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柳澤寿男さんの後援会の方からご連絡がありました

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

すすす、すみません!更新が大幅に遅れてしまいました。転載で恐縮ですが、取り急ぎアップします。

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昨年7月14日に、旧ユーゴで対立していた民族から演奏者を集めてバルカン室内管弦楽団を創設し、その指揮者をつとめている柳澤寿男さんのことについて触れました。

「柳澤寿男さんの生き様に思う」
http://tsuhon.blog.so-net.ne.jp/2012-07-14

ウィキペディアより「柳澤寿男」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%BE%A4%E5%AF%BF%E7%94%B7

これをお読みになった柳澤さんの後援会の鬼頭秀彰様より、私に丁寧なお手紙がありました。それによりますと、今年の年末にアジア友好管弦楽団の設立と来日公演があり、神田外語大学にも何らかの形で関わっていただけないか、とのことです。

非常に興味深いお申し出で、さっそく学長、学科長、および広報部に連絡しました。

その後追加の資料をいただいたのですが、年末のコンサートは、『世界平和コンサートへの道』という複合イベントの一環なのだそうです。

私個人としては、日本はこういうイベントが成功する国であって欲しいと思います。

この先どんな展開になるのかは、まだ分かりませんが、私としては出来る限りのお手伝いが出来ればと思っています。神田外語大の学生代表として、通翻のみなさんが自発的にいろいろ動いてくれたら、元コーディネーターとしては非常に嬉しいですね。

取り急ぎ、いただいた資料を転載させていただきます。

柴原 智幸

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『世界平和コンサートへの道』

[イベント開催主旨]
1914年6月28日に一発の銃声が、サラエボの橋で鳴り響き、第一次世界大戦がはじまり、1945年8月15日に第二次世界大戦が日本で終わるまでの31年間、何千万人もの尊い命が失われました。旧ユーゴスラヴィアで紛争後の民族融和を願うバルカン室内管弦楽団を設立し、世界各地でコンサートを行う日本人指揮者柳澤寿男氏の存在を知り、その活動をもっともっと世界に向けて発信したいと心の奥底から思いました。そして、アジアでも音楽を通じて平和に貢献をして欲しい。このたびのイベントが世界平和コンサートとして大きな時代の流れのなかで少しでも良い影響力を持つことを願い、また世界唯一の被曝国であり平和憲法を持つ国の人間として、音楽を通して平和貢献を行なうために努力して参ります。人類史における大切な歩みに、是非ご協力ください。

※「世界平和コンサートへの道」は1914年の第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件から100年目に、サラエボで「第九」を演奏するまでの一連プロジェクトです。

古屋文隆『世界平和コンサートへの道』実行委員長
(株式会社アポーメンテナンス代表取締役)

[主催]『世界平和コンサートへの道』実行委員会
学習会音楽アカデミー内「世界平和コンサートへの道」実行委員会事務局
GAKUSHU-KAI Association for International Musical Encounter
〒530-0001大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト9階
TEL: 06-6347-7911 FAX: 06-6347-7910 (代表:山上?)
e-mail:academy@gakushu-kai.com ホームページ:www.gakushu-kai.com

◆『世界平和コンサートへの道』応援する会 (50音順・敬称略)
永田次郎(株式会社金鳳堂代表取締役社長) ほか
※国連・国際機関代表、著名スポーツ選手・俳優・女優、有名企業トップなど

◆音楽総監督
柳澤寿男(バルカン室内管弦楽団音楽監督・指揮者)

[イベント内容]
2011年8月 新宿東口モア4番街「第九」フラッシュモブ
欧米で始まった群集の力で笑顔を作るフラッシュモブ現象。JR新宿駅東口モア4番街でひとりの通行人が奏でる「第九」のメロディーが数分後には100人を超える通行人の大合奏となる!2014年6月のサラエボでの「第九」に繋がっていくストーリーを持っている。

2013年9月 「世界平和コンサートへの道」キックオフ・コンサート!
東京都渋谷区HAKUJU HALL(客席数300)での「世界平和コンサートへの道」キックオフ・コンサート!著名人との対談形式で進められ、数名の著名音楽家の演奏と最後には、世界のありがとう!という言葉で作られた合唱曲「ありがとうございました」を演奏し、2014年6月の第九へと向かうオープニングイベント。(制作費約80万円)

2013年12月 アジア友好管弦楽団の設立と来日公演
日ASEAN友好協力40周年に合わせ、12月中旬に東京で行われる、ASEANと日中韓(北)の計13(14)ヶ国の音楽家からなるオーケストラのコンサート。外務省アジア大洋州局の支援を受けオーケストラを設立し、東日本大震災関連イベントとして開催される。戦災・民族対立を乗り越え音楽によって繋がっていく旧ユーゴの民族共栄オーケストラ設立者柳澤寿男がアジアでも隣民族との共存共栄を願って指揮者を務める。(制作費約700−1,000万円)

2014年6月 バルカン室内管弦楽団来日公演
2007年にバルカン半島(特に旧ユーゴスラヴィア)の民族共栄を願って設立されたバルカン室内管弦楽団の来日公演。(制作費約1,500万円)

2014年6月 バルカン室内管弦楽団サラエボ公演
「世界平和コンサートへの道」のフィナーレ。1914年の第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件から100年目に、サラエボで「第九」を演奏するプロジェクト。旧ユーゴ各国から集まった他民族オーケストラとニュートラルな国民性を持つ日本人指揮者柳澤寿男と奏でる、ヨーロッパ全体の国歌的役割を果たす「第九」コンサート。またユダヤとパレスチナを音楽で結ぶ活動を行っている名音楽家ダニエル・バレンボイムをピアニストとして招き共演を果たしたい!(制作費約2,000万円)

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記事を書いた人

いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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