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通訳・翻訳者リレーブログ
投稿者:かの の記事

家族を知るならやっぱり旅行!

[2008.01.21]投稿者:かの

14日から16日まで、家族で新潟へ出かけた。
 フリーランス勤務の我々夫婦にとって、旅行の計画は事前の準備が必要。というのもこの仕事、あらかじめ休暇を押さえておかない限り、五月雨式に仕事が入ってしまい、永久に休みが取れないからだ。よって、今回の家族旅行も昨年秋から日程だけは押さえ、「この3日間は絶対仕事を入れない」とお互い決めていた。
 押さえたのは3日間だけだが、12日土曜日から数えればちょうど5連休。となれば近場の海外が良いかなと思ってはいたものの、真剣に下調べをせずに12月になってしまった。そこであわてて旅行パンフを集めて行き先をサイパンに決定。ちょうど夫婦で歴史に凝っていたので、サイパンの戦跡を訪ね、子どもたちにも日本の歴史について伝えていこうということになった。
 ところが旅行会社によればサイパン便はすでに満席。「代わりにグアムはいかがですか?」と言われたが、サイパンで盛り上がっていたので、今一つ乗り気にならず。それで「冬だからやっぱりスキーにしよう」というわけで、急きょ、スキー旅行になったのである。
 初日は六日町の旅館に一泊。新幹線に乗り、谷川岳の長いトンネルを抜けると周りは一面銀世界だった。宿に着き、地元のおそばをいただいた後は子どもたちと早速雪遊び。そりで滑ったり、雪だるまを作ったり、雪合戦もした。その後、トラック4台分の雪で作ったという巨大かまくらが宿の敷地内にあったので、皆でかまくら体験。思ったよりも暖かく、しーんと静まりかえった中でいただいたアツアツのお汁粉は実においしかった。
 二日目と三日目は越後湯沢へ移動。家族向けゲレンデのあるホテルに泊まる。ちなみにこのホテルは「ピングー」がイメージキャラクターとのこと。特設プレイエリアもあり、ホテルの至る所にピングーのポスターが貼ってあったので、子どもたちは大喜びだった。
 今回旅行をして思ったのは、「旅行時こそ、家族の意外な一面が見られる」ということ。たとえば息子の場合、「え〜、外、寒いよー。お部屋で遊ぶ〜」と初スキーにしぶっていたのだが、いざ、スクールに入ってみたらすっかりはまってしまい、レッスン終了後も積極的に自主練していた。一方の娘は、夕食会場に現れた巨大な着ぐるみピングーに大興奮。どう見ても2メートル以上はある着ぐるみで、よそのお子さんはその姿に圧倒されて大泣きしていたのだが、娘はビューンと突進して抱きついていた。物おじしない性格が意外であった。夫はと言えば、初日の宿でかまくら作りに挑戦。雪が降る寒い中、一人スコップをせっせと動かし、汗だくになっていた。寒さは確か苦手だったはずなのに、職人のごとく、黙々とかまくらを掘る姿が印象的だった。
 ちなみに自分の意外な一面も発見。リフレッシュするために旅行に来たはずなのに、ロビーに置いてあった新聞や地元のパンフレットをひたすら読んでいたのである。別に仕事が気になっていたわけではないのだが、ここまで活字を追うということは半ば活字が趣味なのかもしれない。


ゆるやかな時間

[2008.01.14]投稿者:かの

仕事柄、時間にシビアになるせいか、時間管理の本には興味がある。今年に入ってからも数冊目を通した。私の場合、家のことや子どもたちのこともあるので、いかに効率的に時間を使うかというのは、大いなる課題なのだ。

 しかし子どもたちを見ていると、子どもには「子ども時間」があるのだなと思う。親としては、自分でできることは自分でやってほしい。特に朝の忙しい時間帯など、食事や着替え、幼稚園の用意などは子どもたちで準備してほしいと期待してしまう。

 我が家の場合、息子は年長組なので、こちらの言うこともほぼ理解できるようになり、行動も早くなった。一度に二つぐらいのことを頼んでも、こなせるようになっている。一方、4歳の娘は昨年、年少組に入ったばかり。本人の話す言葉も、去年のことを「昨日」と言うなど、言語力は発展途上だ。手先もまだ器用ではないので、素早い行動はできない。私としては「もう幼稚園に入ったのだから」とつい多大な期待をして、支度ができることを望んでしまうのだが、いかんせん、生まれてまだ4年しかたっていないのだ。

 しかも二人に共通しているのは、物事をやっていても、ついほかのことに目移りしてしまう点。たとえば一生懸命、お弁当をナフキンに包み、鞄に入れようとしていても、周りのおもちゃが目に入ってきてしまう。気がつくと兄妹の間で「ねえねえ、今度レゴブロックのどれがほしい?」とカタログを見ながら品定めしている。あるいは、今日はどの空き箱を幼稚園に持っていこうかと真剣に悩んでいる姿も。私は内心、「電車の時間に遅れる〜」とジリジリしてしまう。

 しかし子どもたちにとっては、目に入るものすべてがまさにワンダーランドの世界なのだ。大人になると、日常の光景に感動することは減ってしまうが、子どもは五感を使い、すべてに敏感になっている。自分たちの生きている世界そのものが、キラキラ光る魅力的なおもちゃなのかもしれない。

 日々の生活を回さなければいけない私にとって、スケジュール管理や隙間時間の活用など、使える時間はとにかく有効に使いたい。しかしその一方で、「ゆるやかに過ぎる時間」というものに目を向けることを、私は忘れてしまったのかもしれない。時間管理とは対極にある子どもたちを見て、そんなことを最近思っている。


2008年、キーワードは「いつも喜んでいること!」

[2008.01.07]投稿者:かの

 あけましておめでとうございます。
 今年も気がついたらすでに一週間が経過。お正月休みは夫の実家と私の実家にそれぞれ出かけ、子どもたちはおじいちゃん・おばあちゃんたちにたっぷりかわいがってもらいました。
 大みそかのこと。「年越しそば、ボク絶対に食べるから夜中に起こしてね」と息子。ところがいくら起こしてもびくともせず、そのまま朝まで本人は爆睡していました。元旦当日、食べそびれたことを知った時の顔と言ったら!お正月早々、口をへの字にして大泣きでした。年越しそばイコール特別なおそばと思っていたようです。
 一方、娘はお正月もぬいぐるみ三昧。キティちゃんやスヌーピーのぬいぐるみをズラリとソファに置いてはタオルをかけ、寝かせる真似をしていました。男の子二人を育ててきた夫の両親は、「やっぱり女の子なのねえ」と目を細めることしきり。やはり遊びのタイプも違うようです。
 そんな「メルヘン」な娘なので、お正月二日、私の実家に帰省の際には、サンリオピューロランドへ出かけました。我が家のおもちゃと言えば、お兄ちゃんのブロックやミニカーがメイン。ぬいぐるみはあるものの、娘専用のお人形など特に買い与えてこなかったのです。お出かけももっぱら博物館系でした。
 ところがピューロランドに一歩入るや、目の前にはキティちゃんやシナモロールなどのキャラクターがいっぱい。娘は目をキラキラさせて、大喜びです。着ぐるみの巨大キティちゃんに圧倒されるかな、などという老婆心も何のその、本人はズンズン進んでいって握手やハグを求めていたのでした。そんなイベント三昧のお正月休みもいよいよ終わり、子どもたちも今週から幼稚園です。
 さて、今年の私の目標は「いつも喜んでいること」。通訳業という仕事には緊張感が常にあり、一方の子育てにおいてはややもするとガミガミ母さんになりかねません。そこで、ユーモアをもって物事を受け止め、常に朗らかに、明るく過ごす年にしていきたいと思っています。
 ちなみに「年越しそばショック」の息子。本人はいまだにひきずっていたようなので、一昨日の昼食メニューはおそばにしました。「年越しそばって、こういうおそばよ」と言うと、「えっ?いつものおそばのことだったの?!」と二重のショック(?)を受けていたようです。まだまだ6歳児です。


2007年最後の日に

[2007.12.31]投稿者:かの

 あと1日で2008年になる。今年も無事、ここまで来られたことを感謝したい。幸い私自身、大きな病気もせず、夫も子どもたちも元気に過ごせた。双方の両親もリタイア後の人生をそれぞれエンジョイしつつ、私たち夫婦が大変な時は精神面と時間面で最大限のバックアップをしてくれた。家族の健康とサポートがあったからこそ、夫婦そろって仕事に集中できたのである。本当にありがたく思う。
 仕事面では、エージェントの方々から問い合わせの電話をたくさんいただいた。スケジュールが合わず、なかなかお引き受けできないにも関わらず、「ダメもとですが」と前置きして電話をくださったコーディネーターさん。「もしかしたら別件がキャンセルになっているかもと思いまして」と別のスタッフの方。数ある通訳者の中から私のことを覚えていてくださり、連絡してくださったことにお礼を申し上げたい。
 通訳現場では、緊張感が最高潮の中、たくさんのサポートをしてくださった先輩・同僚通訳者のみなさん。私が受けられなかった案件を喜んで引き受けてくれた仲間などのおかげで、無事、一年を締めくくることができた。また、指導先では新しい教材を通じて私自身の関心が広がり、さまざまな受講生から大いに刺激を受けることもできた。
 今年は「書く」機会にも恵まれた。私の肩書は通訳者だが、通訳という仕事をすればするほど、自分の言葉で何かを書きたいという気持ちが数年前から募っていた。書きたいという以上に、心の内面では書かざるを得ない状況だったのかもしれない。ありがたいことに、そんな私の「書きたい欲求」に「書く場所」が与えられ、自分の思いをつづることができた。このブログもその一つだ。
 2008年はどのような年になるのだろう?私自身、デビューしてからある程度年月はたっているため、デビュー当時のような体力面での過信はできない。自分のスタミナを維持しつつ、病気やケガなどに注意して、日々を大切に生きる必要がある。また、今のような家族全員の健康が永久に続くとは限らない。さらに、日本経済の状況が変わって、仕事面で大変化が訪れるかもしれない。今という恵まれた時を当たり前としてとらえるのではなく、感謝しつつ、次に何が起きても慌てないような平静の心を持っていきたいと思う。
 みなさんにとって、2008年も幸せがたくさんありますように。


はじめてのクリスマス

[2007.12.24]投稿者:かの


はじめてのクリスマス
きみは異国の地で 
サンタさんに抱かれて眠ってしまったね
6年前のこと 

2度目のクリスマス
戻ってきた日本は 冬晴れ快晴
きみは毎日ベビーカーに乗っていた

3度目のクリスマス
春に生まれた妹と 保育園のクリスマス会で
サンタさんにプレゼントをもらったね

4度目のクリスマス
妹と一緒にそりに挑戦 
雪まみれになって 大泣きしていた

5度目のクリスマス
お友達がたくさんできた幼稚園 
「幼稚園にもサンタさん来たよ」と大興奮

6度目のクリスマス
プレゼントの入っていた空き箱で 
いろいろな物を作っていた
このころから 自分で作ることが好きだった

そして今年 7度目のクリスマス
自分の字で サンタさんにお手紙を書いた
「レゴブロック ください」と

わずか6年でここまで大きくなった息子
母がやった6年分の仕事よりも
たくさん たくさん 成長したね。



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プロフィール

すーじー

すーじー
1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。現在はシカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。[2016年1月start!]

いぬ

いぬ
幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。[2008.4.1 start!]

アース

アース
田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。[2015年12月終了]

ぺこたん

ぺこたん
高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。[2007.6.1 start!]

みなみ

みなみ
英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。[2007.5.1 start!!]

さるるん@ロシア

さるるん@ロシア
米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。[2013年7月終了]

トナカイ

トナカイ
フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。[2010年10月終了]

昼顔

昼顔
外資系金融、在ジュネーブ日本政府代表部での勤務を経て、外務省職員として採用。帰国後は民間企業にてインハウス通訳者としてキャリアを積み、現在は日英仏フリーランス通訳者として活躍中。昨年秋からはNYに拠点を移す。趣味は数年前から再び始めたバレエと映画鑑賞と美味しいモノの食べ歩き。[2010年3月終了]

フレッヒ

フレッヒ
高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。[2009年2月終了]

パンの笛

パンの笛
幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。[2008年4月終了]

かの

かの
幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。[2008年3月終了]

まめの木

まめの木
ドイツ留学後、紆余曲折を経て通翻訳者に。仕事はエンターテインメント・芸術分野から自動車・機械系までと幅広い。色々なものになりたかった、という幼少期の夢を通訳者という仕事を通じてひそかに果たしている。取柄は元気と笑顔。[2007年11月終了]

the apple of my eye

the apple of my eye
日本・米国にて商社勤務後、英国滞在中に翻訳者としての活動を開始。現在は、在宅翻訳者として多忙な日々を送る傍ら、出版翻訳コンテスト選定業務も手がけている。子育てにも奮闘中![2007年5月終了]

仙人

仙人
大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」[2007年4月終了]

ガットパルド(gattopardo)

ガットパルド(gattopardo)
伊・仏・英語通翻訳、ナレーション、講師など、幅広い分野において活動中のパワフルウーマン。著書も多数。毎年バカンスはヨーロッパで![2006年8月終了]

Hubbub from the Hub

Hubbub from the Hub
幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。[2006年8月終了]

雛


大学在学中に通訳デビュー。外資系企業勤務を経て、フリーランス通訳者に。会議はもちろん、音楽、舞台、映画などの分野でもひっぱりだこ。クライアントからの指名率も高い。[2005.11月末終了]

とと

とと
大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。[2005.11月末終了]

背番号8

背番号8
イギリスに長期留学後、インハウス通訳者として数社に勤務。現在は、フリーランス通翻訳者として活躍中。若手通訳有望株の一人![2005.11月末終了]