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放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現

第171回 「驚くべき事実がある」

have a sting in the tail 驚くべき事実がある

Although I didn't like that author before, I have found out that her stories have a sting in the tail. Now I am a great fan of her novels.

(昔はあの作家が好きではなかったのですが、ストーリーに驚くべき事実があることを知りました。今は彼女の作品の大ファンですね。)

a sting in the tail(驚くべき事実、辛辣な結末)はイギリスの略式表現です。「驚くべき事実」とは言え、どちらかと言えばあまり愉快でない結末が示唆されています。上記例文は「そうした辛辣さがあるからこそ、その作家のファンになった」という様子を描いています。

stingはハチなどの針や植物のとげを意味する名詞です。また、動詞としての用法もあり、ハチやサソリなどが「刺す」という意味になります。ただし、蚊やヘビの場合はbiteを使います。こうした違いも学習者向け英和辞典に詳しく出ていますので、ぜひ身近な単語ほど調べ直すことをお勧めします。

ところで1973年に公開された映画The Sting(ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンが主演)は邦題も「スティング」ですが、このstingは俗語で「高値をふっかける」という意味です。スコット・ジョプリンの曲The Entertainerで有名になった作品です。一方、イギリスのロックバンドThe Policeのボーカルを務めたStingの本名はGordon Matthew Thomas Sumner。若いころ、ハチを連想させる黒と黄色の上着を着ていたことからStingという名前が付いたのだそうです。


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プロフィール

柴原早苗

柴原 早苗さん
放送通訳者。獨協大学・順天堂大学非常勤講師。 上智大学卒業、ロンドン大学LSEにて修士号取得。 ロンドンのBBCワールド勤務を経て現在はCNNj、CBSイブニングニュースなどで放送通訳者として活躍中。 NHK「世界へ発信!ニュースで英語術」ウェブサイトの日本語訳・解説を担当。 ESAC(イーザック)英語学習アドバイザー資格制度マスター・アドバイザー。 通訳学校にて後進の指導にあたるほか、大学での英語学習アドバイザー経験も豊富。 著書に「通訳の仕事 始め方・稼ぎ方」(イカロス出版、2010年:共著)、「英検分野別ターゲット英検1級英作文問題」(旺文社、2014年:共著)。 「放送通訳者・柴原早苗のブログ」 http://sanaeshibahara.blog.
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