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フランスでのハプニング

Hubbub from the Hub

通訳・翻訳者リレーブログ

最近、飛行機移動についていません。6月のアメリカ移動では飛行機がターミナルから離れて滑走路に到着する間に大嵐が押し寄せ、空港は閉鎖。5時間以上もターミナルと滑走路の間で立ち往生しました。先日のアメリカ移動では雷雨で飛行機がキャンセルになっただけでなく、3日間も荷物は行方不明。そして今回のフランスバカンス帰りにもハプニングは起こりました。パリの空港でチェックインをする際、いつものように「非常口の席、空いてますか?」なんて聞いていたら、カウンターのお姉さまに「申し訳ありませんが、オーバーブッキングしてしまい、席がありません」と全然申し訳なさそうではない顔で言われてしまいました。せっかくパリからボストンの直行便を買ったのに…… なにやら、翌日の昼まで待てば1日遅れで直行便があるとか。パリでの宿泊先も手配してくれるとのこと。

いつもなら「ラッキー!」とすぐにパリ市内へ向かうところでしたが、今回は事情が違いました。ボストンに夕方到着し、その翌朝に友達とフロリダへ行く予定だったのです。1日遅れてボストンに到着したのでは、フロリダ行きの飛行機に間に合いません。交渉を続けると、その日の夜の飛行機でニューヨークJFK空港へ向かい、翌日の早朝の便でNYからボストンへ向かえば、フロリダ行きの飛行機に間に合うとか。パリで一晩を過ごすことはできませんが、仕方ありません。その方法でアメリカへ戻ることにしました。

パリからJFKへのフライトは無事に飛び、ニューヨークへは夜の10時ごろに到着しました。ボストンへの翌朝のフライトは6時頃。ホテルへ向かっても数時間の仮眠だけで飛行場へ戻らなければなりません。仕方なく飛行場で1晩を過ごすことにしました。入国審査などを済ませて乗り継ぎ便のターミナルに付いた頃は既に23時を回っていて、ターミナルには警備員が数名いる程度。出発ゲートへ向かうことは出来ず、飛行機会社のチェックインカウンターで朝を待つことにしました。

しかしこれほど飛行場の寝心地が悪いとは思いませんでした。カウンター近くのベンチはすわり心地が悪く、チェックインカウンターにある預け荷物の重量を測るステンレス製の重量計のほうが、余程快適でした。また、カウンター奥にあって、スーツケースを流すベルトコンベヤーも結構寝心地がよく、この2箇所で細切れに睡眠をとりながら、朝を待ちました。

朝になり始発の飛行機でボストンへ向かえば、当たり前のように荷物はまたも行方不明。友達と空港で会い、フロリダ3日目にしてやっと荷物が届いたのでした。

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Hubbub from the Hub

幼い頃から英語に触れ、大学在学中よりフリーランス会議通訳者として活躍、現在は米国大学院に籍を置き、研究生活と通訳の二束のわらじをはいている。

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