たまたま土曜日に大阪で友人に会う約束があり、ちょうど大阪のお客様より営業のお問合せをいただいたので、行ってきました。

午前中に都内で営業して、午後新幹線に飛び乗りました。余裕を持ってスケジュールを組んでいたので、約束の時間の30分前に到着してしまいました。

近くに時間を潰せるような喫茶店もなく、かといって30分も前にお伺いするのも失礼かと思い、ビルの前で待機していました。

そこに大阪のおばちゃんが二人やって来ました。

「ちょっと、お姉さん、ここらへんで○○ビルって知ってはる？」

「あ、あの私も東京から来たので、全然分からないんです」

「あんた、東京から来たって、こんなことろで何してるの？」

不思議そうな顔で、興味津々という感じで二人のおばちゃんに囲まれてしまい、つい私も正直にお答えしました。

「東京からここの会社に営業に来たんですが、早く着いてしまったので、ここで時間潰しているんです」

「へぇ、東京からわざわざご苦労やな〜この会社ってどんな会社なん？」

「あんた、どんな仕事してんの？」

「東京の人に場所聞いてもわからんわな？」

質問はなかなか終わりそうにありません。ちょうど私の立っているビルの横が警察だったので

「そちらが警察なので、そこでお伺いされたらどうでしょうか？」と言ったところ、

「いややわ。怒られるわ」

そう高らかに笑って、消えて行きました。

何だか大阪のおばちゃんパワーを垣間見た気がしました。