がいいのでしょうか?
自分の能力を客観的に測る一つの材料として、目安になると思います。バイリンガルセクレタリーは850点以上、通訳翻訳は930点以上を目指してください。ただ、TOEICの点数が高い=英語が出来る、と必ずしもイコールで結びつくとは言い難いですし、それよりも個人の経験や、「語学を使って何が出来るか」ということが重要になります。
★ 英語でResumeを書いたことがないのですが、どうしたらいいですか?
英語の履歴書は、自分でタイプして作成する必要があります。Chronological Order{年次別(年号の新しいもの順に書いていきます)}Functional Order{機能(職能)別(自分の経験やスキルをまとめてアピールします)}、もしくはコンビネーションなどのフォーマットで作成するのが一般的です。これまでの経験やスキルを最大限にアピールし、自分を売り込むような履歴書が作れると理想的ですね。レイアウトやフォーマットも重要なポイントで、またカバーレターも付ける必要があります。
★ 人材派遣のシステムを教えてください
まず、派遣会社にあなたの職歴、希望職種などを登録します。その後、派遣会社からの求人情報の中から自分にあった職種を選び、採用が決定されれば、派遣会社の「スタッフ」として、派遣先企業で働く事になります。 この場合、注意してほしいのは、雇用主は派遣会社であり、派遣先企業ではないということです。ですから、勤務の期間や時間給などの雇用条件は、派遣会社との間で取り交わした「就業条件明示書」に従うこととなります。
★ 派遣で働ける仕事とはどんな職種ですか?
1999年12月1日施行の「改正労働者派遣法」で、一部の職種を除き、原則自由に働けるようになりました。今まで派遣法で制限されていた業務が派遣で働けるようになりましたから、幅広くお仕事が選べるようになります。
★ 正社員になることを前提とした派遣ってありますか?
これを紹介予定派遣(テンプトゥパーム)といいます。派遣期間が終了した後、派遣先に職業を紹介することを予定した派遣のことです。このシステムは職業紹介業の許認可を受けた派遣会社が行っております。
→テンプトゥパームに興味のある人はこちら
★ 海外在住なのですが、通訳・翻訳の仕事はありますか?
海外にも通訳・翻訳エージェントはたくさんありますので、そちらに登録するとお仕事を紹介してもらうことが可能だと思います。また、在宅ベースで翻訳を行うということであれば、時差の問題さえクリアすれば日本のエージェントに登録して仕事を受けることが出来ます。また日本のクライアントでも海外在住の通訳者を希望される場合もあります。
★ 男性だと、通訳翻訳の仕事に就くのは難しいでしょうか。
男性の方で通訳・翻訳者としてご活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
女性の占める比率が高い職種ではありますが、年々男性通訳者翻訳者の需要は高まっています。
★ 地方在住なのですが、仕事はありますか?
国内ですと、どうしても仕事は東京に集中してしまうのですが、地方でも通訳の需要はあります。また、翻訳ですと場所を選ばずに出来るため、海外でも地方でも関係なくお仕事はあります。
★ 通訳・翻訳の両立は可能でしょうか?
両方とも、似て非なるものであり、それぞれに特別な別のスキルが必要とされる職種です。極めたいと思うのであれば、どちらか一つに絞った方がより専門性が出てくるのではないでしょうか。英語の場合は両方やっていらっしゃる方は少人数です。逆に企業内の場合は、通訳・翻訳両方のスキルが必要になることが多いので、あるレベルまでは両方出来た方がいいでしょう。また他言語の場合は、依頼件数が少ないこともあり両方やっていらっしゃる方が多いです。
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