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通訳・翻訳者リレーブログ

何かがおかしい。確実におかしい。それに気づいていないのか、気づきながらも、気づかないふりしているのか。胡散臭い。
楽しい楽しい。それはそれで良い。でもそんなことやっている内に、現実がどんどん見えなくなってゆき、最終的にあれこれすっかり忘れてしまう…のか…。実際には何も変わっちゃいないのに。それどころか、ドサクサにまぎれ、あれやこれや変えられ。それでも、気づかなかったりして。なんだか嫌な空気。ほんと、不気味。
地表をきれいに舗装しても、地中にあるモノが消えるわけでもなく。
あの時の使命は、相手を納得させること。真実を語ることなどではなく。そんなの当たり前。良くあることっしょ。
見ざる聞かざる言わざる。
目に見えないもの、目に見えないもの。
目に見えるものが、すべてではなく。
目に見えないものに、真実が隠されている。
大切なものは、目に見えないんだよ。
某北欧バンドの、デビュー30周年記念関連の仕事をした。デビュー当時から大好きなバンド、仕事で携わるようになってから28年。色々な瞬間がグルグル走馬灯。厳しいこの世界で、生き残るのは並大抵ではないこと。こころからのおめでとう!
ジューダス・プリースト、サクソン、アイアン・メイデン、エアロスミス、チープトリック、ハート、ラット、モトリー・クルー、シンデレラ……。華やぎあったあの頃。走馬灯が回り出し、当時のバンドを聴き始めたら、止まらなくなり、原稿どころではなくなってしまった。
10代の頃の友だちと、海を挟んだこっちと向こうと、世界中のあっちとこっちと、時差にもめげず、会話できるようになるなんて。当時いったい誰が想像できたろう。
クジラを殺す国主催のオリンピックなど、賛同できるわけがない。クジラは知的な動物だからと。はいはい、またですかい。牛や豚や鶏は、神さまが人間にお与えくださったものだと言う。はいはい、やれやれ。
目の前に車が用意され、次の地点へ運んであげよう。せっかくそう言ってくれているのに、いま居る此処が心地好いからと、即座に断るなんて。
身内に褒められ、仲間で盛り上がり、それで素直に満足しているなんて。ナイーヴ、イノセント。そこで確実に、止まっている。すべてそこで完結している。心地よいその小さな世界の中で。
内向き、内向き。停滞感。
此処がすべてではなく。答えは向こうにあるかも知れない。
10中8-9は、思いどおりにいかないもの。でも1を手に入れる為には、その8-9への挑戦は不可欠。
ぬくいところからは、新しいものは生まれない。
裸の王様。
井戸の中の蛙大海を知らず。
ちっこい!
挑戦。
脱ぎ捨てる。
明け方4:00amの電話インタビュー。なのにご本人いらっしゃらず。まあこれ、時々あること。3度…3日間、ずっと留守電。4度目目の正直で、やっと捕まったりと。気分が優れないからと、ドタキャンされたり、パーティーが盛り上がり家に帰れなかったと、言い訳されたり。ホテルの部屋に引きこもり、結局インタビューできなかったことも。ああやれやれ、ミュージシャンという種族は。でも単純で憎めない人が多いから、まあまあ許せちゃうのです。
高校時代の友だちから、今朝電話が来た。それも朝の7時半に。こういう時、規則正しい生活送る一般ピープルと、メチャクチャな生活送るこっちとの、ギャップ実感し眩暈がする。おまけにその日は、早朝5:00amから電話インタビュー。で、寝たのが6時半近く。従って連絡事項をメモしたものの、後から見たら、まるで読めません、このミミズ書き。これ読んでいたら、ご連絡ください~(ーー;)
同じ世界にずっと棲息していると、常識だと思っていたことが、実は常識ではないことを知ったり…。
某有名メタル・バンドのDVD字幕入れ。ジョーク連発の会話に、エラく時間が掛かってしまった。ジョークの翻訳は、簡単そうで実は難しい。
自分でやったインタビューの起こしは、難なくスラスラできるけれど、人のやったものの翻訳は、とても気を使うし、それだけ時間も掛かってしまう。
同じインタビューでも、テープ起こしより文章翻訳、つまり音からよりも文字からの方が、時間が掛かってしまうのは何故だろう。
音声だけの翻訳より、映像を観ながらの字幕入れの方が、時間が掛かってしまうのは何故だろう。
言葉を追うのと、意味を追うのと。言っていることの翻訳と、言わんとしていることの翻訳と。意味をくみ取るのと、単語ひとつひとつ拾っていくのと。
耳だと、全体の意味に集中できるけれど、目だと、単語ひとつひとつの意味が気になり、大切なものを見失いそうになる。
足元ばかり気にしていると、目の前のものが見えなくなってしまう。
“自分で書き直すから、内容だけ正確に分かればいい”と言う人もいれば、”滑らかで完璧な文章にして欲しい”と言う人もいる。はてなぁ、いまやっているこの仕事のあの人は、どっちだったっけ。
請求書が必要な会社と、必要でない会社と。同じ会社でも部署により、必要だったり必要でなかったり。はてなぁ、この仕事のこの会社のこの部署は、どっちだったっけ。
いい文章を思いついた時に限って、トイレか風呂の中にいる。
いい文章を思いついた瞬間に限って、トイレに行きたくなる。
忙しい時に限って、仕事部屋に蚊がいる。
忙しい時に限って、猫が”抱っこ!”と足元で呟く。
頭痛がしてきたので、絨毯に横になり、読みかけの文庫を手にする。すると今度は目が疲れてくる。
原稿に夢中になり、気づいたら8時間経っていた。自室でエコノミー症候群になったら、そりゃそうとうアホだわな。
あれくれこれくれ、あれ免除しろこれ免除しろ。でも増税には反対…ってか?
願いはただひとつ。出発地点ができるだけ平等であること。例えば大学へ行く能力意欲ある人は、家庭の事情云々に拘らず、みんな行けるよう。子

もが欲しい人は、3人でも4人でも5人でも育てられるよう。国のバッグアップ、国民の理解あることを。機会の平等。

でも結果の平等を求めるのは、ちょっと違う気が…。この国は、その辺のところが、ゴチャゴチャになっている気がする。日本は、成功者や幸せ者に、非常に厳しい。
嫉妬、比べっこ。
平等ったって、色々。
分相応。身の丈を知る。
気品や教養は、一日にして成らず。つくづく。学歴やら肩書きやら見た目やら持ちものやら、すべて薄っぺらで安っぽく感じてしまう。
ニセモノ。
不幸だついてないだって、それは結局、人のせいではなく。舵取りしっかりやっていないと、気づいたらとんでもないところにいたりする…。
向こうの友だち、近くの州に住む5-6人が、久々再会し小旅行に出かけたと、先日フェイスブックで御報告が。上下3学年。日本でいうところの先輩後輩の間柄。でも敬語やら空気を読めだとか、あれやこれやのない関係。軽やかな風吹く当時を、単純だった日々のこと、ふと懐かしく思う。
愛情を込めようと何を込めようと、手を上げたらそれは、暴力というもの。
気合…ですか?
実名だと本音が言えない? 誰だか分からない相手となら、本音をぶつけられる? 眩暈がする。
向こうの”いいね”とこっちの”いいね”。同じいいねでも、なんだかずいぶん違う。
本音と建前。
思っていること、言わなければ伝わらない。
思っていること、言わないのは相手に失礼。
思いを伝えれば、それで済むことなのに。
単純なことを、なぜ複雑にしてしまう?
天候と国民性。関係あるのではないかと、蒸し暑い夏を過ごすたび、ちょっと思ったりする。
それが認められるんじゃ、”では家族って、なんなんスか?”…と、お尋ねしたくなります。
新聞でも雑誌でも、真っ先に広告に目を通す。それでその中身が分かるとデス。雑誌を作っていた頃からの習性。それはいまも変わらず。
紙ならではの、紙でしか表現できないものだって、必ずある。
戸井十月さま、早すぎます!
愛猫のねねちゃん、先週トイレに行ったり来たり。通常1回の量を4-5回分割で。しゃがんでは溜息ついたり。”このまま死ぬのか?!”。夜も眠れないほど心配になり、翌日動物病院へ駆け込む。結果:膀胱炎。30分ほどの診察中、血をガッツリ抜き取られ、エコーを隅々され、身体をグニャグニャ触られ、結んで開いて、上下左右引っくり返され。まるで失神中のダンゴ虫。いや、グルグル回転するロースト・チキン。
動物は、ここが痛いとかあそこが痛いとか、自分では説明できない。だから、こちらでしっかり見ていないと。でないとすぐに、取り返しのつかないことにだってなり得る。
やる気スイッチ、どこにありますか?
秋になったら、それは見つかりますか?
固唾を飲みながら真夜中に、他国の大統領の記者会見を観たり、ブツブツ言いながら真夜中に、地球の裏側のプレゼンに釘づけになったり。この蒸し暑さ言い訳に、やる気なくしていた…筈なのに。集中力、まだ残っていたとです。
夜が白む頃、窓をそっと開け、雨音BGMに原稿書き。
吹く風が、ちょっとばかり軽やかになってきて、ようやくやる気スイッチが見つかりそうです。
京都…嵐山…渡月橋……。
そうだ、この秋、行こう。
可愛い蜘蛛の子たちよ、風に乗り海を超え、遠く北米へ南米へ。みんな元気に飛んでゆけ!
人生やっぱり、楽しければ良いってもん。

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記事を書いた人

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

END