すこしふしぎな世界
先日、神奈川県川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。
2011年9月3日(9/3はドラえもんの誕生日)に設立した施設ですが、人生で2回目の来訪です。
藤子・F・不二雄さんが結婚後、お亡くなりになるまで川崎市に住んでいた為にこの場所につくられたとのことです。
私は幼いころからドラえもんが大好きで、かつ川崎で生まれ育ったものですから、なんだか嬉しいものです。
ミュージアム内には、藤子・F・不二雄さんが生み出してきた作品の紹介や原画の展示、またキャラクターのオブジェやミニシアターなど、大人も子供も楽しめる工夫が盛りだくさんです!
なかでも今回私は、館内の細かな演出に非常にわくわくしたので、ぜひいくつか紹介させてください…。
まず、お手洗い入り口のマークです。(笑)
のび太くんとしずかちゃんになっています!これだけでも可愛いのですが、もう少し奥に進むと…
こんなマークに変わっているのです…!ぎりぎりの状態ですね。芸が細かい。
また、このミュージアムはいくつかの側面が緑に囲まれているのですが、茂みの中をのぞいてみると隠れキャラがいたりします。
「ウマタケ」というドラえもんの道具で、木々にしれっと紛れていました。(↓漫画の1コマ)
またかなり見づらいのですが、映画にもなったあるキャラクターも隠れていました!見つけてみてください。
様々な角度から楽しませてくれるミュージアムに終始わくわくでした。
さいごに、このブログのタイトルにした「すこしふしぎな世界」についてですが
藤子・F・不二雄さんは「ドラえもん」「パーマン」「オバケのQ太郎」などのシリーズもの以外にも、「SF短編」というものをいくつも描かれていたそうです。
一般的にSFというと「Science Fiction」の略ですが、藤子・F・不二雄さんは「す(S)こしふ(F)しぎな世界」と提唱したそうです。
“日常からはみ出した空想力あふれる物語”を指すということで、このSF短編なる作品は私はまだ読んだことがないものの、私が好きなドラえもんの世界にも大いに通ずるなと感じました。
例えばドラえもんの世界でも、日常の中で「ちょっとこうできたらいいなあ」という願いを叶えてくれたり
また机の引き出しがタイムマシンになっていたり、畳の下が宇宙につながったり…と、いつもの何気ない日常と、夢や冒険を紙一重に描いてくれるのです。
“日常から「はみ出した」”という言葉がぴったりですよね。
もちろんドラえもんのフォルムや愛らしさが大好きなのですが、大学時代は文学を専攻していたこともあり、こういうことを考えるのも楽しいです。(笑)
長々と書いてしまいましたが、作者の思いなどを知ることで、あらためて知る・感じることがあるなあと思いました。
ドラえもんが生まれるまであと約87年…!生きていたい…!
みなさんも是非、藤子・F・不二雄ミュージアムに遊びに行ってみてくださいね。