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世界衝撃TOEIC攻略法

第9回 絵を書くように話す!冠詞は数と特定か否かを意識!

 前回は文法の続きで、日本人が苦手と言われている前置詞をパターンという観点から絵を活用して、勉強する方法についてお話しました。

 今回は、もう一つ日本人にはなじみにくい、冠詞の勉強についてお話していきたいと思います。

 冠詞には、「定冠詞」と「不定冠詞」と「無冠詞」の三種類があります。
「定冠詞」と「不定冠詞」の"the"、"a"という非常に短い単語についてだけでも、100ものルールを記述した本もあり、ネーティブ並みにマスターするには、なかなか手ごわいと思われるかもしれません。

 私自身も最初はなんとなくカッコよく聞こえる気がしてなんにでも"the"をつけてしまったり、"a"を要らないところに入れてしまったり、ネーティブの方に私が書いた文書を添削してもらうと真っ赤になっていたのが、この冠詞の部分でした。

 しかし幸い、TOEICでは"a"や"the"は選択肢を見てどれが正しいかを判別できるだけのレベルしか要求されません。

 仕事やプライベートの会話でも最初は間違っていたとしても、大意が伝われば十分ということも多いですし、その後に複数回意図を確認しながらコミュニケーションを行うというので十分でしょう。

 ですから、はじから100ものルールを覚えようとするのではなくて、まずは「特定のものは指さないが1個のもの」は"a"、話している人が共通に認識している「ある特定のもの」は"the"というところを抑えることが重要です。

 そこで、このブログではまずは"a", "the"が英語においてどんな存在なのか、どういう意味を表現する時に、どう使われるのか、という点に焦点を当てて、お話していきたいと思います。

 まず、このような"a", "the"を理解する上で、理解すべき日本語と英語の根本的な違いがあります。

 それは数に対する感覚です。

 日本語であれば、

 「テーブルの上にリンゴがあります。」

 この文ではリンゴが一つなのか、それとも複数あるのかは、分からないですよね。
日本では意識しない数を、常に意識して伝えるのが英語の感覚なのです。

 ですから、通訳をする時でも一つなのか、複数なのかということを話者に確認し、実際の現場であれば、数を目で見て、確認して伝える必要があるのです。

"There is an apple on the table."

「そのテーブルの上に一つリンゴがあります。」

 という状況を説明しているわけですが、もし

「母から送ってきてもらったリンゴです。」

 という補足説明をするのであれば、どれでもいいリンゴというのではなくて特定のリンゴですから、"a "は"the"に変わります。

"My mother sent the apple to me."

 そして数えられない名詞もありますよね。例えば、水は数えられません。

 その場合は、a は不要になりますが、aがつく場合もあります。どんな状況でよう?
レストランに言って、「水一つください」という言う時など、a waterになりえるのです。
もちろん、a glass of waterと厳密には水グラス一杯くださいというのが正しいのですが。

 厳密なルールが、駅名や楽器、月や太陽、theがつくなど多数ありますが、まずは一つしかなくて、強調したい時にtheであると考えればよいでしょう。

 英語で話す時というのは前置詞の覚え方でも理解いただいたと思うのですが、絵で表現しやすいのです。別の言い方をすれば、絵を描いくようにして場面に何がいくつ、どこに、いくつあるのかを意識して話していくと、コミュニケーションが取り易いということです。

 もう一点冠詞からは少し離れますが、数を意識すると言う点で重要なことがあります。

 それは主語と述語の一致です。
TOEICで頻出する問題で、かつ英語表現としても良く使われるone of XXは複数あるXXのうちの一つという意味です。

 書いている時は、XXを複数形のSをつけるのは忘れないようにする必要があるだけでなく、主語はあくまでoneですから、単数形ですから動詞も単数形です。

 このようにEither A or Bやboth A and Bなど主語に複数の言葉が入っている場合、動詞が単数形になるか、複数形になるかを考えないといけないと思うと、とても複雑に感じるかもしれませんが、それも意味を考えて、AかBのどちらか一つなので単数、AもBも両方なので複数ととらえれば良いのです。

 そうはいっても、日本語では主語が単数か複数かによって動詞が変わることもありませんから、この主語と動詞の数の一致も、日本人には意識をしないと忘れがちなところですね。

 しかし、文法の正しさばかりを気にして、仕事のメールで時間がかかりすぎるもの、あまりよろしくありません。もっと大切なのは、会話のタイミングです。仕事では特に、会議中の発言がなければ、合意したと解釈されてしまう可能性もあります。ですから、その際は、まず発言してみて、その後、補足していくよう、会話のリズムに乗りながら、自分の英語力を育てていくという方法が重要です。

 私たち日本人が、間違えなしに、上達はすることはないからです。

英語では数と特定するか否かを意識する、けれども、まずはどんどん使って間違えて行きながら上達していきましょう。

 少し冠詞の話からはずれましたが、次回はスピーキングの上達のコツをお話していきたいと思います。お楽しみに。


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プロフィール

小熊弥生

小熊 弥生さん
同時通訳者。ビジネスシーンを中心に活躍し、数百億円規模の商談に多数関わってきた。アンソニー・ロビンズ(世界的ベストセラー作家)やノーベル物理学賞受賞者の来日講演、F1ドライバー(ヤルノ・トゥルーリー)の取材、アメリカ最大のプロレス団体WWEの来日記者会見など、数々のイベントでも通訳をつとめる。 短大入学時点では、英語力は平均以下だった(英検四級、TOEIC280点)。それが独自の勉強法を駆使した結果、3年後には通訳デビューを果たす。フジテレビ番組『世界衝撃映像社』に、「通訳」としてレギュラー出演。
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