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紹介するときに”introduce”はNG!

ハイキャリア編集部

通訳者は聞いた!現場で飛び交うNG英語

○月○日、販売代理店に勤めているKさんは、アメリカ西海岸で商品を保管できる倉庫を探していたところ、取引先の中村さんから紹介を受け、現地の物流業者と電話会議を行うことになりました。
その冒頭部分で、通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。

◆NG文◆ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
Mr. Nakamura introduced you to me, which is why I am contacting you today.
(中村さんよりご紹介を受けてご連絡差し上げています。)
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「○○さんから紹介して頂きました」と言うときに、introduceには「その場に第三者がいて挨拶をしているイメージ」があるのでintroduced you to me はイメージの違うものになってしまいます。

◆オススメ英語◆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
I was referred to you by Mr. Nakamura, which is why I am contacting you today.
(中村さんよりご紹介を受けてご連絡差し上げています。)
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≪ポイント解説≫
「~さんの紹介で連絡致しました」

introduceの代わりに「refer A to B/AをBに紹介する」という表現が使えます。しかし、referも使い方によっては失礼に受け取られる可能性がありますので、以下の点にも気をつけましょう。

Mr. Nakamura referred you to me, which is why I’m contacting you today.
(能動態)⇒中村さんが主体で(能動的に)紹介したから=自分の希望とは関係なく、中村さんが理由で連絡している

I was referred to you by Mr. Nakamura, which is why I’m contacting you today.
(受動態)⇒このように受動態にすると、「いい人を探していたところ、中村さんにあなたを紹介してもらった」というニュアンスが出ます。

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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