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「思い」がすべての始まり

工藤浩美

工藤浩美の東へ西へ

京セラの稲盛名誉会長の話を聞く機会がありました。

京セラを起業したばかりの頃、仕事が忙しく余裕もなかった中、何とか時間を作って松下幸之助さんの講演会を聞きに行かれたそうです。そこで経営の神様は、松下のダム式経営に触れて「余裕のある経営が必要」という話をされたそうです。

その話を聞いた稲盛会長は「余裕のある経営をやれって言われたって、余裕がないから聴きにきている。どうやれば余裕のある経営ができるか、それを教えてくれなかったら、講演を聴きにきた意味がない」と質問されました。

その質問に神様は一言
「そりゃ、思わなあきまへんなぁ」と一言だけ答えらたそうです。

その答えを聞いて、余裕のある経営をやろう、余裕のある経営が必要なんだと強く「思う」こと、それがすべての始まりであって、それがすべての答えであって、すべての終わりなのだと気づかれたそうです。

まず思うことで、夢の実現に一歩近づける。
そして潜在能力に浸透するぐらい、強く思い続けること
そうすることで夢は達成できる。

こうなりたいと思うことが、何よりも大切なんだと教えられました。

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記事を書いた人

工藤浩美

白百合女子大学国文科卒業後、総合商社勤務。
その後通訳・翻訳エージェントに2社、合計11年間勤務。通訳コーディネーターとしてこれまでに数百件の通訳現場のサポートを行なう。 2001年7月に株式会社テンナイン・コミュニケーションを設立。趣味はシナリオ執筆。

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