INTERPRETATION

第27回 On a roll

木内 裕也

Bazinga!

 少し前に、Go to townという表現を紹介しました。焼いたクッキーをダイニングテーブルの上に置いておいたら、いつの間にかなくなっていたという場合You really went to town!と言うことができます。それに少し似た表現に、On a rollというものがあります。同義の表現ではありませんが、イメージは似ています。

 

 On a rollとは、「次々に何かをやり遂げる」という意味。例えば休暇中に百通を超えるメールがたまってしまったとします。そんな時、30分間集中してすべてのメールに返事をした場合、You were on a roll with those email messages!と言えます。もしくは、営業活動の中でここ数日、うまく契約が次々に取れている場合、I’m on a roll!です。スポーツでも、The Red Diamonds have been on a roll.と言えば、勝利が続いていて調子がよいということ。この表現を頻繁に使えるような、成功に満ちた日々が続くといいですね。

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木内 裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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