HOME > 通訳 > 通訳学校へ行こう! 第3回

通訳学校へ行こう

通訳者を目指すなら、通訳学校に行くのが一番の近道です。でも「どこの学校が自分に合うのかよく分からない」という相談をよく受けます。そんなあなたに代わって、ハイキャリアスタッフがお勧めの通訳学校を取材してご紹介いたします。

第三回目は「ディプロマットスクール」です。

原校長を始め優秀でなおかつ素晴らしい人格を兼ね備えた講師陣と 熱心で志の高い受講生が集まる通訳学校、ディプロマット。!

ディプロマットスクール3つの特徴!

1.講師陣は業界でもトップクラスの現役通訳者が勢ぞろい
原校長を筆頭に11名の精鋭講師陣がそれぞれの得意分野別に分かれて指導します。
2.実践に即した授業内容と生徒一人一人へのきめ細かい指導
通訳ブースが設置された教室では、本番さながらの緊張感溢れる授業が展開されます。
3.卒業生には力量に合った仕事を紹介します
実績を積むことが大切な通訳業界において、ディプロマットが持つ幅広い国内外のネットワークはレベルと得意分野に応じた活躍の場を卒業生に提供しています。

●授業の流れ

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今回取材した授業は、ディプロマットの中でも一番上級クラスの「プロ通訳コース」の同時通訳授業の一コマでした。課題は「Obama Speech in Plague」と非常にタイムリーかつ興味深いものでした。この日の講師は、ディプロマットの設立者で、現在も第一線で通訳者としてご活躍されている原不二子校長でした。

早速通訳ブースへ

すでに通訳者として活躍されている方が多く受講しているコースとあって、授業開始直後から受講生と原校長とが課題について具体的に話していました。受講生であり、社内通訳者として活躍されている稲葉智子さんに少しお話を伺いました。昨年の10月から通学し始め、現在は2セメスター目に入ったとのこと。きちんとした通訳の勉強を受けたくて入学された彼女は、通うなら絶対に原先生に教えてもらいたいという思いから、ディプロマットに入ろうと決めていたそうです。 現在の自分のスキルの限界を感じながら、客観的に自分の通訳パフォーマンスが見られるようになったことが一番の収穫だそうです。次々に受講生が到着し、その都度、原校長が課題についての感想を聞かれていました。時間をやりくりしながら通学しているからこそ、時間を無駄にはしたくないという、いい緊張感が先生と受講生の間に流れていました。簡単な資料確認をした後、さっそく2人ずつ通訳ブースに入り、同時通訳の訓練が始まりました。

後半はフィードバックと質疑応答

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およそ30分のスピーチの同時通訳を終えたところで、次に原校長の各自へのフィードバックがありました。それぞれの良いところ、気になったところ、癖、多用する単語、定訳語の確認、などを的確にそして丁寧に指導されていました。また、合間に原校長が語る自らの現場体験談は場を和ませたり、緩急ある授業はあっという間に時間が過ぎていきます。お話しを伺った稲葉さんの「通うなら絶対にディプロマットと決めていました」の言葉が頭をよぎりました。本番さながらの緊張感の中、授業はテンポ良く進んでいきます。

通訳を目指す方へのメッセージ

原不二子校長

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私は、物心ついた頃から母に「女性は自立しなさい」と言われて育ってきました。それゆえ、女性の自立を支援したい、通訳者を育てたいという強い気持ちで1984年にディプロマットを設立しました。
そして、このディプロマットは技術を教えるだけではなく通訳者としての心を入れる所だと思っています。例えば他の人より上手い通訳者として見られたい、という気持ちは必ず聴衆者に伝わってしまいます。通訳する上で一番大切なのは、そういった気持ちよりもその人のボディランゲージ、意識、考え方、そして「本当のメッセージを届けよう」という気持ちを持って、現場で一緒になった人たち、つまりチームで一体となることです。バランス感覚がとても大切なんです。
また通訳者はただ訳すだけはなく、どうやったら相手の心に届くのかを考えることが重要です。この学校では「通訳とはサービスである」という理念に則って、細かく指導をしています。
通訳者を目指している人は、まず人生をどう生きたいかを自分で理解してもらいたいですね。厳しい仕事ですので、憧れだけではやっていけません。通訳は肉体労働でもありますから、ガッツや健康管理も必要です。そして、自分が通訳という仕事を心から楽しめるかというのが重要です。他人がブリッジやゴルフをやっているのと同様、「私は通訳を楽しませてもらいます」という気持ちを私はいつも持っています。

<原不二子校長 略歴>

東京生まれ。上智大学外国語学部国際関係史研究科博士課程修了。
お母様の薫陶により幼い頃からバイリンガルで育ち、高校の2年間は英国留学。
21歳の時MRAスイス大会で同時通訳デビュー。以来、G7サミット、GATT閣僚会議、人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議、ILO総会、世界経済フォーラム、インターアクションカウンシル、アフガニスタン復興会議、世界水フォーラムなどの会議通訳者として活躍。また、日野原重明医師が運営するホスピス「ピースハウス」で長年にわたり通訳をしてきた。1984年に通訳・翻訳エージェント(株)ディプロマット設立し、代表取締役社長となる。併設スクールで後進の指導にある。1997年、ディプロマット・オブ・カリフォルニアを設立、代表に就任する。
(財)尾崎行雄記念財団常務理事。
著書に『虎、世界を行く』『通訳という仕事』『通訳ブースから見た世界』(ジャパンタイムズ社刊)などがある。 翻訳書に『尾崎咢堂自伝』(プリンストン大学出版会)、『笹川良一研究』(イーストブリッジ出版社)などがある。

取材を通して

21歳のときにスイスでの国際会議でぶっつけ本番での初の通訳をされたというお話しで始まった原校長へのインタビューは、すべて心に深く響くとても素敵なお話でした。数多くの国際会議や大舞台での通訳を経験されているからこそおっしゃる通訳者として日頃からどうあるべきか、例えば、「通訳という仕事は上手くいって当たり前であり、ベストではない状態と分かっている中でベストのものを提供する、上手くいっていない状態をどう処理するかという一面もあるので、この仕事は危機管理でもあります」というようなお話しはすべての仕事に通じる内容でした。それをさらりとおっしゃる力の抜け具合、先生の佇まい、どれも本当に素敵でした。また、先生と厚い信頼関係で結ばれていることを強く感じるスタッフの方々がスクールを誇りに思ってらっしゃる気持ちがまた素晴らしかったのです。
ディプロマットで勉強したい、ディプロマットで教えたい、という人が後を絶たない理由を体感した時間でした。

お問合わせ先

株式会社ディプロマット

住所:
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-3-20 仙石山アネックス505
TEL:
スクール直通 03-5472-7615
WebSite:
http://www.diplomatt.academy/interpreting

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