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Written from the mitten

木内裕也さんのアメリカレポート。2005年春-2006年夏まで、Hubbub from the Hubのニックネームで通翻訳者リレーブログを担当して頂きました。2009年5月にミシガン州立大学(MSU)博士課程を修了、博士号を取得された木内さんから見た、現地での生活やハプニング、大学のことなど、アメリカの今を発信します。 通訳・翻訳の話をまじえながら、幅広いテーマに沿ったレポート、毎週月曜日更新です!どうぞお楽しみに!

春の到来

 ミシガンの長い冬も終わりに近づいています。日本では桜が咲き、新学期の季節ですが、アメリカの北部では4月になっても寒い日が続きます。毎年のように3月中旬に気温が20度近くまで上がる日が数日あり、「今年は早くに春が到来か?」と思わせるのですが、4月に降雪があるものです。今年も数週間前に20度になった日が数日ありましたが、先週は雪が降りました。しかし次第に春が近づいています。昨年の10月からずっと目にしていた雪は全て解け、芝の緑が見えています。キャンパスを歩いていても、まだTシャツと短パンだけでは寒いですが、Tシャツ姿の学生をよく目にします。私も家を出るのが6時ごろなので1枚長袖を羽織って出掛けますが、日中は半袖のシャツ1枚で過ごしています。

 春のミシガン州立大学は非常にきれいです。もともと農学で有名な大学でしたから、広大な敷地があります。牧場のようなイメージの場所もたくさんあり、そこを散歩しているだけで非常にリラックスできます。また芝生の養生を専門にした大学院レベルのプログラムもあるので、18ホールのゴルフ場が2つキャンパスの中にあるだけではなく、非常に手入れの行き届いた芝生のスペースもたくさんあります。Botanical Gardenと呼ばれる庭園もキャンパス内に複数点在しているので、そこを散歩するのも楽しみの1つです。夏時間になり。午後8時を過ぎても明るいですから、例えば4時過ぎまでキャンパスのオフィスで仕事をしていても、その後に友人とキャンパス内を散歩することもできます。午後5時や6時になると、職員が家族や犬と一緒に散歩していたり、近所に住む人がジョギングをしていたりします。

 春になるとサッカーも始まります。3月の中旬から高校生の年代の試合は始まっています。私は寒いのが苦手なので、サッカー協会には4月中旬からしか割当を受けない旨を伝えてあります。3月末にダラスで試合があったように南部に向っての試合や、フルサイズの競技場で室内の場合は別ですが…… 従って、私のサッカーシーズンも本格的に始まりつつあります。来週は国際試合が1試合入っていますので、それに向けてトレーニングをしていることころです。実は1月に自宅裏で転倒してしまいました。ブラックアイスと呼ばれる氷が地面に張っており、それに足を乗せた途端、滑ってしまったのです。先日知り合いに診てもらったところ、やや骨にも影響が合ったようで、2ヶ月以上も運動ができませんでした。春の到来と一緒に少しずつトレーニングができるようになったので、月末の試合には間に合いそうです。

 アメリカでは春が学年末です。4月末から5月上旬に大抵の大学は学年末を迎えます。そのあわただしさがあると同時に、学生は夏休みの計画を立て始めます。実家に戻ってアルバイトに精を出す学生や、夏学期の授業を履修する学生、またインターンとして企業で働く学生など様々です。就職難はアメリカでも大きな問題です。インターンとして働かないと卒業後に仕事がない、とまだ5月以上のインターン先が決まらない学生は一生懸命に仕事を探しています。


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プロフィール

木内裕也

木内 裕也さん
フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。