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海外の日本食事情

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

最近の海外での日本食ブームはすさまじく、
ヨーロッパでも相当な勢いで増えている。

 まだ私が20代前半の頃のヨーロッパでは、
ブルジョワが集まる素敵なお城で
お寿司の出前PARTYなどがあったりして、
本当に一部のお金持ちの間で、
舌が肥えている人が好んで食べた物だった。
しかし今や若い人にまで日本食は浸透している。

 日本食だけではなく、中華や他のアジア料理に関しても
いろいろな物がいろんな所で気軽に試せるようになっている。

 私が最近好きなのは、フランクフルト中央駅のアジアインビス。
出張途中でよくここを利用している。
アジア料理全般のスタンドで、持ち帰りも座って食べる事も
出来るが、量もたっぷりでお得。マックのセットと同じくらいの
価格で、でもお野菜モリモリ、暖かいご飯も一緒に食べれる。
私はいつもタイグリーンカレーを注文。

 ここのお寿司は巻物が多いんだけど、ご飯がべとっとしている
感じが見て分かり、お値段も高めなので、未経験。

 お寿司は海外でもきちんと
日本人の板前さんが握っている所が
やはり美味しい。ロンドンは恐ろしいくらいの
物価高で、きっと今頃はお寿司をつまんだり
なんては絶対にしていない・・・はず。

 だが、昔ロンドンでお客様について
日本食のランチに行った時に、
握りセットに小さいご飯が別に付いていて、
皆それに醤油をどぼ〜っと掛けて食べていたのには驚き。
ラーメン・チャーハンセットのチャーハンに
醤油をどぼ〜っとかける
感じなのかな・・・。

 外国人にとっては、醤油は完全にソースなんだと思う。
本来持っている料理の味を台無しにして、醤油をドバドバ
かけるドイツ人を(特に濃い味大好きな人やドイツでも田舎出身の人)よく見かける。うちの相方は日本生活が長いのでさすがにしないが、
ドイツに限らずヨーロッパ国内の日本料理屋さんで
この光景をよく見かける。「うまみ」と言う概念と言葉がドイツ・
ドイツ語にはない。

 巻き寿司セットとおコメは
持って行くので、このブログ記事がアップされる頃は
きっと地道に向こうの食べ物をミックスしながら
自炊ているかな。

 写真はある外資系航空会社のビジネスクラス日本食。
日系航空会社以外では、洋食を選択する事を強くお勧めする。

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記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

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