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武藤順子の「一生青春」

緊張感で体が引き締まるメカニズムはこれ

セミの声を聞きながら
「運動と脳内麻薬」の論文を読んでます。
この夏は、前半が異常に暑かったから
涼しくなった今ころに
私みたいに、疲れがでてる方、多いと思います。
皆さんはいかがですか?

さて、論文
走ると、エンドカンナビノイドっていう物質が出て
なんだか気分がよくなるんだけど
この不思議ななまえ
聞いたことありますか?

この物質は
一過性に脳内濃度が高くなるだけなのに
ランが終わっても
あ~爽快だったな~って思わせてくれる

エンドカンナビノイドが出ると痛みも感じにくかったりする
なんたって別名が「大麻様物質」
すごいでしょ。

こんな風に、脳内の物質の濃度が変化すると
体にも変化が出て
痛みが減ったり、体が軽くなったり
うれしい効果があるわけです。

話は変わるけど
先日、お洋服の交換会をしまして
そのときに一人の女性が
「生活に緊張感がでると、体も変わるのよね」って

確かにヒトに見られることを意識するだけで
背筋が伸びたり
O脚がなおったり
体が引き締まったりする
これ、本当

当たり前のようで不思議な現象だなって思ってました。
これも脳内物質の変化が体に現れるひとつ

人って
落ち込むことがあったり
人を好きになったり
生まれ変わりたいって心から思ったり

なにか強い思いがあるときは
脳内物質の濃度も当然、変化します
やる気が出て、自分を好きになれる
報酬系のドパミンとかドバーって

その影響は体に反映されて
動きが俊敏になったり
行動範囲が広がったり
自分がきれいに見えたり

そう
たとえ一過性でも錯覚でも
「私、まんざらでもない!」
って思える瞬間がくるんです。
そうなると、本当にきれいにまっしぐら
体はプログラムを組みなおして
遺伝子までも変えちゃうかもしれない

人の可能性を開く論文ってステキです


武藤順子の「一生青春」


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プロフィール

武藤順子

武藤順子さん
博士(体育科学)、薬剤師(東京理科大学)。
製薬会社などで働き、医薬翻訳者として独立。メーカーの申請資料、ドクターの論文などの翻訳をする。現在スポーツ医科系大学院の博士課程研究生。脳・運動・ストレス・肥満などの研究を行う。株式会社ビーフィジカルの代表として講演、執筆、エージングマネージメントセミナー講師などとして活動。主な翻訳物:ライフサイエンス選書「米国最新治験事情—臨床研究者の成功までの道のり」。
所属学会:日本体力医学会、日本肥満学会、臨床栄養学会
運動と脳とキレイを科学する女性研究者のブログ武藤順子オフィシャルサイトB-PHYSICAL