INTERPRETATION

第19話 通訳ブースのその後

吉岡余真人

通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

みなさん、こんにちは

前号でご披露しました、空のある、通訳ブースのその後をお伝えします。

1.癒しの空間の追及のその後

通訳のみなさんのヒントより、制作を開始した

空のある、通訳ブースですが

4月1日より、現場での運用を開始しました。

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いかがでしょうか

本番開始までは、白色LEDを点灯させ

ブースを明るくすることで、資料準備環境を向上させています。

青く見えるのは白色LEDが空に反射し、青く見えるためです。

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LEDの他、手元ランプも高輝度タイプに変更し、ブース内の視認性も向上させました。

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ハンガーにもこだわりました。

重たいジャケットも型崩れしにくい

ドイツ製の木製の女性用ハンガーです。

すべて、工藤社長のアイディアです。

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空の絵は天井と全面と側面パネルのみに描かれており

ブースの外からは空が見えにくいようになっております。

実際にブースでご担当されて通訳さんからは

心地いいとのコメントをいただきました。

ご意見・ご感想をお待ちしております。

下記、吉岡までコメントをお寄せください。

yoshioka@ten-nine.co,jp

ではまた!

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記事を書いた人

吉岡余真人

東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年から2017まで株式会社テンナイン・コミュニケーションに在籍し
2017年8月からバルビエコーポレーション株式会社を設立し現在に至る。

END