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鳥の巣頭先生、ありがとうございました

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通訳・翻訳者リレーブログ

人生のある時期すごく親しかったのに、でも最近もう何年も会っていない…。そんな知り合い、誰にもひとりやふたりや三人、きっといると思います。
ずっと会っていないけれど、でも、
此の地球上の何処かで、普通に元気に暮らしている。
そう確信しているから、なぜかそう思えるから、
だから、安心してしまっている。
で、会いたくなったら、またいつでも会えば良いし、
そう、いつかきっと会えるだろうから…
…と思えるような…そんな関係。
そうして実際、何十年ぶりに再会したとしても、
それだけ長い間、言葉交わすことなかったとは思えないような、
そんな柔らかな雰囲気、懐かしい匂いに包まれる。
空白の歳月など、スポッと瞬く間に埋まる…というより、
そんな期間があったようには、まるで思えないような、
すぐさま温かな、優しい空気を共有できる。そんな相手…。
だから…そうだよ…
会おうと思えば、いつでも会える…
そう思っていたのに……
それなのに………
どーゆーこと??
ああ、鳥の巣頭先生!!
こうしていま、これを書きながら、
過去のひとコマ達を、次々思い出しては、
とても切ない気持ちになっています。
2015年2月に書いたブログ、
https://www.hicareer.jp/life/teamblog/003/post-1385.html
この続きは…
「彼はこのあと、憧れのハワイへ移住し、幸せに暮らしているとさ!」
…となるはずでした。
パームツリーの下、日焼けした鳥の巣頭先生の近況も、
たまーには載せても良いかな、
もの凄く内輪な話だから、みんな退屈だろうけれど。
でもまあ一応、英語の先生だから、このブログでも、
無理やりコジツケレバ、何となくイケるだろうし。
…なーんて、テキトーに考えていたのに……。
なのに。
それなのに。
先日、突然。
ブログにも御登場の同時通訳クラス恩師から、夜中にメールを頂き、そうして、知ったのです……
あなたが…鳥の巣頭先生が、先日、この世を去ったことを…。
それも…体調を崩し、急きょ日本へ戻り、「ぼくの住む場所は此処だ。此処にいると落ち着く」などと言いながら。
もう…
何が何だか……
すいません。意味まるで分かりません。
現状を、上手く呑み込めません……
だって…
ハワイで日焼けしながら、
ウィスキー瓶片手に、
ピンピン生きてたんじゃないの?
ハワイったって、同じ此の地球上よ、
太平洋ってヤツが、ちょっと邪魔してるだけ。
だから…会おうと思えば、いつでも会える、
そう勝手に思っていた…のに……
このブログで書いた再会劇から、僅か2年。
そう、”たった”2年…ですよ!
また会おうと約束交わし、別れたばかりなのに…。
なのに。こんな日が来るとは。
あーもうーありえない。
だから、いまのこの思いを、どう表現すれば良いのか…
的確な言葉など、見つからないし、
書き出したところで、ウソ臭く聞こえるだろうし、
そういうの趣味ではないので、
本日は、さっさとペンを置くけれど。
でも、
うーん、
何だかさ――
この最後の授業に出席する、幸運に恵まれ、
友人達と一緒に、20数年ぶり(!)に再会を果たし、
学生時代のあの頃の、そうしてこれまでの、
感謝の気持ち、たくさん伝えられたのが…
いまにして思うと……
このタイミング。人生の巡り合わせ。
不思議で、とても不思議でなりません。
ああ……鳥の巣頭先生!!
此の世に、もういなくても(←←本当に…もういないのか??)
先生に育てられた小鳥たち、それぞれのこころの中に、
先生はずっと、永遠に、生き続けますからー。
そうして、例えば…
大自然の中に足踏み入れた時、
美しい風景を目にした時、
野生動物に遭遇した時、
そんなこんなの感動の瞬間、
ちょっくらお喋りしたいと思うだろうから、
だから…そうしたら…
きょろきょろ…きょろきょろ…
空の雲間とか、地面の草間(ン?)とか、
あちゃらこちゃら、先生を探すので。
その時には、ひょっこり現われちゃってくださいな~。
ベロンベロンに酔っ払ってても良いから、
何なら久々、一杯くらい付き合っても良いぞヨ!(*´▽`*)
鳥の巣頭先生。
RIP。どうか安らかに。
本当に、本当に、ありがとうございました。
馬走先生へ
元メタルっ子より

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記事を書いた人

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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