INTERPRETATION

第20回 Peg

木内裕也

Bazinga!

 今週の単語はPegです。簡単な単語ですが、ご存知ですか? 杭や釘のことを刺す単語で、特に木製のものを指します。例えば自分で組み立てる本棚などを買ってくると、小さな木製の木釘を使うことがあるでしょう。それらをPegと呼びます。しかしここでお話をしたいのは、「木釘を打つ」「木釘で留める」といったのとは別の動詞用法です。

 例えば友達に、I’ve got you pegged.と言われたら、どんな意味を想像しますか? もちろん、友人が皆さんに木釘を打ちつけたわけではありません。これは「見抜く」「想像する」「判断する」という意味です。帰宅するのが遅くなり、家で待っていた奥さんが「今日は遅かったね」と言うと、帰宅した夫が「いや、部下に飲みに行こうと誘われちゃって」という言いのはドラマの中だけかもしれませんが、その返答として「そんなとこだと思っていたよ」というのが、I’ve got you pegged.です。I’ve got you pegged wrong.であれば、想像と正反対だったと言うことです。

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木内裕也

フリーランス会議・放送通訳者。長野オリンピックでの語学ボランティア経験をきっかけに通訳者を目指す。大学2年次に同時通訳デビュー、卒業後はフリーランス会議・放送通訳者として活躍。上智大学にて通訳講座の教鞭を執った後、ミシガン州立大学(MSU)にて研究の傍らMSU学部レベルの授業を担当、2009年5月に博士号を取得。翻訳書籍に、「24時間全部幸福にしよう」、「今日を始める160の名言」、「組織を救うモティベイター・マネジメント」、「マイ・ドリーム- バラク・オバマ自伝」がある。アメリカサッカープロリーグ審判員、救急救命士資格保持。

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