INTERPRETATION

キャンプ1

木内 裕也

Written from the mitten

 今年は独立記念日(7月4日)が日曜日に重なった為に、月曜日の振替休日を含めて3連休になりました。私はすでに夏学期の授業が終わっているので特にその影響はないのですが、仕事をしている人にとっては嬉しい3連休。今年は友人の家族に呼ばれて、2泊でキャンプに行ってきました。友人の家族は独立記念日を利用してキャンプをするのがずっと昔からのイベントになっているとのこと。私の友人の父親は10人兄弟の1人で、その兄弟姉妹が一同に集まる機会としてキャンプが企画されています。

 10人兄弟のうち、数人は仕事などの予定で参加することができませんでしたが、それでも全員で30名を超える人数が集まりました。キャンプ場の中にあるキャンプサイトの一部を貸切り、10を超えるテントと、5台を超えるキャンピングカーが集まりました。

 キャンプ1週間前から、メールなどで現地に持ち込む備品の計画が行われました。キャンプと言っても、電気のコンセントも、水道もあります。「家の半分を持ち込んで、残りの半分は自然を楽しむ」というのがアイデアで、コーヒーメーカーや携帯用コンロ、エアーマットレスなど快適なキャンプ生活を楽しむ準備が着々となされました。私も自分で使う寝袋などの他に、いくつか携帯用品を買い込んで現地に向いました。

 私と友人がキャンプサイトに到着したのは金曜日の夕方。携帯電話の電波が全く届かない場所なので、すぐに電源を落とし、日曜日の夜に自宅に戻るまで電源を入れずにいました。いつもなら数分に1度のペースでEメールやその他のメッセージが届くのですが、それに気をとられることもなく、リラックスすることができました。

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 現地到着後すぐにテントを設営。写真にあるような小さなテントですが、2人で寝るには十分。エアーマットレスと寝袋を2つ持ち込むと、快適な寝床が出来上がりました。初日の夕食は鶏肉の手羽先のバーベキュー。大きなグリルでしたが数十の手羽を焼くのには時間が掛かりました。その間に他の人はサラダを作ったり、子供たちは近くにある川に遊びにいったりしていました。2枚目の写真は料理の後にボールやお皿を洗っている様子です。

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 まだミシガン州は夜の日が長いですから、9時ごろまでは十分に明るいですし、10時になってもうっすらとした明るさがあります。夕飯の準備をしている間にキャンプファイヤーを初め、夜にはそれを囲んで暖をとりました。11時過ぎにテントに向いましたが、周囲の明るさと言えば他のキャンプファイヤー程度。天の川も見ることができました。

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記事を書いた人

木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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