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新学期

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

9月1日、ロシアの新学期が始まりました。
この日は、ロシアの子どもたちにとって特別な日です。
うちの子の通っている現地校の場合、学校の玄関前に全学年の生徒と父兄が集まり、入学式兼始業式が行われます。この日には子どもたち一人ひとりが先生に花束を贈る習慣があり、花束を抱えた子どもたちがずらりと並ぶ姿は壮観です。

このセレモニーが屋外で行われるのは、どうも4年前の北オセチアでの学校占拠事件の影響のようです。あの事件は、まさに9月1日のこの新学期のセレモニーを狙ったものでした。

去年もそうでしたが、今年も9月1日は10度を切る寒さで、日本の冬用コートが必要でした。日本から戻ってきて1週間目だったので、いきなり夏から冬になった気分でしたが、その後モスクワもまた暖かくなり、この数日は半袖で過ごしております。

新学期の楽しみのひとつは、新しい教科書を見ること。
私はロシア語がだめなので内容はよくわからないものの、なんだか見ているだけで楽しい気分になります。

あいにく昨年度の教科書の画像なのですが・・・
音楽の教科書から「秋の音楽」

ロシア文学の教科書から「きつねとおおかみ」
「ロシア語」の授業は、文法(書き方を含む)と文学の時間に分かれています。

ロシア語(ロシア文学)の授業では、日本よりもかなり多い分量の文章を読ませます。夏休みにも読書リスト(20編以上がずらりと並ぶ)が渡されました。いいことだ、と興味深く感じています。

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さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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