<この本のお勧めポイント>
首都ヘルシンキを中心に、フィンランド南部の都市(ポルボー、トゥルク、フィスカルス、ヌンミ)のショップ31店を豊富な撮り下ろし写真で紹介する、およそ300ページからなるビジュアル本です。
本には、最近日本でもすっかりおなじみになったマリメッコやイッタラといった有名ブランドの大きなショップのほか、それぞれのオーナーのこだわりや思い入れが詰まったディスプレイやスペースの写真が満載。ショップを人と人との出会いの場、商品だけでなく夢や思い出も持ち帰ることのできる体験の場、そして一人ひとりが自分だけのストーリーの主人公になれる場所としてとらえ、フィンランドのショップ空間を紹介しています。
空間プロデュースの専門家はもちろんのこと、海外からフィンランドを訪れる読者を意識し、テキストにはフィンランド語、英語、イタリア語、ロシア語、日本語の対訳がついています。
<この本を翻訳したきっかけ>
近年、日本人の間でフィンランドへの関心が高まっていますが、そのことはご当地フィンランドでもすでに知られており、少しでも多くの方にフィンランドのことを知っていただきたいということからこの本に日本語訳をつける話が持ち上がったそうです。そんな中、著者のスサンネさんから直接声をかけていただき、翻訳をお引受することになりました。
<翻訳中の苦労話>
海外での出版なので日本では洋書という扱いになりますが、たった一人の孤独な作業で責任を感じました。その中でも、誰が読んでも自然で楽しい日本語、本全体の雰囲気にふさわしい簡潔明瞭な文章と文体を心がけました。日本でも、今後多くの方の手に届くことを願っています。
また、個人的には、過去にもいくつか出版向けの翻訳を手がけていたのですが、実現に至ったのはこれが初めてになりますので、後々まで思い出深い本になると思います。
本のウェブサイトはこちらです→ http://www.shoppinginfinland.fi
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