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世界衝撃TOEIC攻略法

第14回 スキミングとサイトラで速読英語脳!

前回、受験勉強や学校の英語教育では、なかなか伝授されてこなかった、速読の基本である大量流し読みを紹介しました。そして、そのコツは教材選びと語源であるとお話しました。

今回は、この流し読みをさらに効果的にしていく速読を、二つご紹介いたします。

一つ目は、ある種の速読法とも言えるのですが、スキミングという方法です。

これは、TOEFLゼミナールの時に基本を学び、その後インタースクールという通訳の学校でリーディングのクラスの時に、ネーティブの方から伝授いただいた方法です。

この方法は、英語の書き方のルールを逆手にとって、重要な情報だけをすくい取るように解釈していくので、「すくう」という意味のスキミングという名称がついています。

スキムミルクは牛乳の表面をすくって、粉末にしたミルク=脱脂粉乳ですよね。
そのスキムと同じです。

英語の小論文には、起承転結よりも、もっときっちりした構成があります。
TOEFLを受験したことがある方であれば、エッセイ・ライティングのセクションがあるので、学んだ方もいらっしゃると思います。

まずは、問いを立てる導入。そして自分の主張を、複数の理由をあげて説明します。これで一段落目が終わりです。

二段落目で、理由の一つ目を具体的な例を加えて、自分の主張の根拠を説明します。

三段落目も同じように、二つ目の理由を具体的な例をあげ、説明します。

理由が二つであれば、ここまでで、もっとあれば、その数だけ、段落を設けて、説明していきます。

そして、最後の段落が結論です。

と、論文など何か主張をしている場合はだいたいがこの形式を取りますので、スキミングでは、まず、最初の段落の一文目、結論の一文から二文、そして、真ん中にある段落の最初の文をどんどん読んでいきます。

こうすることで短い時間で、著書がもっとも言いたいことを、スキミングすることができるのです。

もう一つの方法が、サイトラと呼ばれる通訳者を目指したことがある方、通訳者であれば、必ずやったことがある勉強法を使った速読法です。

サイトラとは、「サイト・トランズレーション」=「見て翻訳する」という言葉の略です。

ですから、日本語でも英語でも、目で文面を読みながら、翻訳して言葉に出して行くという練習法です。

日本語と英語の同時通訳の場合は、語順が逆(英語では動詞は主語の後、日本語は文末。)になります。通訳の大先輩は1文以上、頭の中で記憶(リテンション=保持)して、訳されていますが、そこまでできない時には、文頭から訳していきます。

この文頭から訳す時に役立つのが、サイトラです。

例えば、下記の例文を二つの方法で、訳し分けてみましょう。

As an ever-increasing amount of data moves on the global network, the need to have commonality and interoperability grows. A key to our success in our target markets is our deep and historic involvement with the industry's most important standards associations and specifications.

従来の後ろからの訳:

データが、ますますグローバル・ネットワーク上で移動している昨今、共通化また相互運用に対するニーズが高まっている。標的とする市場での成功のカギを握るのは、業界で最も重要な標準団体や標準仕様にどれだけ深く、長年に分かって関わって来ているかだ。

頭からの訳:

ますます増えるデータのやりとりがグローバル・ネットワーク上で行われている中、ニーズは共通化、相互運用に対して高まる。成功のカギは、標的市場では深く歴史的な関わりが、業界の最も重要な標準団体、仕様に対してあるか否かだ。

これを頭から訳していく時に、意味毎にスラッシュを入れていき、訳しやすくしていきます。

As an ever-increasing amount of data/ moves on the global network/, the need to have commonality/ and interoperability grows/. A key to our success/ in our target markets/ is our deep and historic involvement/ with the industry's most important standards associations/ and specifications.

ちょっと文面から、このプロセスを理解するのは難しいかもしれませんが、要は前からどんどん英語の語順で理解するということです。

通訳や翻訳者を目指す場合は、当然、適切な日本語の文章にしていくことが重要ですが、TOEICで高得点を目指す、英語の上達がとりあえずの目標という場合は、日本語に置き換えることは重視せずに、内容を理解していくことに焦点を当てればそれだけで十分です。

この練習は英語脳を作るという意味でもとっても有効です。

この練習を使ってあっと言う間にTOEICで高得点が取れるようになる?!iPhoneアプリも現在開発中ですので、どうぞお楽しみに。

今日はリーディングの中でも速読に焦点を当てて二つの方法をご紹介しました。

次回はすぐに得点アップできるTOEIC攻略法についてお話していきます。
乞うご期待!


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プロフィール

小熊弥生

小熊 弥生さん
同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。
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