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通訳者のための現場で役立つ同時通訳機材講座

第12話 パナガイドの使用方法

みなさん、こんにちは
台風が過ぎ去り、東京は猛暑です。
第12話は、パナガイドの使用方法です。

みなさんの通訳した音声が、どのように聞こえているか
ご存じでしょうか。

皆さんの使う、パナガイドの送信機は非常に感度よく、さまざまなノイズを拾います。
下記のように、マイクの先端部分は非常に感度が良く、指先で触れただけでもノイズとして聞こえてしまいます。

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下記のように
マイクの付け根部分も、接触したノイズになります。

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これらのノイズは、受信機(レシーバー)より雑音として聞こえます。

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対策は
通訳中はマイクに触らない これしかありません

折角の通訳もマイクの使用方法ではお客様の評価も変わってきます。

次回はピンマイクの使用方法について、お伝えします。
ではまた!


第11話 同時通訳現場レポート(ワシントンDCにて)

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

第11話は、先週末までワシントンDCで開催されていた
第3回成年後見法世界会議の様子をレポートいたします。
テンナインは通訳と同時通訳機材運用業務を受注しました。

まずはじめに開催された、東アジアの分科会ですが
下記の様に、コストを抑えるため、日本から簡易ブースを持参しました。
専用トランクで簡単に運送ができます。
また1700mmの幅があり、3名横並びで座ることができます。
DIS製の同時通訳システムを持参し、3名ともヘッドフォンで音を取ることができます。
LEDの手元ランプで資料も見やすいと好評です。

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米国では、機材費用も高価です。
その場合日本からの持参も可能ですので、私吉岡(yoshioka@ten-nine.co.jp)までご相談ください。

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また今回の会議は
日本からの参加者のために
英語⇒日本語への同時通訳となったため
各会場とも通訳者用にヘッドフォンアンプを下記のように、準備しました。

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これにより、マイク音声を確実に聞くことができます。
Bang&Olfsenのヘッドフォンは装着感、音質とも良く、通訳のみなさんに好評でした。

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左より、シャーマン小口和子さん、佐藤譲二さん、マーシャル太田かおりさん
ワシントン在住の通訳者です。

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分科会会場では、部屋が小さく、通訳音声が会場に拡散するのを防ぐため
ピンマイクを口に近付け、紙で覆いながら通訳するという、高度なテクニックの業務でした。
しかし、マイクを近付けすぎると音が割れるため、実際は3㎝ほど離してマイクを使用していただきました。

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本当にお世話になりました!

ワシントンレポートでした。
See you next time!

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国会議事堂前にて


第10話 テンナインの同通ブース環境

読者のみなさま、こんにちは。

節目の第10話をお送りします。
今回は通訳の皆様に好評をいただいている
弊社のブース環境をご紹介させていただきます。

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まず最初はブースの内部です。
資料用のマグネットに、プラズマクラスター(小型空気清浄機)
通訳のみなさんが使用可能なコンセントです。
手元ライトも白色LEDにし、ブース内部の反射照明としても生かしました。

尚、ムーミンは社長が大好きで、
フィンランドから取り寄せる凝りようです。


続いては簡易ブースです。
2名用ですが、3名も可能です。

このブースは専用トランクにて運送が容易です。
来週には米国での国際会議で使用します。

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特長はLEDの反射を生かし、手元を明るくすることで
通訳のみなさんの作業性を向上させていることです。
プラズマクラスターも、もちろんありますよ!


下記の写真は
弊社で日常使用している、BOSCHの通訳ユニットです。
マイクの先には、テンナインのコーポレートカラーである、オレンジ色のウインドスクリーン(風防)を装着しております。
このウィンドスクリーンがあることで、声の風圧を軽減でき、みなさんの通訳音声をクリアに参加者に届けることができます。

ヘッドフォンもbang-olufsenを使用しております
特長として
音質がよく、耳あてが上下左右に可動するため、装着感が良いと好評です。
色も弊社のコーポレートカラーのオレンジです。
他にイエロー、白、黒を用意しております。

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いかがでしょうか

下記の手元ランプには
時間、温度も表示し、通訳のみなさんのために
さまざまな情報を確認できるようにしております。

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今後もさらに工夫してきます。

ではまた次回!


第9話 最新のテンナイン機材事情

読者のみなさま
大変お待たせしました。
第9話を投稿させていただきます。

その分、第9話では最新の機材事情についてご報告します。

その1 テンナイン自社ブースのお披露目

まずは下記写真をご覧ください。

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このブースは私がこの業界に入った、25年前から設計し、改良を加えてきました。
外観にも梨地の素材に技術者にもやさしい、すべての面を面取りし、設営による
けがの防止にも配慮しています。

弊社では通訳のみなさんが、通訳業務をしやすい環境をこれからも追及してゆきます。

その2 パナガイド運用現場にて

 先日の現場において、献血の案内にて使用中のマイクが、CH-1に混信しました。
電波は共用ですので、混信があった場合、CH-2やCH-3にすぐに変更して対応してください。
パナガイドの電波は322MHzという周波数を使用し、電波の強さも0.01Wで無免許で運用が可能です。
送信機が2台ある場合は、同じチャンネルにしないようにしてくださいね。

よろしくお願いします。


第8回 長野オリンピックの思い出

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私はこの時期が来ると、過去の熱い感動を想い出します。
それは「第18回冬季オリンピック競技大会」長野オリンピックです。

下記写真は1997年12月にローザンヌで開催されたIOC理事会終了後
IOC本部クーベルタンの間の外での記念撮影です。

私は長野オリンピック組織委員会の同時通訳機材担当で
長野で使用する機材をIOCのエンジニアへ報告するため、IOC本部に出張しました。
それもIOCクーベルタンの間の音響調整室に入り、
日英通訳の音声をエンジニアも担当させていただきました。
IOC本部の音響調整室に入った、数少ない日本人です。
そして私の右隣が当時ロンドン在住の樋口真理子通訳です。

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その時にIOCのエンジニアからもらった五輪のswatchです。
16年以上たった今でも時を刻んでいます。
私の宝物です。

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東京五輪でも経験が生かせればと思う日々です。

また、1997年10月より長野新幹線であさま号として走っているE2系も
今年3月15日のダイヤ改正で北陸新幹線用の新型車両E7系に順次置き換わってゆきます。
新幹線の車両寿命は高速で走るため、在来線の車両より短く約20年で廃車になります。

現在の8両編成から12両になります。
輸送力も現在の1.5倍に!
長野から立ったまま東京に帰ってたことを想い出します。
グリーン車のより上級のグランクラスも誕生し、北陸新幹線は3クラスに!

新幹線あさまで使用中のE2系
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3月15日よりあさま運行される北陸新幹線用E7系
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では次回!



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プロフィール

吉岡余真人

吉岡 余真人さん
東京オリンピック開催直前 1964年8月に東京葛飾金町にて産声を上げました。専門学校卒業後、稼業の理髪店を経営するが、オリンピックで開催される国際会議にあこがれ、1989年同時通訳機材会社に就職し、東京サミット、APEC大阪、ADB福岡会議の機材運営に携わる。長野オリンピックでは組織委員会にも在籍し、ローザンヌのIOC本部にも出張し、すべての会場の同時通訳機材運用を統括。第107回IOC総会、理事会、メインプレスセンター、選手村、IBC国際放送センタースポーツ調停裁判所、医事委員会などの同時通訳機材運用を統括する。
その後大手通訳会社にて通訳コーディネーターとして勤務し、社内ベンチャーで機材会社を設立。退職後2005年からは舞台を中国に移し、国際会議ディレクターにて活躍。2008年北京オリンピックでは東京五輪の招致記者会見の通訳・機材の運用に携わり中国および東南アジアでの国際会議を運営する。上海・バンコクの通訳会社にも所属し、東南アジアを駆け巡る日々を送る。
2013年に帰国後は25年の経験を生かし、テンナインコミュニケーション会議部にて海外との懸け橋になる。