BLOG&NEWS

来週から実名!

かの

通訳・翻訳者リレーブログ

 大人になると、どんどん月日の流れが速くなると言われるが、私もまさにそう。特にここ3年間はものすごいスピードだった。まず、家族に関して言うと、息子の入園。ついこの間生まれたかと思っていたら、「え?もう年少さん?」という具合で迎えた入園式だった。ところが運動会やお遊戯会、各種行事であっという間に一年が過ぎ、気がついたら年中組へ進級していたのである。
 幼稚園2年目ともなると、こと行事に関しては親も慣れてくるもので、「5月の3週目ぐらいに遠足があるから、仕事は控えよう」とか、「12月はお遊戯会だ」など、スケジュール管理もしやすくなった。幼稚園ライフを親子ともどもエンジョイしていたら、秋になり、今度は娘の入園手続きが開始。面接やら園服採寸やらを経て、今年の4月に娘は年少組、息子は年長さんになった。兄妹そろっての入園生活。二人とも同じ園で過ごせるとだけあって、毎朝仲良く出かけていったのである。
 一方、私の方はフリーランスで仕事をしている分、毎回が真剣勝負。千本ノックをもれなく拾うというわけではないが、来る仕事来る仕事をこなしていたら、季節が3度もめぐっていた。目の前の仕事に精一杯で、はたして自分がめざす通訳力・知識力を蓄積できたかどうか定かではない。しかし、子どもたちの成長ぶりから、私自身大きな刺激を受けてきたのも事実である。
 4月からは息子がいよいよ新一年生。今まで過ごしてきた保育園や幼稚園では遊びを通じて成長することが重視されてきた。一方、小学生になれば少しずつお勉強の世界へ入っていくことになる。春からは息子も娘も初めての習い事を開始するので、本人たちの体力と気力も見守っていきたい。夫も仕事面で新たな任務を担う予定となっている。そして私自身も、通訳翻訳業、後進の指導、そして執筆活動の3本柱を本格的に歩み始めることになる。
 家族全員にとっての新しい春。花咲くこの季節に、我が家はかつてないほど未知数の世界へ進んでいく。どのような出会いがあるのだろう?そこで何を思い、どうやって皆で成長できるのだろう?今はその期待でいっぱいだ。そして2年3カ月続いた「かの」ブログも今日が最終回。来週からは実名で「通訳者の卵たちへ」というコラムが始まる。

 長らくのご愛読、本当にありがとうございました。新コラムはもちろんのこと、月曜ブログの次期担当者、「いぬ」さんへの応援もぜひよろしくお願いいたします!

Written by

記事を書いた人

かの

幼少期を海外で過ごす。大学時代から通訳学校へ通い始め、海外留学を経て、フリーランス通訳デビュー。現在は放送通訳をメインに会議通訳・翻訳者として幅広い分野で活躍中。片付け大好きな2児の母。

END