INTERPRETATION

第31回 Gut

木内裕也

Bazinga!

 Gutとは内臓のこと。しかし動詞では「内臓を取り除く」という意味でも使われます。例えば魚釣りをして、魚をさばくときの様子を想像するとわかるでしょう。腹部を切り開いて、思いっきり中にある内臓を取り除きます。それと同じイメージで、家のリフォームをする時などにもGutを動詞で使えます。例えば、トイレやお風呂場をリフォームしたいとします。壁紙を変えたり、シャワーヘッドを変えたりするだけではなく、場合によっては洗面台と交換するかもしれません。もしくは居間と客間の間にある壁を取り払って、より広い居住空間を作るかもしれません。そんな時には、思いっきり洗面台や壁を取り壊します。そんな様子が、Gutです。You need to gut it, if you want new sink and cupboards.「新しいシンクや収納が欲しければ、思いっきり取り壊さないといけないよ」という風に使えます。

 もちろんGutは名詞として、内臓の意味で使われることも良くあります。またGut feelingと言えば、頭で考えるのではなく、なんとなくの直感(Intuition)として感じることです。My gut feeling tells me that it is wrong.と言えば、なんとなくそれは違うと思う、という意味です。言葉や論理では説明しにくいけれど、「なんとなく」を意味します。「なんとなく怪しい」「なんとなく心配」「なんとなくうさんくさい」など、使う局面は色々あります。

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木内裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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