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私の未来をつくるマネー術

第6回  収支を管理する仕組み

 秋らしい過ごしやすい気候になってきましたね。
食欲の秋とも、スポーツの秋ともいいますがみなさまはどの様に過ごされますか?
私は年末に大掃除をするのが慌しくて好きではないので、この季節に時間のかかる場所を掃除することにしています。 


 前回は支出を把握する仕組みの一つとして、通帳を記帳する方法をお伝えしましたが、自分にあった方法は見つかりましたか?マネー管理もダイエットや体型管理と同じ様に、まずは現状を把握することが大切だと思っています。

今回は、収支を管理する仕組みについてお話したいと思います。

 私のモットーは「今も未来も私らしく」楽しく毎日を過ごす事なので、無理な節約や目標設定はお勧めしません。また、管理することが負担になってもいけないと思っています。

ではどの様に収支を管理していくのでしょうか?

 収支のうちの収入の部分は、お仕事に応じて変化する方がいらっしゃると思いますが、前年の収入を参考にするなり予想ができると思います。

一方支出はいがかでしょうか?

 現状を把握していることが前提になりますが、何に使っているかだけでも把握したい、管理したいという方にお勧めしたい方法です。

 それは、支出に関して年度毎に予算を組むことです。国や、企業が予算を組むのと同じですね。
 基本的な生活費を把握していれば、それ以外の費用について予め予算をたて、一年間の必要な支出を把握します。収入から支出を差し引いてみると、今年一年で貯蓄できる金額が見えてきます。

 そして、その金額が妥当かどうかを次に判断します。妥当かどうか判断する為には、いままでお話したライフプランが役立ちます。将来の為に必要なお金が準備できるかどうか判断していきます。

 必要なお金が準備できない様であれば、予算を見直ししていきます。「家計の事業仕分け」です。家族のいる方は、是非家族内でこれらの予算編成の作業を共有していただきたいと思います。
 家計の事業仕分けの結果、必要な支出が算出されたら、一年で貯蓄可能な金額が見えてきます。今度はその分をあまったら貯蓄するのではなく、先取り貯蓄といって、毎月収入が入った時に先取りして貯める仕組みを作っていきます。一度仕組みを作った後は、半年か一年に一回経過を確認し修正が必要であれば行っていきます。

 私が行っている日頃の個人相談でも、お金を貯めていく仕組みつくりに適した金融商品についてもアドバイス及び商品の取次ぎを行っています。 そしてご家族のいる方は一緒に相談にお越しいただく様にお願いしています。やはり家庭内で目標を共有することで、ライフプラン上の目標により近づいていくと思います。

 この様に収支を把握する仕組みを作ることで、一年の大きなお金の流れが把握しやすくなり、お金の使い方も貯め方もメリハリが出てくると思います。

次回は、いままでお話したことをまとめていきたいと思います。

                                                 

2010年(10月11日)


第5回  現状を把握する方法

 そろそろステーショナリーショップや、本屋さんに来年の手帳が並ぶ時期ですね。
最近は手帳の種類も多種多彩なので、来年はどの様な年にしようかと思いながら、選ぶことがこの時期の楽しみの一つになっています。

さて2つ目の宿題の現状を把握する方法についてお話していきます。
資産と負債、収入と支出にわけて大まかにお話していきます。

1つめは、資産と負債の状況を確認して貸借対照表(B/S)を作っていきます。
会計や簿記のお仕事や、勉強をなさった経験のある方はイメージしやすいと思います。

左の資産の部は、金融資産や不動産の現在価値などを確認し、資産価値のある財産を並べていきます。
右の負債の部は住宅ローンや奨学金の残高などの債務を確認します。

図の様になれば、資産−負債=純資産となります。
money1-100927.jpg

   
 もう1つは、年間の収支を確認します。こちらは収入と支出の状況を確認して損益計算書(P/L)を作っていきます。

 左側の収入は、確定申告書や源泉徴収票や給料明細からでも確認できますし、年俸でお仕事をなさっている方は、直ぐに思い出すことが出来ると思います。(ここでは税引き後年収を確認してください。)

では、右側の支出はどうでしょうか?
money2-100927.jpg


家計簿をつけて年間の支出を把握している方以外は、なかなか思い出せないのです。

皆さんはいかかですか? 

 日頃の個人相談や、セミナーの中でも「家計簿をつけていますか?」と聞くことがありますが、つけている方が10人中2〜3人、その中で支出の年額を把握している方は、10人に1人いるかいなかという状況です。

 やっぱり、家計簿をつけないといけないのかと、お感じになるかもしれませんが、大切なことは全体を把握することと、管理する仕組みを作る事だと私は思っています。

私自身が行ったのはこんな方法です。

家計の支出を把握する為に、主人にも協力してもらいとにかくレシートをもらい1ヶ月毎に取りまとめました。特に光熱費は夏と冬ではかなり違っていましたが、1ヶ月のレシートをまとめて計算したところ、おおよそ一ヶ月に掛かる費用が見えてきました。


把握したかったのは以下の項目です。
    ・水道光熱費
    ・通信費
    ・新聞代
    ・家で食べるご飯代
    ・雑費 等
これらの費用を把握して、そこに住居費、保険料を加算すると、基本的な生活費が確認できます。
平均的な月を基準に12倍すれば、1年の基本的な生活費が把握できます。
これ以外の被服費や美容費、交際費、旅行代などの大きい単位の出費は、カードの明細で確認したり手帳に書き意識する様にして把握していきました。


  これはかなり時間をかけて詳細に支出を見る方法の一つですが、収支を一つの銀行口座で管理している方はもっと簡単な方法があります。

  例えば、昨年の年末の口座残高と、今年の年末の口座残高を比べてみる方法です。 

  残高が増えていれば、収入から増えた金額を引けば、1年の支出が把握できます。
        
  これなら出来そうと、1年ぶりに通帳を記帳にいってこられたお客さまもいらっしゃいました。
 
  自分にあった方法を見つけて、支出に関しては一度把握されることをお勧めします。
 
  もちろん日頃私が行っている個人相談では、これらの現状の把握もお客さまと一緒に行っています。
     

 次回は収支を管理する仕組みについてもう少しお話していきます。

                                                 

2010年(9月27日)


第4回 ライフプランを考える 3

 9月に入っても暑い日がつづいていますね。私はいつもこの時期に夏の疲れが出てしまいます。今年は特に暑かったので、秋の連休にはしっかり休息をとった後に、近場の温泉&フルーツ狩りにいって秋の自然の恵みでパワーを充電しようと予定しています。

さて、ライフプランの考え方の続きをお話していきます。

 Aさんに出した宿題ですが、これはAさんに限ったことではなく、個人相談にいらしていただいた皆さんにお願いしています。

宿題は大きく2つです。
この2つの宿題は、目安として1〜2週間で仕上げて頂く様にお願いしています。

 1つ目の宿題は、第3回でお話した、ライフプランを時系列に書き出してきていただく事です。
 漠然と考えていた「こうなったらいいな」と思うこと、将来していきたいこと、守っていきたいことを書き出していただきます。また既に時期が決まっているライフイベントについても、書き出していただきます。

 そしてその中でお金にかかる事に関して具体的な金額を調べてきていただいています。

 今までにこの1つ目の宿題を終えたお客さまに感想を伺うと、「家族の年齢を書き出しただけでも、将来何時ごろに何があるのか、予想し何を準備すべきか意識することが出来た。」「両親に親孝行をする時間も限りがあると気が付いた。」「ライフプランは考えていたけど、そこにお金が必要と考えていなかったことに気が付いた。」「いろいろ考えるだけでワクワクしてきた。」「いままで、現実を見るのは避けてきたけど、把握することで、大切なものが見えてきた。」など感想は様々ですが何かしらの気付きがあったと伺っています。

 また、私の元に相談にいらっしゃるお客さまの中には、これから結婚・出産・転職などライフイベントを控えている方が多くいらっしゃいます。 そういったいろいろなライフイベントを現時点ですべてを思い描くことは難しいと思っています。 将来的には思いが変わることはありますし、私たちを取り巻く環境も変わっていくでしょう。現時点で大切なことは大きな流れをつかむことだと伝えています。

 では、Aさんに話を戻します。

 Aさんには、将来の目標として考えている、パーマアグリカルチャーを実践したい場所を、不動産のサイトをみて具体的な場所や金額を把握していただくようにお願いしました。

 何故なら、パーマアグリカルチャーの実践はAさんのライフプラン上の目標ですが、時期が10年以上先のことで、今までは「実際どのくらいの広さが必要なのか?」「どの地域で行いたいのか?」イメージできていなかった様子でした。もう少し具体的な目標にするためにも、「東京から近い土地で行いたいのか?」「どういう地域や環境がいいのか?」 自分の感覚や具体的な金額を把握していただく為に、不動産のサイトで実際の不動産の価格を見ていただく様に話をいたしました。 現実的には、将来の不動産価格の変動などを考慮する必要がありますが、ここではその部分は省略していきます。

 こうして、ライフプラン上の目標をマネープランに置き換える為に必要な金額を、ひとつひとつ算出していきます。

 また、日頃の相談では、ライフプラン上の目標をマネープランに置き換える作業は、お客さまの思いや感情を一番に汲み取る様に注意して行っています。

 この様な、金額や時期を想定することは自分自身でも出来ますが、私のようなアドバイザーに話をしたり、考える期日を設けることで、具体的なライフプランを描くことが出来る様です。

2つ目の宿題は、現状を把握してきていただくことをお願いしています。

 具体的には、現在の資産、負債、収入、支出を確認して把握してきていただきます。その中には、会社の福利厚生などを調べていただいたりすることもあります。今後対策を考える上では出来るだけ詳細な情報提供をお願いしています。もちろん、お預りした個人情報や個人相談の中でお話した内容に関しては、細心の注意を払った取り扱いをしております。

次回は、2つ目の宿題について、支出の把握について、Aさんにお話したことや、私が実際に行った方法などをお話していきます。

(9月13日)

第3回ライフプランを考える 2

 皆さん、夏はどのように過ごされましたが? 私は信州安曇野の自然に囲まれパワーをしっかり充電してきました。 暑さ寒さも彼岸までといわれますが、しばらくは残暑も厳しそうですね。

さて、前回お話したライフプランについてもう少しお話したいと思います。

 ライフプランを考える一番のメリットは、将来をシミュレーションすることで、今なにを準備すべきか?が明確になることです。会社にも事業計画があるように、「自分らしく生きる」為に自分の人生を設計することが大切。そして、ライフプランを考えたら今度は紙に書き出していくことをお勧めします。また人に話すこともライフプランを実現させる効果が高いと感じています。そして一度書き出した後は、定期的にチェックして、現状を分析して必要に応じて目標を見直したり、望む方向へ進んでいるのか確認することが大切であると思っています。

 それでは、概念的なお話より、具体的なお話のほうがイメージしやすいと思いますので、先日相談にいらした方をモデルにお話ししたいと思います。(尚、ご本人にはモデルになっていただくことを快く承諾いただいています。)

 この方は以前セミナーに参加していただいた29歳の女性(仮称Aさん)です。
セミナーでは、ライフプランのたて方と、お金の貯まる仕組み作り、基本的な運用についてお話しました。その後もう少しライフプランについて詳しい話を聞いてみたいと、先日個人相談にいらっしゃいました。

 私は初めにAさんが描く「夢」についてお伺いしていきました。
 私  「Aさんの夢について教えていただけますか?」
 Aさん「結婚して幸せな家庭を築きたいと思っています。」

29歳の女性らしく、素直でとってもいい夢だと思いました。ですが、どの様なお相手と・・・・深く掘りすぎると、婚活相談所になってしまいますので、ライフプランについてもう少し違う側面からお話を聞いていきました。実際自分の目指す生き方を目指していたら、同じ様な考えをもって、一緒に未来をつくっていくお相手にもめぐりあえると私は思っています。

 私  「なるほど、すばらしい夢ですね。結婚生活はとっても楽しいのでいいと
     思います。でも結婚そのものをライフプランのゴールにするより、ライフ
     プラン上に結婚があると考えるといいと私は思いますが、Aさんどうですか?」
 Aさん「はい、私もそう思っています。」
 私  「では、今は何が必要だと思いますか?」
 Aさん「ここから数年は自分自身の土台を作っていく時期なので、仕事のスキルを
     磨いたり、趣味にしていた事をもう少し形にしていきたいと思っています。」
 私  「なるほど、いい考えですね。 他にはどうですか?」
 Aさん「いままでは、自分に投資をする為にすべてお金を使ってきたので、
     これからは、使うだけでなくしっかりお金も貯めて行きたいと思って
     います。」
 私  「いいですね、では具体的な目標金額などはありますか?」
 Aさん「5年後に 500万円貯めたいです。」
 私  「しっかり何時までに、いくらという目標があるのですね。とってもいい
     ことだと思います。またその他に何かありますか?」
 Aさん「今の仕事に活かすように、簿記の勉強をして資格を取って行きたいです。」
 私  「いいですね、それは何時ごろの話ですか?」
 Aさん「来年度には、資格を取りたいと思っています。」
 私  「いいですね。その他はなにかありますか?」
 Aさん「将来的には、パーマカルチャーを行って行きたいと思っています。」
 私  「パーマカルチャーですか・・・・もう少し伺っていいですか?」
 Aさん「パーマカルチャーとは、パーマネント(permanent=持続的な)アグリ(agriculture=農業)カルチャー(culture=文化) 分かりやすく言えば循環型の農業のことです。」
 私  「昔の日本のような暮らしですか?」
 Aさん「その様な暮らしです。木に実がなっていて鳥が実を食べるたら、その後糞
    が土に栄養分を与えまた木に実がなるといった感じです。 その様な環境の
    中で子供を育てたいです。」

と目をキラキラさせてお話してくれました。

 その後Aさんの夢を目標にするために、今までの話をホワイトボードに時系列にまと
め大きな流れが目に見える様にしていきました。

 Aさん「なんだかすごいですね♪ いままで思っていたことがなんだか実現しそうです。」
 私  「そうですね。思っていたことを、人に話したり、紙に書いたりすることは、
    実現させる為の初めの一歩だと私は思っています。」

 そしてライフプランからお金に関わる部分を抜き出し、目標を数値化していきまました。これからが「お金の計画」すなわちファイシャンシャルプランニングに関わる部分になります。

 次回の相談日までに、現在の状況や将来をシミュレーションする為に、いくつかの情報を提供して頂くことを宿題としてこの日の相談は終わりました。
この日の個人相談後のAさんの感想は
「セミナーで話はきいても、実際自分のこととなるとどうしたらいいのか?
分からなかったのですが、今日話をして夢が広がった感じがしてワクワクしています。」
といっていただきました。

 私が一番うれしい瞬間です。

ライフプランの上でも、やはりお金はとっても大切です。
でもお金は人生の目標を達成する為の手段だと私は思っています。

お金と前向きに向き合うことで、未来をつくっていくお手伝いをこれからもしていきたいと思います。

次回は、Aさんに出した宿題についてお話していきます。

                                                          

(8月30日)



第2回 ライフプランを考える

 お盆も過ぎて、八月も折り返し地点を過ぎました。今年の夏は皆さんどちらかお出かけになりましたか?または、お盆休みはクーラーの効いた場所でゆっくり過ごし、秋にゆっくり旅行を楽しむという方もいらっしゃると思います。

 旅行の計画を立てる時は、皆さんは何ヶ月前くらいから準備をされますか? 

 私たちは今年の夏はお気に入りの信州安曇野へ、いわさきちひろ美術館と、白馬栂池公園へサイクリング(といっても山登りですが・・・)に行ってきます。

 私は計画する過程が大好きです。「どういう旅にする?」「どこに行く?」「何を食べる?」等々、いろいろと考えることも楽しいですよね? 一緒に行く人がいれば、話はもっと弾みますよね♪ また、一緒に行く人にも見せてあげたい風景や、一緒に訪ねたい場所もあると思います。 旅行前のワクワク感は、まだ幼かった頃遠足に出かける前と変わらないと思います。
 
 でも、準備万端でも天候やハプニングによって計画を、変更しなければならなかったり、休み前に仕事が詰まってしまって、旅行そのものが楽しめなくなる場合もあると思います。そういう時にも備えて、ハプニングそのものを楽しめる心の余裕と、体調管理は日頃から気をつけていきたいと思います。

 さて、表題のライフプランについてお伝えします。
日頃、相談にいらっしゃるお客さまの多くは、既にお客さまになっている方からのご紹介です。

 たとえば、「家を買いたい」とか「保険を見直したい」「もっと効率的なお金の貯め方を知りたい」と具体的に相談したいことが、決まっている方もいらっしゃいますが、紹介していただいた方の感想を聞いて「なんか楽しそうだったので来ました」とか、「相談しにいくと、いろいろ分かっていいよ!と言われて来ました」と言っていただける方もいらっしゃいます。

 まだ具体的に相談事が決まっていない方々に始めにお話ししているのが、「今と未来の自分の為にライフプランとマネープランをたて、出来ることから一つでいいので行動しましょう!」いうことです。

 私は、ライフプランを考える上のポイントとして、「心(生きがい)の健康」 「体の健康」 「お金の健康」という3つの健康について考えバランスを取ることが必要だと伝えています。

 でも、将来の目標や夢と聞くと何か大きなことを成し遂げる様な、大きな答えを出そうとプレッシャーになってしまう方も少なくありません。

 そういう時には、「どんな旅にしたいか?」という旅行前の計画に置き換えて、自由な発想で考えていただいています。

「どんな人生にしたいか?」

 また、将来的に方向性が変わることもあると思いますが、その辺は柔軟に考えて、現在と将来の自分の為に、一度時間を取って考えることが一番大切だと思っています。

 これから夏休みをとる方は、自分自身の旅行(人生)について、少し時間を取って考えてみるのも良いのではないでしょうか?

 次回は、実例を挙げて、ライフプランについてもう少しお話ししたいと思います。


                                                 

(2010年8月16日)



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