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通訳・翻訳者リレーブログ

秋の色彩に導かれ

[2015.11.17]投稿者:ぺこたん

新宿御苑、立川昭和記念公園と、
秋の色を、全身に浴びてまいりました。
リュックサックに、カメラ&昼ご飯&水筒を詰め込み...。

さてと、先に新宿御苑です。

まずは、お約束のうんちくを:
広さ58.3ha。周囲3.5km。
元々は、徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部。
その後は農事試験場、皇室の庭園。
1949年より、国民の為の公園として、一般公開された処。

新宿門(新宿駅徒歩10分、新宿三丁目駅5分、新宿御苑前駅5分)、
大木戸門(新宿御苑前駅5分)、
千駄ヶ谷門(千駄ヶ谷駅5分、国立競技場駅5分)とあり。
今回は、新宿門から入ります。

紅葉には、まだちょっと早かったかな。
新宿門❶ (640x416).jpg
入ってすぐ右に折れ、ぐんぐん奥の方へ歩いて行きます。
すると、目の前に広がるのが...上の池。
新宿御苑(新) (640x427).jpg
新宿御苑➌ (640x427).jpg
この時季いつも、菊花壇展が開催されています。
新宿御苑❹ (640x417).jpg
池に沿って、ゆっくり歩いて行くと、
大好きなバオバオの木たち(...のワケないだろー!)お出迎え。
このバオバオの木の下(...だから、違うってンの!)で、
持参おにぎり🍙🍙&🐓唐揚げ、喰らっちゃいます。
新宿御苑❺ (640x426).jpg
腹いっぱいになったところで、よっこらしょっ。
向かい側へ。
池の先に建つのが...旧御凉亭。
歴史建造物だそうです。
新宿御苑❻ (640x414).jpg

ここからしばし、
大好きなベンチ・シリーズで、まったりしちゃいましょ。
新宿ベンチ① (640x425).jpg
新宿ベンチ➋ (640x427).jpg新宿ベンチ➌.jpg

あらっ、こんなところで、なにしてンの?
新宿御苑❼ (640x382).jpg
秋と戯れるカラスかな。
新宿御苑❽ (640x427).jpg
おーー! 大きいカナダ&小さいカナダ!
(←けっしてヤラセではありません)
新宿御苑❾ (640x427).jpg

その先にあるバラ花壇...の隣の...プラタナス並木。
見頃は、うーん、まだ微妙。もう少し先ですね。
新宿御苑❿ (640x426).jpg
その真横(...というか、向かい)にあるのが...イギリス風形式庭園。
背景に見える(...というか、何処からも見える)のが...NTTドコモ代々木ビル(通称ドコモタワー)。
ピクニックをしている人たち、ヨガに興じているグループ、ボーッとしているおひとりさま、
みんなそれぞれ、この空間を堪能しています。
新宿御苑⓫ (640x426).jpg
そこからちょっとだけ、新宿門方面へ戻ると...イチョウの木々が。
しかし、まだまだ...ですね。
この辺は例年、有名写真家と遭遇するくらい、とても美しい一角なのですが...。
新宿御苑⓬ (640x426).jpg
ちょっと残念。

......ということで、此処はまた訪れるとして。
大温室の近くの、大木戸休憩所で、
玉藻池を眺めながら、売店購入アイスクリーム頬張ります。
この池、いつもは、
色とりどりの水鳥が、何羽もプカプカしているのですが、
本日は、2羽ほど確認できた程度。
寒いから、何処かへ行ってしまったのかな?
(↓ 写真は、玉藻池側から眺めた大木戸休憩所)
新宿御苑⓭ (640x411).jpg

アイスクリーム完食後、
前にある大木戸門から、ごきげんよう。

〔撮影日: 11月4日〕

最後に...

入場料: 一般200円(競馬場と同じ!)
開園時間: 9:00-16:00(閉館16:30)
休園日: 毎週月曜日(月が祝祭日の場合はその翌日)。年末年始(12月29日-1月3日)

~~~~~~~~~~~~☆~~☆~~☆~~~~~~~~~~


さてと、ここからいきなり翌週。
予定通り、立川昭和記念公園です。

まずは、いつものうんちくから:
ここは元々、米軍立川基地跡地の一部。約180ha。
つまり、もの凄~く広いのだ!
春は、梅、イチョウ、ポピー、紫陽花、桜。それから何たってチューリップ。
夏は、サギソウ、向日葵などなど。
秋は、とにかくコスモス。その後、プラタナス、カエデ、モミジ、イチョウなどの紅葉。
冬場、一年の締め括りは、イルミネーション@イチョウ並木。

最寄り駅は、JR立川、西立川、東中神などあり。
本日は、西立川駅口から入ります。


門をくぐると、
目の前に、こんな光景が広がっています。
水鳥の池。左手にはボートハウスもあり、この日も何舟か出ていました。
立川❶ (640x426).jpg
池に沿って右の方へ歩いて行くと...
ひえ~~~っ!
う...う...うつくしすぎる!!
立川➋ (640x427).jpg
カラスも興奮中(^-^)
立川➌ (640x427).jpg
もう少し歩いて行くと、
みんなの原っぱが、見えてきます。
テント張り、あそびに夢中の子ども達も。

天気がちょっと、イマイチですが...。
中央に見えるは、この木なんの木、気になる木~~♪♪
(...と、いつも歌ってしまう)
立川❺ (640x406).jpg
むふふふふっ! ここでもカナダ発見!
(←けっしてヤラセではありません)
立川❻ (640x426).jpg

そうして...
この公園にも、ベンチがたくさん。
あっちにも、こっちにも!!
鼻血でそうだ~(;・∀・)
どれに座って、持参🍴サンドウィッチ喰らおうっか。
立川ベンチ❶ (640x427).jpg
立川ベンチ➋ (640x427).jpg
立川ベンチ➌ (640x419).jpg
立川ベンチ❹ (640x427).jpg
立川ベンチ❺ (640x425).jpg
立川ベンチ❻.jpg


途中で歩き疲れたら、汽車に乗るもよし。
立川⓫ (640x425).jpg
おお!
こんな秋風吹く中、
きみたち、冬眠しないのか?
立川❹ (640x426).jpg
もしも~し!
だれか、冬眠中?
写真❼ (640x427).jpg

さてと。
みんなの原っぱの奥にあるのが...日本庭園。
ここの紅葉は、とにかく美しい。
そうして、凄い賑わい。
立川❽ (640x345).jpg
立川❾ (640x426).jpg
カメも足ふんばり、甲羅干し。
秋の色彩、愛でていました(^-^)
立川❿ (640x426).jpg

ああ、こころがいっぱい!
ぼちぼち、帰りましょうか。

みんなの原っぱ&水鳥の池の横を通りすぎ、
左へ曲がり、まっすぐ、まっすぐ。
ふれあい広場、カナールの横とおり、
イチョウ並木、潜り抜けながら...
立川⓮ (640x427).jpg
そうそう...
サイクリング・ロードもあります。
立川⓭ (640x424).jpg
犬たちも、入園熱烈歓迎です。
写真⓬ (640x426).jpg
〔撮影日: 11月13日〕


最後に、諸々の情報を...

入園料: 大人410円。
開園時間: 3月1日-10月31日→9:30-17:00、11月1日-2月末日→9:30-16:30、4月1日-9月30日の土・日・祭日→9:30-18:00





いかに集中力を維持するか

[2015.11.09]投稿者:アース
在宅翻訳者に限らず、家で一人で仕事をしている人は誰でも、いかに気を散らさずに仕事に集中するか、悩んでいる人が多いと思います。わたしもそうです。

もちろん、納期が迫っていたり、内容に興味があったりする場合は、自然と周りをシャットアウトできます。この点、人間の特技ですよね。仕事開始と同時に音楽を聞き始め、信じられないほど集中して、ふと気がつくと、アルバムを1枚聞き終わっていた、いや、アルバムを1枚まるまる無視していた、なんてこともあります。

でも、当然ながらいつもそうではありません。納期に余裕があってダラダラしてしまうケースはあまりありませんけれども、興味が持てないとか、いつもと代わり映えしない内容の原文に集中することは、至難の業・・とまでは言いませんが、ときに気が散りがちになることも確か。あるいは、逆に難し過ぎて意味不明の原文の場合、「は〜」とため息をつきつつ外に目をそらし、うっかりトンビでも飛んでいようものなら、しばらく眺めてしまったり。

言うまでもなく、インターネットも諸刃の剣。これがなければ、もはや翻訳の仕事は不可能ですけれども、SNS等をやっていなくとも、興味深いサイトは多いし、キーボードの上でほんのちょっと手をひらひらさせるだけで、ネコちゃんのオバカな映像を見られたりしちゃうこの時代、ほんとうらめしいです。

そして音。

実はいま住んでいる家の周辺は、田んぼがたくさんあるわけでもないのに、なぜか水路が多く、晴れていても雨の日も、いつも水がさらさら流れています。見かけは完全に側溝(どぶ)なのですが、流れる水は、どしゃぶりにでもならない限り、完全な透明。家庭菜園をやっている人は、その水を野菜にやったり、そこで野菜を洗ったりしています。近くに高い山があるわけでもなく、実に不思議なので、いつか「源流を訪ねる旅」をやってみようと思っています。

そのきれいな側溝、わたしの部屋の横にちょうどカーブがあるので、いつもちゃぱちゃぱと水音がします。いまや滝の音や波の音が「癒し音」になるご時世で、わたしも様々な水の音だけが録音されたCDを持っていますが、ここに引っ越してきてから、いつでも自然の水音を聞けるようになりました(笑)。

水の音は聞いていて心地よいですし、それほど快適な音でなくとも、「連続音」は案外気になりません。地下鉄でどんな轟音が鳴っていようと、ぐうぐう寝られるのはそのせいでしょう。しかしそこで何か突発音でもすれば、はっと気がついて辺りを見回してしまうのは、生き物として当然の反応です。

そう考えてみると、周りで突発音がしても、それを無視して集中し続けるなんて、人間にしかできないことなんですね。動物なら、自分に危険が迫っているかもしれないのに、絶対に無視なんてできませんから。つまりそんな姿は本来、生物として不自然である・・すなわち仕事中に突発音がしても無視し続けるのは体に悪いと・・フムフム。

いや、言い訳を考えるためにこの文章を書いているのではないのであった。

さて、われわれ翻訳者の集中力を削ぐ音は、家の周りに氾濫しています。わたしの仕事部屋(1階)の場合ですと、すぐ横に狭い道路がありますので、そこを行き来する人の声がもっとも思考の邪魔になります。

話の内容がすべて分かってしまう場合はもちろん、分かりそ〜で分からない場合、(主に奥様方の)高笑いが頻繁に含まれる場合、親の怒鳴り声、抵抗する子どもの叫び声、小学生の調子っぱずれの歌。

わたしの仕事部屋の真ん前の十字路で、「ここ!ここゴールね!!」と言って、坂の上から絶叫しながら全速力で駆け降りてくる子どもたち。いや、あっちをゴールにした方がいいと思うよ。

これらがずーーっと同じ音量で流れていれば、逆に、まだましだと思うんです。慣れてしまうでしょうし、いずれ無視できるかも。いやできないか。

ともかく、窓のすぐ外で突然大きな音や声がしようものなら、頭の中の訳文タワーにぴきぴきっと亀裂。動いてはダメだと分かっていながら、つい外を見てしまいます。そうなったら、もういけません。まるでトランプで作ったタワーのようにもろい訳文タワーは、あっさり崩壊。・・・という微妙な作業をいつもいつもしているわけではありませんが、思考の妨げになることは確か。

特に一階というロケーションも良くないのでしょうが、とりあえず引っ越したばかりだし、当面はこの部屋で働くしかありません。

じゃあどうするか。という点について書こうと思ったのですが、ここまででも十分長くなってしまいましたので、来月にしたいと思いま〜す。



Waiheke Island

[2015.10.26]投稿者:みなみ
10月初旬に、急に思い立って、夫とワイヘキ島(Waiheke Island)に行ってきました。私たちが住むオークランドからフェリーで約30分、ワイナリーがいくつもあって、ちょっとしたリゾート気分が味わえます。

20151026-1.JPG
シティのフェリー乗り場からいざ出発! 観光客に加えて、人口2000人のワイヘキ島からオークランドに通勤・通学する人も多いので、フェリーは早朝から夜中まで、ひんぱんに出ています。

20151026-2.JPG
到着後、バスによる1時間半の島案内ツアーが付いたオプションを選択。風光明媚なスポットをドライバーさんがガイド付きで案内してくれます。ドライバーさんが乗客に「この中でキウイ(ニュージーランド人)は?」と聞いたら、3、4人でした。中国からの団体さんが多かったです。

ドライバーさんの説明は、ワイヘキ島の歴史から始まり、水道が通っていないので雨水タンクを使うとか、この家はxx万ドルで売れた、といった島での生活情報など、なかなかおもしろかったです。ちなみに、上の写真の左奥に写っているのは、海に面して突き出た部分をそっくり購入した、大富豪の別荘だそう。

20151026-3.JPG
この日は、まだまだ雨の多い10月にしてはまれにみる快晴で、さわやかな海風が心地よかったです。


20151026-4.JPG
バスはフェリー乗り場に戻りますが、帰り道で途中下車して、ワイナリーへ。二人でワインテイスティングのセット、タパスの盛り合わせ、そしてオイスター半ダースを注文。このオイスターが新鮮で、とてもおいしかったです。


20151026-5.JPG
ワイナリーの横には、一面のブドウ畑が広がります。今年、我が家もブドウを2本、庭に植えたので、どうやって誘引させるのか、じっくり観察しました。

この後、公共バスで街中に出て、お茶をした後、再びフェリーに乗って、オークランドに帰ってきました。ちょっとした小旅行気分で、おいしいものを食べて、のんびりすることができました。




憧れのハシビロコウさまに会いに行ってきました!

[2015.10.21]投稿者:ぺこたん

おお、ぺこたん!
やっと会いに来てくれたね!
いつ来るのかなーって、
ずっと、ずっと、楽しみにしてたんだよ!
❶会いに来たんだ! (640x426).jpg
あらためまして。はじめまして。
ぼく、ハシビロコウ!
英語では、shoebill stork ってンだよ。
うんちく、ちょっくら言っちゃうと...

この英語名、
木靴のような幅広いくちばし持ったコウノトリ...って意味なんだ。
そうなのよ。ぼく、コウノトリの仲間なの。
でもね、DNAは、ペリカンに近いんだって。
サギに近い、って言う人もいるけど。
まあ、ぼくとしては、どっちでもいいンだけどさ。

ラテン語の学名は、
"クジラ頭の王さま"...って意味なんだって。
へへへへへ。

身長はね、110-140センチもあるんだ。
翼を広げると、230-260センチくらいかな。
体重は、4-7キロくらいだよ。

出身地はね、
南スーダンからザンビアにかけての湿地帯。
むかしはさ、仲間がたくさんいたけど、
いまは5000-8000羽まで減ってるの。
そーなの。絶滅危機種なんだよ。

故郷のこと、時々思うんだ、
みんな、どーしてるかな...とかってね。 ↓遠い目
➋遠い目 (640x427).jpg
で、これがね、ぼくたちンち。
冷暖房完備、至れり尽くせり、
上野のみんな、痒い所に手届かせてくれちゃって、
とっても心地いいんだよ。

でねっ、外に出たら、
まずみんなをジーッと観察するの。
「今日は誰が来てるのかな?」
「そっちへ行こっかな?」
「ここでボーッとしてよっかな?」
......なーんて思いながらさ。
➌家の前 (640x417).jpg
こんなカッコウばっかしてるから、
「動かない鳥」って、人間たちは言うけどさ、
こっちにだって、動かない理由、ちゃんとあるんだよ。

ぼくたちはいま、日本でのんびり暮らしてるけど、
ワイルド仲間はみんな、アフリカの沼地にいるの。
あっ、それはさっきも言ったよね。
そこでね、<゜)))彡を捕まえて食べてるの。
でねっ、歩き回って水を揺らしたり、水に映った影が動いちゃうと、
エサがびっくりして、逃げちゃうでしょ?
だからジーッとしながら、<゜)))彡を待ってるんだよ。

お利口でしょ? ウシシシシ!
<゜)))彡が捕れるまで、何時間も動かないことだって、
ぼくたちできるンだから!

<゜)))彡のほかに、
ナマズとか、カエルとか、ヘビとか、トカゲも、大好物。
ワニのこどもも、時々食べちゃうんだゼ!
どーだ、ワイルドだろ~!
❹アップ (640x425).jpg
ぼくたちの長~い足、
沼地で、ずっと<゜)))彡を待ってる時、からだが濡れなくていいんだよ。
それから、この長い指はね、
沼の中、ずっと沈まないでるのに、スーパー便利なの。


それからね、
動かないったって、飛ぶことできるんだよ!

パタパタ...パタパタ......
バタバタ...バタバタ......

ほらねっ! カッコいいでしょ?
ねぇぺこたん、今のぼく、ちゃんと撮ってくれた?
❺とぶところ (640x394).jpg
おい、おい!!
ボケてるし、翼が切れてるし......

超...超...へたっぴ~~っ!!!


......(・_・;)


でねっ、ほんとーはね、
ぼくたち団体行動は苦手なんだけど、
いまは 4人で棲んでるの。
右足に色の違うリング、みんなつけてるから、
ぼくたちを見分けてね。

そうそう...
ネットに手や顔、近づけちゃダメだよ。
ぼくたちね、その時の気分で、
人間を噛んじゃうことあるカモ...だから。

ウフフ!


ねえ、ねえ...
ぼくたち、うしろから見ても、ステキでしょ?
ちょっと考えごとしてる、みたいだけど、
別になーんも考えてないの。
ボーッとしてるだけ。
❻せなか (640x427).jpg
あたまの髪も、ちょっとカワイイと思わない?
寝グセみたい......だって?
てやんでえ~!!
❼ネグセ (640x425).jpg
あああ...
立ってばっかで、ちょっと疲れてきた。

失礼して...

よっこらしょ。

恐竜の生き残りみたい......だって?
てやんでえ~!!
❽恐竜 (640x427).jpg

みんなも、いつか会いにきてね!
ぺこたんも、また来てよ!
約束だよ!
これからもずーっと、上野動物園で待ってっから~(;・∀・)
❾またきてね (640x427).jpg

本日は晴天なり ☀ ☀
10月4日@東京上野動物園


場所: JR上野駅公園口から徒歩5分...など。
開園時間: 9:30am-5:00pm (入園は4:00pmまで)
入場料: (一般)600円
休園日: 月曜日、年末年始
無料開放日: 開園記念日(3月20日)、みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
❿上野(最後) (640x427).jpg


海外ドラマの吹替えは素晴らしい

[2015.10.12]投稿者:アース
突然ですが、海外ドラマの吹替えが大好きです。いえ、海外ドラマの内容そのものももちろん好きなんですが、日本の吹替え業界ってすごい!!!といつも感心しています。いったいどれほど多くの人々が関わり、どれほどの時間をかけて(あるいは少人数で、時間をかけないで?)、あの素晴らしい吹替え版を制作しているのかと考えると、翻訳を生業としている者として、気が遠くなります。

わたしは字幕翻訳や吹替え翻訳に関する知識は一切ありませんが、他の分野と同じように、翻訳作業そのものだけでなく、日本の放送で受け入れられるように手を加えたり、若干の演出を加えたりする作業も多数あるのだろうと想像できます。

それから声優さんたち。前に我が家の近所に住んでいたアニメ・ゲームオタクのアメリカ人のおにいさんから聞いた話では、アメリカのアニメ声優は「ダメダメ」なので、わけわからなくても日本語で聞くのが「真のオタク」なのだそうです。それぐらい素晴らしいってことなのでしょう。

※ぜんぜん関係ありませんが、そのおにーさん(推定20代後半)、左腕全体に「スーパーマリオ」の入れ墨をしていました。ボディペインティングとかじゃありません。本物の入れ墨で、マリオとクッパ、キノピオが忠実に再現(?)されていました。特にキノピオがなんとも愛らしい。年取ったらどうするんだろう・・・

さて、吹替え。

声優さんもすごいですけれど、やはり翻訳者の立場としては、これ以外ありえないでしょ!!!と言いたくなるような日本語表現にいつも感心しています。翻訳者さんの考える訳文そのものが素晴らしいこともあるでしょうし、最後に全体に目配りをする立場の人(誰だか分かりませんが)が、えいっと考え出すこともあるのではと想像しています。

クライアントさんが手を入れた完成版を見て、わたしも翻訳者として最初からその表現を考えつければ、と忸怩たる思いをすることもあるのですが、やはり最後に全体に目を通す立場の人だからこそ考えつける言葉もあるので、ある程度は仕方ないのだろうと思います。(実務翻訳の場合、クライアントの担当者さんはその業界にどっぷり浸かっているわけで、だからこそ考えつける部分もあるのでしょう。翻訳者はできる限りそれに近づくよう努力するわけですが...先は長いです。嘆息)

特にわたしの場合は、いつも堅い文章ばかり訳しているので、会話調の文章を訳すときの自由度の高さはうらやましいと感じます。しかしこれは逆に言えば、選択肢があり過ぎて困る、ということでもあるのでしょうね。

もうひとつ、海外ドラマを見ていておもしろいのは、時代の変遷が感じられること。

例えばわたしは「刑事コロンボ」が大好きなのですが、第1作目の「殺人処方箋」は1968年制作と、はや半世紀前の作品です。1960年代といいますと、日本では「キイハンター」とか「白い巨塔(当然ですが古い方)」の時代。

ですから言葉自体、古くて当然なのですが、日本の視聴者には理解不能、または受け入れられないと考えたか、はたまたどうしても訳せなかったかで、今だったらまずいでしょ、と思えるような表現が出てきます。

有名なところでは「ほとけさん」。海外小説などでも、殺害された被害者のことを「ほとけさん」と訳すことがあるようですが、現代の海外ドラマでは、さすがに聞きません。例えばFBIの行動分析課の活躍を描いた「クリミナルマインド」で、チームメンバーが「ほとけさん」と言ったら、たぶん視聴者(というかわたし)はテレビの前でひっくり返ることと思います。しかしコロンボの場合、初代声優の故・小池朝男さんのうまさか、そもそも時代を感じさせる映像のせいか、いま聞いても何の違和感もありませんから、不思議なものです。

他には例えば、「黒のエチュード」という作品で、容疑者の大邸宅を訪ねたコロンボが、
「見事な居間だ! 30畳はありますねえ」
と言うんです。恐らく70年代に初めて吹替え版が放送されたときには、誰も違和感を覚えなかったでしょうし、今だって、「畳」は日本人にとって感覚的に分かりやすい単位ではあります。しかし例えば「ミッション:インポッシブル」の最新作で、トム・クルーズが「30畳」なんて言ったら、それこそ視聴者はひっくり返ることでしょう。(日本好きのトム・クルーズならあり得る!?)

「美食の報酬」という作品では、容疑者の友人がコロンボを紹介されて、
「刑事と言われると、警視庁の方ですか?」
と聞きます。アメリカに警視庁、ないし(笑)。でも当時は、そう説明するのが分かりやすい、と考えたのかもしれません。

いま手元に英語版がないので、実際になんと言っているのか分からないのが残念ですが、いつか絶対確認してみたいと思っています。

もう一つありました。「愛情の計算」では、被害者の妻にコロンボが
「ご主人はとてもその、あー、組織的な方でしたね。研究室はきちんと整頓されてるし」
と言うんです。組織的??って思いますよね。

これまた英語が手元にないので分かりませんが、おそらくはsystematicと言っているのではないかと思います。(ピーター・フォークの口元からは読み取れませんでした)

文脈からいって「几帳面」で良さそうですけれども、辞書に載っているsystematicの第一義は「組織的」ですから、これにひきずられてしまったのでしょうか。systematic自体、それほど新しい言葉ではないようですので、当時のスタッフさんたちがニュアンスをよく分かっていなかったとは考えにくく、なぜ他の表現にしなかったのか、経緯を聞いてみたいものです。

なお、コロンボの階級はLieutenantで、辞書には通常「警部補」とあるのに、日本では「コロンボ警部」で定着していることは、知る人ぞ知る話です。ま、"Lieutenant! Lieutenant!"と繰り返し呼びかけている場面で、「警部補!警部補!」と言うのもしまりがありませんから、「警部」にしてしまって、たぶん正解だったのでしょう。そもそもアメリカの階級を日本に当てはめることに無理がありますし。

それにしても、大胆といえば大胆。このくらいの自由度が金融翻訳にもあったらなあ、とつくづく思います。

「いろんな国の中央銀行が、お金をじゃぶじゃぶに出したもんだから、企業は借金しまくるし、投資家はもうみんなウハウハで、株式市場とか社債市場とか、そりゃもう上げっぱなしよ」

とか。わりと分かりやすいと思うんですけど、ダメ?





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プロフィール

すーじー

すーじー
1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。現在はシカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。[2016年1月start!]

いぬ

いぬ
幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。[2008.4.1 start!]

アース

アース
田舎の翻訳者。外国留学・在留経験ナシ。都会生まれの都会育ちだが、現在はド田舎暮らしで、ネットのありがたさにすがって生きる日々。何でも楽しめる性格で、特に生き物と地球と宇宙が大好き。でも翻訳分野はなぜか金融・ビジネス(英語・西語)。宇宙旅行の資金を貯めるため、仕事の効率化(と単価アップ?!)を模索中。[2015年12月終了]

ぺこたん

ぺこたん
高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。[2007.6.1 start!]

みなみ

みなみ
英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。[2007.5.1 start!!]

さるるん@ロシア

さるるん@ロシア
米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。[2013年7月終了]

トナカイ

トナカイ
フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。[2010年10月終了]

昼顔

昼顔
外資系金融、在ジュネーブ日本政府代表部での勤務を経て、外務省職員として採用。帰国後は民間企業にてインハウス通訳者としてキャリアを積み、現在は日英仏フリーランス通訳者として活躍中。昨年秋からはNYに拠点を移す。趣味は数年前から再び始めたバレエと映画鑑賞と美味しいモノの食べ歩き。[2010年3月終了]

フレッヒ

フレッヒ
高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。[2009年2月終了]

パンの笛

パンの笛
幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。[2008年4月終了]

かの

かの
幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。[2008年3月終了]

まめの木

まめの木
ドイツ留学後、紆余曲折を経て通翻訳者に。仕事はエンターテインメント・芸術分野から自動車・機械系までと幅広い。色々なものになりたかった、という幼少期の夢を通訳者という仕事を通じてひそかに果たしている。取柄は元気と笑顔。[2007年11月終了]

the apple of my eye

the apple of my eye
日本・米国にて商社勤務後、英国滞在中に翻訳者としての活動を開始。現在は、在宅翻訳者として多忙な日々を送る傍ら、出版翻訳コンテスト選定業務も手がけている。子育てにも奮闘中![2007年5月終了]

仙人

仙人
大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」[2007年4月終了]

ガットパルド(gattopardo)

ガットパルド(gattopardo)
伊・仏・英語通翻訳、ナレーション、講師など、幅広い分野において活動中のパワフルウーマン。著書も多数。毎年バカンスはヨーロッパで![2006年8月終了]

Hubbub from the Hub

Hubbub from the Hub
幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。[2006年8月終了]

雛


大学在学中に通訳デビュー。外資系企業勤務を経て、フリーランス通訳者に。会議はもちろん、音楽、舞台、映画などの分野でもひっぱりだこ。クライアントからの指名率も高い。[2005.11月末終了]

とと

とと
大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。[2005.11月末終了]

背番号8

背番号8
イギリスに長期留学後、インハウス通訳者として数社に勤務。現在は、フリーランス通翻訳者として活躍中。若手通訳有望株の一人![2005.11月末終了]