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世界衝撃TOEIC攻略法

第11回 リスニング、大量聞き流し・ぶつぶつ繰返しが効果的!

前回、スピーキングのコツは簡単な短文で実践していき、少しずつ長文、複文にしていくこととお話しました。

実際に短文で話しかけた時に相手の言っていることが聞き取れないと会話を続けることができません。

ということで、今回はリスニングのコツについてお話していきたいと思います。

まずは英語を聞きとる耳づくりが必要です。

なぜならば、

- 落ち着いて聞き取れない。
- つづりによって誤った発音で記憶してしまっている。

もちろん、実際に聞く単語や表現を知らないということもありますが、それよりも上記の二つが何より大きな原因のようです。

ですから、英語の音に慣れることが第一歩となります。
ということで、まずは英語を聞いてください。

これを聞き流しと言います

しかし、英語教材のCDは、面白さに欠けることも多く、かつ聞きとりやすいようにゆっくり明確に話していることもあって、実際に使われている英語とは少し違うと感じることも多いでしょう。

ですから、まずはナチュラルな英語の会話に慣れる、という目的で映画やドラマなどICレコーダー、iTunesなどを使って聴いてみましょう。

この時に大切なのが、教材の選択です。何を沢山聞くのかということが重要になります。

私が20年前に一気に英語力をつけた時には、映画の「プリティーウーマン」を選びました。
なぜならば、ジュリアロバーツが演じる主人公の状況が私に似ていて、私自身もなんとか現状を打破できないかもがいていて時期で大変共感したからです。

実際に、彼女のセリフは私が発言しそうな内容が沢山含まれていたのです。

そして、聴けば聴くほど、自分がすぐ活かせるような表現に出会うことができました。
加えて、何度聴いても楽しい、飽きない、という利点もありました。実際、二日に一度は映画を見て、移動中など耳が空いてる時は常に音声だけを録音したカセットを聞いて、自然と口から映画の台詞がそのまま出てくるようになりました。

ここでの最初の目的はナチュラルなスピードの会話に慣れるということですから、全てを聞き取れるかどうかは上達してからの課題なので、まずは聞き流すことに慣れましょう。

ある意味ダンサーや女優の方が、まずいいダンス、作品を見て、目を肥やす。作家が沢山の本を読んで仕入れる。シェフの方が、美味しい料理を沢山試食して、インスピレーションを得るというのに似ている作業です。

このナチュラルスピードの聞き流しをすることによって得られるメリットは、ただ単に音に慣れるというだけではありません。ちょっとしたセリフを覚えて、会話で使えるネーティブの「間」や口語表現を学ぶことができる。また、ナチュラルなスピードに慣れているから、TOEIC等の試験の際にゆっくり聞こえ、点数が上がり易くなるなどがあります。

そして、次のステップは、自分の中にある語彙と耳から聞こえてくる情報を一致させるという作業です。

私はアメリカ英語をマスターしたかったのでアメリカ人特有の早口英語を理解するためにとっても有効な教材を使いました。

「Whaddaya Say? (2nd Edition)」 Nina Weinstein

この教材では、

What do you say?(わっとどぅーゆーせい?)

をアメリカ人は

Whaddaya say?(わだやせぃ?)

と普段は発音する規則性を分かり易く説明しています。

日本語でも

「お疲れ様です。」

「おっ~つ。」

とか

「ぉつかさまです。」

という感じでさらっと言う時ありますよね?

あの感じに似ている早口化です。

他にも going to は「ごーいんぐとぅー」ではなく gonna(がな)と聞こえたり発音されたりしています。

ここまでできたら、後はもう少し地道な努力が必要になります。

例えば、前回紹介した中学生レベルの教材についてるCDを使って、リプロダクション、或いはシャドーイングをするということです。

リプロダクションは、いわゆる「リピートアフターミー」、私の後に繰り返して発言してくださりという感じで、テープを止めて繰り返すことです。

止めるのが面倒であれば、再生しているCDに合わせて聞こえてきたままを影武者のように発音する。これがシャドーイングです。

これはカラオケで歌を知らないのに曲を入れてしまった時に、一歩遅れて歌う時があると思うのですが、それに似ている感覚です。

最初はやったことがないために難しいと考えるかもしれませんが、実際は、聴いたままをつぶやくだけなので、リプロダクションよりも簡単ですし、停止する必要がないので歩きながら、通勤中も、いつでもできるので是非やってみてください。

では、テストのためのリスニングの対策はどうしたらいいのでしょうか?
私は、TOEICやTOEFLの教材を使いました。

上記のプロセスを経て、取り組んでみると、実際の試験用のリスニングは早くないことが分かります。

これまでの攻略法でお話してきたやり方で表現、単語の基礎ができるとともに、私の場合、リスニングはかなり早い段階から満点近くになりました。

スキーで上級斜面を滑った後に、中級斜面に行くと、前感じていたよりも緩い斜面に感じるようになるのと同じ感覚です。

他にも、ディクテーションという勉強法があります。
これは通訳学校でよく使われる方法です。

一言で言うと、一語一句書き取る作業です。

大変時間を取るにも関わらず成果が無いと思われる方もいるかもしれませんが、やらないと本当の自分の欠点が分からないので、リスニングに問題があるけれど何が欠点かわからないと思う方は少しでも使ってみることをお勧めします。
分析するための手段として使うのでもいいと思います。

まとめると、大量の聞き流し、リプロダクション、シャドーイングで基礎を固め、ディクテーションで自分の欠点を明らかにして、その後の対策に役立て、戦略的に勉強することが効果的だと思います

今回はリスニングの上達のコツをお話してきました。
参考になりましたでしょうか?

次回は発音の上達のコツについてお話したいと思います。

どうぞお楽しみに。


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プロフィール

小熊弥生

小熊 弥生さん
同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。
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