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越前敏弥さんと橋本美穂さんの対談

すーじー

通訳・翻訳者リレーブログ

先週の金曜日、神保町の三省堂本店で開催された翻訳家の越前敏弥さんと橋本美穂さん(ふなっしーやピコ太郎の通訳をされた方)の対談&サイン会に出席してきました。

前夜の睡眠時間は3時間ちょい、開始時間ぎりぎりに駆け込み、その後は九段下の図書館で調べもの……という個人的にはしんどい外出でしたが、行ってよかったです!

今回はそのときのメモから、いくつかシェアしてみます。

「翻訳は桜の木を1枚の絵としてどう描くか」通訳と翻訳の違いに関する越前さんの説明です(発言そのままではありません)。越前さんいわく、絵としては全部キチッと描けばいいわけでもないとのこと(つまり、メリハリが大事)。

翻訳も通訳もサービス業。お客に内容を伝え、どれだけお客の役に立つかがキモ。(書籍翻訳をやっててそう言える越前さんをあらためて尊敬)

下準備あっての本番。橋本さんはいま豚コレラの勉強をしていて、ぶ厚い医学書を1冊読破して専門用語をマスターされたそう。(見習わなければ…)

橋本さんのブログ。対談で紹介された橋本さんのブログ記事はこちら。(全然関係ないけど、メモの色のセンスがいい感じです)

ちなみに今回とくに心に残ったのは、橋本さんの前を向き続ける姿勢。私ならいっぺんでトラウマになりそうな修羅場をたくさん経験されてらっしゃるようなのに……すんごいパワフル! もしかしたら、それがいちばん大事なことなのかも。

今年もお互いよい1年になりますように!

江の島の亀

江島神社奥津宮の酒井抱一作「八方睨みの亀」(模写)。

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すーじー

1998年春、研究留学する夫に同行して渡米。大の苦手だった英語をイチから学びなおすことに。シカゴ在住のフリーランス英日翻訳者として、マーケティングから金融・経済まで幅広い分野のビジネス案件にたずさわる。最近、興味があるのは、DIYと健康になること。2017年より神奈川在住。

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