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純粋培養?

パンの笛

通訳・翻訳者リレーブログ

 夕べからお腹が痛い。お腹など滅多に壊すタイプではないので、本当に珍しい。普段は常に食欲旺盛、夜になればお酒はマスト、と言うタイプなのに、食事も喉を通らなければ、お酒も美味しく感じられない。しかも、本当は寝ている余裕もないのに(夕べも夜もう一仕事、いや、二仕事くらいしてから寝る予定だった)、体力がそれを許さず、夫にすべての子供の世話と家事とを任せて8時過ぎにはさっさと寝てしまった。寝ながら考えた。今回なぜお腹が痛くなったんだろう? どうも、痛いのはみぞおちの辺り。ということは、胃…? うーーん、普段は胃なんて存在すら感じたこともないほど丈夫なのになぁ。…とつらつら考えている内に、一つだけ思い当たる節が。最近、息子のサッカーチームのお母さんたちとやりとりをしている内に、なんだかちょっとモメていることがあって、どうやってその問題を解決したものか、と考え込んでいるのだった。早い話が、対人関係のストレス。実は、私はかなり強気でいけいけどんどんに見せつつ、対人関係がうまくいかないのが本当に苦手。過去に片手で数えられるほどに胃が痛くなったり、劇的に頭痛がしたりしたのは、すべて何らかの対人関係のストレスがあった場合だった。それはおそらく私の性格でもあるけれど、もう一つ思うのは、普段自宅にこもって一人きりで仕事をして、仕事で真っ赤なレビューが返ってきてげっそりすることはあっても、日々他人に気を遣って生きるという習慣そのものがないからではないかしら。自分の好きなペースで仕事をし、唯我独尊の世界にどっぷりハマっていても、あまりよそ様にご迷惑をおかけすることもない。むしろ翻訳をする際には、場合によっては多少の陶酔感も必要な場合もある。そのくらいどっぷり入り込んでいる方が、少なくとも自分の納得の行く結果は出る。でもその分、対人関係で苦労をする機会そのものがないのだ。要するに、純粋培養。(この言葉には少なからず、可憐な少女のようなイメージがつきまといますが、言葉の定義としては、子持ちの30代女性でも利用可能かと勝手に推察いたしました。悪しからず。)だから、ちょっとでも悩ましい局面があると、思考回路がショートして、体に影響が出てしまう。うーーーん、我ながらひ弱。もう少しどっしり構えなくちゃなー。…などと考えているうちに、段々熱っぽくなってきました。これは、お腹に来る風邪??? 皆様もどうぞご自愛くださいませ。

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記事を書いた人

パンの笛

幼少時に英国に滞在。数年の会社勤めを経て、出産後の仕事復帰を機に翻訳を本格的に学習。現在はフリーランスの在宅翻訳者。お酒好きで人好き、おしゃべり好きの一児の母。

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