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みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 先週末のオークランドは大風が吹いて、非常に冷え込んだのですが、この数日は穏やかです(なんてことを書いていると、すぐに大荒れになるのですが)。NZの暖房器具は日本にはないものが多く、中でもバスルームの照明を兼ねた暖房用電球は、日本ではあまりないように思います。我が家の場合だと、275Wの電球が2つでバスルームを暖めます。暖房が必要ない夏用に、通常タイプの電球のスイッチもあります。非常に便利な仕組みだと思います(そのかわり、こちらにはこたつがなかったりします)。
 この暖房用電球の1つが切れてしまったので、先週末に近所のBunnings Warehouseというお店に買いに行きました。ここは、ありとあらゆるDo It Yourselfのツールや材料が揃っている大型量販店です。
 非常にわかりやすい陳列なので、すぐにLight売り場には行き着いたのですが、お目当ての商品がどこにあるか分かりません。うろうろしていたら、店員さんがにこやかに近づいてきて、「May I help you?」と聞いてくれました。その店員さんにバスルームの暖房用電球が欲しいというと、「残念ながら在庫切れで、来週金曜日に入ります」との即答が返ってきました(みんな、我が家と一緒で、寒くなって慌てて買いに来たのでしょうね)。
 それにしても、この店員さんの対応は、NZでは非常に画期的です! なにしろ、「私に話しかけるな」オーラを発していたり、聞いても分からない店員さんが多いのです。
 そのあとも、きょろきょろしていると、近くの店員さんがすぐに声をかけてくれて、その社員教育のすばらしさに感動。なんだかこんなことで感動してしまう私に、我ながらおかしいですが、すっかりBunnings Warehouseが気に入ってしまいました。
 ネットで調べてみたら、英国からオーストラリアへ移民してきたBunnings兄弟が19世紀末に創設した建築会社を元に、買収によって規模を拡大してきた会社のようです。キャッチフレーズは、「Lowest prices are just the beginning」。
 サイト(http://www.bunnings.co.nz/。郵便番号を聞いてきたら、適当に4桁の数字を入れてください)には、分野別の取扱商品の紹介はもちろん、必要なペンキの量が計算できたりするOnline D.I.Y. CalculatorsやSustainablity Houseの紹介など、楽しいコーナーもあります。
 また、毎週末には各店舗で、無料講習会をやっています。月末にTips on how to build a deck があるのを見つけた夫は、ぜひ行きたいと張り切っています。
 それにしても、社員教育はどうやってやっているのでしょうか。ぜひ、日経ビジネスあたりに取材してもらいたいものです。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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