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テンナイン通訳部紹介:苦労した案件

ハイキャリア編集部

ハイキャリア20周年企画!テンナイン紹介

日々通訳コーディネーターという仕事に向き合っていると、時には苦労する案件にぶつかることもあります。今回はそんな例を2つご紹介していきます。

■機材セットアップ

大規模な会議で通訳ブースなどの機材が必要な場合、テンナインでは機材会社と連携して案件を進めることもあります。この会議では同時進行で複数のプレゼンが行われるなど、機材のセットアップも少々複雑でした。通訳音声を送る送信機を全部で6台も使用したのです。幸いにもかなり早めにご依頼をいただいたため、当日までには半年ほど時間がありました。そこでお客様の希望や案件詳細を聞き、都度機材会社のエンジニアとやり取りをして問題点を一つずつ埋めていったのです。会議が行われる現場もエンジニアとともに下見を行い、音声チェックなどの確認を行いました。

当日も会場にお伺いしなにかトラブルがあった時のサポートに控えていたのですが、事前準備がしっかりと行えていたため大きなトラブルもなく会議は終了しました。6台も送信機があると通訳者も瞬時に判断できないためエンジニアの方に都度アナウンスしてもらうようにお願いしたり、通訳者さんにも会議に関して詳細に説明したりと細かい部分で苦労が沢山あった案件でした。

■PCR検査

コロナウイルスの流行とともに通訳環境も大きく変わりました。現地で対応する案件が減り、WEB会議での案件が大きく増えました。しかしながら、どうしても現場で会議を行いたいというご依頼は存在します。その際に求められることがあるのがPCR検査です。去年はまだ無症状だけれども念のためPCR検査を受けるというのが今よりは一般的ではなく、検査結果が出るのにも時間がかかりました。結果が出るのが予定日より2日遅れるということも。しかし会議の日程は待ってはくれません。万が一手配した通訳者が陽性だった時には代理の者をどうするのかといったことをお客様とひたすらやり取りしました。時には通訳者への検査キットの送付を忘れ間に合わないと慌てるお客様に、代替手段をご提案して何とか滞りなく検査結果が出るようにサポートしたことも。安全に会議を開催するためには必要不可欠なものである以上、コーディネーターもひやひやしたこのご時世ならではのエピソードです。

通訳や会議に直接かかわること以外でも通訳コーディネーターの仕事は多岐にわたります。例えば出張の案件であれば飛行機やホテルのお手配もすることもありますし、通訳者さんやお客様からの細かい要望に応えることもーディネーターの仕事の一部なのです。

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ハイキャリア編集部

テンナイン・コミュニケーション編集部です。
通訳、翻訳、英語教育に関する記事を幅広く発信していきます。

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