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免許をなくした!

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 昨日、スーパーに買い物に出かけた時に財布の中を見たら、運転免許証を入れていたポケットに免許が入っていません。あれー?と思いながら家に帰り、家中の引き出しやらカバンやらを探し、学校から帰ってきた娘にたずね、夫に携帯メールでたずねましたが、不明。
 いったいいつ、どこで無くしたのか、まったく思い出せません。最後の記憶は、12月に日本に帰省した際、飛行機の中で映画を見るための機械を借りた時のIDとして使った記憶だけ。つまり、日本から帰ってきた1月から、免許不携帯で運転していたことになります…。
 ふっと出てきそうな気がしないでもないですが、免許不携帯のままで運転したくないし、かといって車なしでは生活ができません。とりあえずネットで調べたところ、再発行の手続きは非常に簡単、ということが分かりました。そこで、免許証がないことが分かった翌日である今日、免許証の再発行に行ってきました。
 まず、最寄りのAAの窓口に行って、「免許をなくした」と言います。AAは日本でいうJAFのような存在で、免許証自体を管理するお役所(NZ Transport Agency)の免許業務を請け負っています。
 書類を渡してくれるので、名前などを書き込み、身分証明(私の場合はパスポート)と住所を示す書類(私は電気代の請求書を持っていきました。ちなみにこちらでは、住民登録という手続きがないため、住民票は存在しません)を見せます。その場で視力検査をして、その場で写真を撮って、はい、できあがり。窓口のカウンターのところで、10分足らずで全部済んでしまいました。費用は44.30ドルで、今日から10年間有効の免許証の更新の手続きは終了でした。30ドルちょっとで今までの免許の再発行も可能なのですが、あと2年ほどだったので、もう更新しちゃいました。
 AAはお役所ではないので、お昼休みもないし、土日もやっています。日本と違って、非常に便利。
 ただ、その場でもらえるのはテンポラリーな免許証で、実際の免許証は、2週間ほどで、郵便!で送られてきます。この国では、クレジットカードなどの重要な書類でも、結構平気で郵便で送られてきます。大丈夫か、と思うけれど、宅配便も日本ほど発達していないし、適当だったりするので、同じなのかな。
 それにしても、日本の免許更新の手続きは、いかに人手と時間がかかるものであるか、と思いました。この間、帰省したときに日本の免許を更新したばかりなので、なおさら、NZとの違いが感じられます。免許更新時の講習会は私のような浦島太郎には、交通法改正のポイントが分かって、非常にありがたかったですが、これとて、自己責任で知っておくべきことでしょう。ニュージーランドでは、こういう親切なものは免許更新時にはいっさいありません。その分、簡単に、迅速にできる、という大きなメリットがあります。
 窓口で、「免許をどこで、いつ、なくしたか、さっぱり記憶にありません」と言ったら、「そりゃそうよー、覚えていたら、取り戻しているでしょ」と言われて、納得。今度はなくさないようにしなくては。それにしても、私の免許証はいまごろ、どこで泣いているのでしょうか?

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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