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第23回 目標達成の秘訣は、明瞭な具体化!

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

皆様、こんにちは!一日遅ればせながらメリークリスマス!

どんなメリークリスマスを過ごされましたか?

さて今年最後のブログです。

本当に一年間読んでくださってありがとうございました。

本年最後ということですので、特別なブログにしたいと思います。

今年私にとっては目標の全てを達成できる一年となりました。

国際会議同時通訳、医学会議の同時通訳、ベストセラーの出版、日経ウーマンでの取材など全て昨年の今頃に立てた目標を達成できました。

多くの方から祝辞をもらうと共に

「どうしてそんなにどんどん夢を叶えられるの?」

「次々目標を達成しているけれどいったいどうしているの?」

という質問も多く受けるようになりました。

その目標達成のコツを詳しく書くことは自分の種明かしをするような気がして、いいのかなとも思う反面、もし共有することで皆様も同じように目標を達成できることは良いことなのかと思って、思いきって書かせていただきます。

まず、明確な目標を立てます。

天国のレストランという話を聞いたことがありますか?

天国のレストランにある男性が入店してきました。

その男性は角の席に案内され、こうオーダーしました。

「天国のレストランで、一番美味しいものをお願いします。」

として待つ事20分。

後から他の席のお客様はどんどん美味しそうなエビチリや北京ダックなどが運ばれてくるのに、自分のところには何も出てこない。

しびれを切らしたその男性は店員にこういいます。

「もう20分も前に注文したのに、なぜ私の料理だけが運ばれてこないのですか?」

店員は「一番美味しいものをご注文されましたよね。実は、厨房でもめてしまっているのです。」と。

天国のレストランですから、和食、中華、タイ料理、インド料理、フランス料理、ドイツ料理、イタリア料理とありとあらゆる国の最高の料理長が控えていたのです。ですから、一番美味しいものという注文ということで各国のシェフが「俺のが一番だ!」ともめてしまっていたのだそうです。

私はこの物語から、明瞭さが夢を実現する可能性を上げることになるのだと痛感しました。

私の好きな「引き寄せの法則」という本でも、まるでそのものが手に入ったように想像することが引き寄せるコツだと言っていますし、通訳をさせていただいているアンソニー・ロビンズも「Clarity is the power」明瞭さが力だと言っています。

そこで、私は2011年を飛躍の年にしかったので、具体的にどうしたら飛躍と自分が思えるかを考えました。

2年半のブランクの後、フリーランスの通訳者として、企業間の会議だけでなく、国際会議という場で同時通訳をするということ。

通信業界で一番長く技術通訳をやってきましたが、もう一つ専門的な分野の通訳がしたいと思い医学を選び、さらに医学の同時通訳をこなせれば、自分としても飛躍と思えると思い、これをもう一つの目標としました。

さらに、本の出版をしたいとハイキャリアのインタビューでも名言しましたので、本の出版、さらにベストセラーにしたいという目標にしました。

このように飛躍の年を具現化することで、自分も具体的に、それぞれの行動計画を立てることができます。

国際会議では、環境という企業の枠を超えて話すような話題に力をいれて勉強しました。

医学はISSの医薬翻訳コースに半年間通うことで専門知識を入手しました。

ベストセラーはハイキャリアを運営しているテンナインの社長、工藤様の出版の話を聞き、出版コーディネーターを紹介していただきました。

引き寄せという言い方もできますが、別のいい方もすれば、明確な目標を立てることで、自分の意識がそこに行き、いつでもチャンスが来ても掴めるような状態をつくることができるのです。

そして、国際会議は企業の環境系の同通から始まり、NGOそして最終的には大学が主催する国際会議の同時通訳を引き受けることができました。

医学も、9月に通訳仲間から問い合わせがあり、医学コースに半年通ったことで医学知識がある程度あるということがエージェントの安心感につながり、無事受注できて目標を達成することができました。

ベストセラーも出版コーディネーターの方が何度も打ち合せを重ねてくださり、私のもっている話題の中で一番読者の方に喜んでもらえる内容をブレインストーミングした結果、「TOEICテスト280点から半として800点、3年で同時通訳者になった私の42のルール」の誕生となりました。

なんとなく具体的な目標の大切さが伝わりましたでしょうか?

そして具体化するプロセスの中で私が大切にしているのは書き出すということです。

日経ウーマンの9月号の記事でも書いていただいたとおりですが、書く事で心の中のぼやっとした思考を文字で刻銘にすることができるのです。

さらに、自分にとって現実味をますため、私は日付を入れるようにしています。

私の義理の妹にこの日付入れを薦めたときも、「現実感がすごい増すね」と言っていましたが、私も全くそうだと思います。

この時には明日とか来週とか曖昧な言葉は使わず、2011年12月31日などのように日付を入れています。

こうすることで、逆算して課題をいつまでにしなければならないかを明確化することができます。

ということは工程表、行動計画を立てることができるのです。

ここまでできれば、後は行動計画に従って実行するのみです。

さぁ、これで2012年の目標設定ができそうでしょうか?

私はもちろん既に2012年の目標を設定し、書き出していますよ。

どうしたら、適切な行動計画を立てられるか?

そこにも大切なコツがありますので、それはまた来年にお伝えしていきましょう。

どうぞそれまでに具体的な目標を日付入りで設定しましょう。

それでは今年も最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。

2012年が読んでくださって皆様にとって最高の飛躍の年となりますよう、心からお祈りしております。

Written by

記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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