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第8回 スクールホリデー

飯島小枝

小学校留学inニュージーランド

皆様こんにちは。前回までは、子どもたちと私の普段の1日についてお伝えしましたが、今回はスクールホリデー(休暇中)の過ごし方について書いてみたいと思います。

ニュージーランドの学校は4学期制で、1つの学期はだいたい10週間です。そして、学期が終わると、次の学期がスタートするまで2週間のホリデーがあります(ただし、第4学期終了から翌年の第1学期のスタートまでは、クリスマスをはさんで2か月弱の長期休暇となります)。スクールホリデーって2週間も、朝から晩まで子どもたちといったい何して過ごしたらいいの??と、初めはものすごく不安でした。ところが、ちゃんとあったのです、ホリデープログラムというものが!

スクールホリデーが近づくと、学校のニュースレターやローカル新聞などいろいろなところに、ホリデープログラム開催のお知らせが掲載されます。開催主体は、通っている小学校、コミュニティセンター(地域ボランティア団体)、YMCA、アートやスポーツ系のクラブなどさまざまですが、だいたい朝8時から夕方6時まで、1日1人30ドル前後で子どもを預かってくれます。子どもたちはプログラムリーダーの指示のもと、屋内・屋外でさまざまな活動をして過ごします。

holiday programs.jpg

我が家の子どもたちのお気に入りは、自分たちの小学校で行われるプログラムと、コミュニティセンターのプログラムです。制服を着ないだけで、リュックサックにお弁当を背負って、朝8時半に家を出るのは普段と同じ。後はお迎えの時間まで、ひたすら遊んで過ごします。どのプログラムにも日替わりで遊びのテーマ(例「ビーズアクセサリー作り」)がありますが、金曜日はたいてい遠足日になっていて、市中の映画館へ出かけたり、貸し切りのバスで1時間ほどの郊外に出かけたり。つい最近では、子どもたちは「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」の撮影舞台となったホビット村へ遠足に行ってきました。その前日には空き箱を使ってホビット穴を制作。子どもたちは想像力を存分に働かせながら、夢中になって制作に取り組みました。

Hobbit holes.jpg

そのほかにも、ホリデー中に仲良しの友達を家に招いたり、または訪ねたりと、普段は忙しくてなかなかできないことに時間を割くことができるのも楽しみの一つです。

それでは、続きはまた次回!

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記事を書いた人

飯島小枝

上智大学外国語学部英語学科卒。農水省の現・独立行政法人に勤務後、クイーンズランド大学院日本語通訳翻訳修士課程(MAJIT)を経て、通訳・翻訳エージェントに登録、約10年間、数社のインハウス通翻訳に携わる。2012年5月にフリーランス翻訳者として独立、同時にテンナイン・コミュニケーションの翻訳チェッカーとして稼働。2013年1月末から小学校低学年の子ども2人とニュージーランド滞在中。プロフィール画像は娘さんによる似顔絵。

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