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気球ない。

ハイキャリア編集部

拝啓!通訳・翻訳者の皆様へ

視力検査の遠くの方にあるあの気球って
歩いてあとどのくらいで着くのかな?

最初はピントがぼやけてて、
ピントがばちっとあったっと思ったら
またぼやける。

ゴールが見えたと思って歩き出そうと思ったら、
また、ぼやけて、終わっちゃう。

僕はいつか気球に乗れるのかな。
予約とかしてないけど、乗せてくれるかな。
それともずっと乗れないのかな。

いつ見ても、遠くの方にポツンとある。
いつ見ても、まだ空には飛んでいない。

でも最近気づいた。

多分、あの気球、実はもう飛んでいる。
多分、あの気球、実はもうそこにはないような気がする。

なんか、星と同じような感じで、
実はあの気球と僕は数光年以上離れていて
だから、多分今見ているあの気球って、
1000年くらい前の気球なんじゃないかなって、
僕のシックスセンスがそう感じている。

僕は何を見させられているのかな。
僕はないものを見ているのかな。
どんなに目がよくたって、どんなにはっきり見えていたって
本当は、そこにはもうないんだよね…?

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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