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第41回 失敗の解釈を変えれば目標達成は確実に!

小熊弥生

世界衝撃TOEIC攻略法

皆様、こんにちは。

前回お知らせした「TOEIC これならスコアも英語実践力もすぐ、ドーンとアップ、でも楽しい!」も好評のうちに終了し、満足度99%を達成できました。

参加者の皆様、お越し下さってありがとうございました。

既に「きっかけ」をつかみ、行動をおこし、結果を出してらっしゃる方もいらっしゃるので、私も通訳の繁忙期ですが、無理をして開催して良かったと思っております。

そしてきっかけをつかんだ方にはまずは「おめでとう」とお伝えしますね。

さて、そんなきっかけをつかんで第一歩踏み出した後、全員の方が目標達成できるでしょうか?全員ペラペラになると思いますか?全員TOEICの目標点数にたどり着くでしょうか?

残念ながらそうとは言えないのです。

と聞くとがっかりしてしまうかもしれません。

でも、きっかけをつかんだ今、もし目標達成してる人としてない人の違いを知って正しい対策をたてるとしたら、目標達成までいけなかったとしても、挫折はせずに目標に近づくことはできそうではないですか?

もしこのブログでその違いを知ることができたら、嬉しくないですか?

まぁ、ここで「嬉しい」と言ってほしいわけなんですが…。(笑)

ということで!今回のブログはこのきっかけ後に目標達成するコツについてお話してきましょう。

ずばり目標を達成する前者と目標にたどり着けない後者の違いは、

失敗に対する解釈です。

皆さんは失敗でどう思っています?

分かりにくい質問でしたね。

ではこう質問したらどうですか?

やっと学んだ表現を使ったのに、相手の外国人はぽかーんとしていた。

全然通じなかった。

その時、あなたはこの状態をどう解釈しますか?

失敗した、もう英会話は向いてないから、やめよう。

会社が通訳つけてくれるからいいや。

せっかく覚えた表現は通じないから意味ないんだ。

こんな風に考える方は、「失敗」ととらえてしまっていることになります。

そしてこう解釈するタイプの方は残念ながら挫折型になってしまいます。

ではどう解釈したら勝利型になれるのでしょうか?

皆さんはどう思いますか?

あれ、何が通じない原因なんだろう。

相手がインド人だからインドだとこの表現は使われてないのかな?

逆にこの人はどういう表現だったら、通じるのかな?

あぁ、この表現の代わりにこっちの表現の方が分かりやすいんだな。それではそっちをこの人には使おう。

あれ、発音間違えてたかな?すぐ辞書で確認してみよう。

きっと言うのにあまりにも時間がかかって、ぶつ切りだったら相手もわからなかったのかな?もっと練習しよう。

こう解釈するタイプがまさに目標を達成していく勝利型なのです。

もし今の時点で挫折型だったとしても心配しないでください。

人間の脳がは虫類脳から発展してほ乳類脳になった事実から考えても、人間は元々は挫折型のようにマイナスに考えてしまう動物だからです。

これは爬虫類は、生き残るため、飴と比べて鞭から逃げる方により強く動機づけされ、そのためマイナス思考になりがちで、そのは虫類脳を引き継いでいる人間も従って、元来はマイナス思考になりがちという意味です。

でも、このブログを読んでくださってる皆様は今から解釈を変えられれば、すぐに勝利型に変貌していくことができるのです。

なぜなら、根本的な両者の違いは「解釈」だけだからです。

前述のような一見失敗と思われる事象は実は成功に一歩近づいている証拠なのです。

さぁ、一歩下がって俯瞰的に考えてみてください。

もし学んだ表現を使ってなかったとしたら、自分の問題に気づけなかったと思いませんか?

発音が間違ってることも、相手にとってより分かりやすい表現があることも、気づけなかったとしたら、それは目標に近づけないということですよね?

The first step in solving any problem is recognizing there is one.

という表現があります。

問題を認識することが解決の第一歩であるという表現です。

ところが、問題に気づく恥ずかしさや悔しさなど痛みの感情が伴うことで失敗と直感的には解釈しがちなのです。

だからこそ皆さん自己催眠をかけてください。

というよりは、正確に現状を見つめて、その問題の気づきが目標達成に一歩気づいていることを腑に落としてください。

良薬口に苦しとはよく言ったものです。

では少し練習してみましょう!

下記の状況が起きたと想定しましょう。

どう、勝利型に体質改善するために解釈しなおしたら良いでしょうか?

「会議の進行が早すぎて全くついていけず、発言さえできなかった。」

→ついていけるようにするにはどうしたらいいかな?事前の資料を取り寄せて、人一倍資料を読み込んで、根回ししてみよう。

「TOEIC頑張ったにも関わらず、点数が逆に落ちていた。」

→なぜ落ちたのかな?正解、不正解の理由を分析せずにただ問題をこなしただけだったからなのか?今度は分析をもっと綿密にしてみよう。

言われたとおりの時間だけ聞き流したのに全然聞き取れなかった。

→ちょっと難しすぎたかな?少し聞き取れるスピードに変えてみようか?それとも内容に興味がなさすぎたのかな?スピードが遅いものと興味があるものをそれぞれ聞き流ししてみて、どちらが効果的か実験してみよう。

さぁ、なんとなく勝利型になるための「失敗の解釈の変え方」わかりましたか?

失敗は学習のチャンス!

どんどん失敗して目標を達成していきましょう!

今回は失敗の解釈を変えることで挫折型人間から勝利型人間に体質改善することについてお話してきました。

次回もお楽しみに。

Written by

記事を書いた人

小熊弥生

同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。

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